今の家に住む前は巣鴨に住んでいた。
その巣鴨を後にする時に書き残した文章が、下書きのまま残してあった。
さて、あと1、2ヶ月で後にするであろう、阿佐ヶ谷と言う町を出る時は何を考え、感じているのだろう。
今までの一人暮らしで飛び抜けて一番好きな町が阿佐ヶ谷。
この町に出会えたのも、それまで住んでいた場所を後にしたから。
この町を後にする寂しさと、今だ見ぬ世界にワクワクしつつ。
その時は、また。
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この家に住んで2年弱。
今思えば、いくつもの思い出が僕の意識をかすめていく。
楽しかった時、ぐだぐだ過ごした休みの日、悲しかった時、辛すぎてどうしていいかわからなく一人で悶えた時、休みの日に起きたら澄み切った青空だった日、友達と語り合い飲んだ日、一人夜空を見上げた日、満月をタダひたすら写真におさめた日。
そんな家ともお別かれだ。なんか突然去っていく感もある。
自分でも驚くようなこの引越しだ。
人が居を構えるということ、人がそこで生活するということは、あまりにも多くのことが刻まれすぎているのかもしれない。
今回の引越しは5回目になる。
この回数を改めてみると、驚きだ。
岐阜で18年間過ごし、大学と同時に横浜に住んだ2年間。
友達と会社を始めてその作業スペースとしても使った西日暮里の2年間。
そして、会社に便利だからと住み始めた巣鴨には偶然にも同期が住んでいた。そんな2年間。
今までは、合理的な理由で住む場所を決めてきた。
借りる部屋も合理的に決めてきた。
だが、今回の阿佐ヶ谷への引越しは全く異なる。
自分が住みたいと思った町に住む。初めてのことだ。
会社へも遠くなる。
でも、阿佐ヶ谷と言う町とそこに住む人に惹かれたのだ。
巣鴨から飛び出すように出て、吸い込まれるように阿佐ヶ谷に住む。
巣鴨にさようならと告げる前日、片付けに終われる日。
12月14日の夜はふたご座流星群のピークを迎える。
今も星は流れていく。
そして、僕がどこに住んだとしても、この星は輝き続ける。
さようなら。
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「家」って漢字からも分かる様に、本当に「家族」のようなもんだなと思う。
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teratownさん、こんばんは。
こんどはどこに行くんだっけ?
前に聞いたことがあったと思うのだけど…。
西日暮里にいたとき、会社をやっていたんだね。
どんな会社をやっていたの?
ぼくも大学を出てすぐにアトム商事という会社を友人とつくって
漬け物販売をメインに“何でも屋”をやっていたよー。
面白かったけど、才能のないことがわかったのでやめちゃったけどね。
momomo さん
5月ぐらいに仙台に引っ越す予定です。
9年間住んだ東京から離れることになりました。
漬け物販売は面白いですね!
実際に作られていたんですか?