新しい場所、アウェイ感の大阪

アジアの裏路地を好んで歩いた。汚いと言われるような国や場所をよく旅した。別に何も気にならなかったし、むしろインドに行った時に、ホッとした。この国では、細かいことを気にしなくていいので、気楽に過ごせていいなと。未だにドミトリーとかゲストハウスに泊まるし、全然気にならない方だと思っていた。

しかし、仕事で大阪に行った。京都や神戸は何度か行っているが、大阪は小さいころを除くと殆ど行ったたことがない。多分25年ぶりとかそういうレベル。と、アウェイ感を感じたのだ。なんだか、洗練さというか品というかそういった観点での違いを感じた。偶然行ったエリアがそうだったのかもしれないが。

ふと、以前北千住に住んだ時も同じようにアウェイ感を感じた。学生の頃に似たようなエリアに住んだ時は全く感じなかったのに、そんなことを感じるようになっていた。いつの間にか。最近は世田谷に住んでいて、ちょっと感覚が変わってしまったのかもしれない。自分の中の水準が変わったのかもしれない。発展途上国と呼ばれる国に行く頻度もへり、ヨーロッパなど先進国のきれいな国に行くことも多くなった。そうしている間に、感覚が変わったのだろうか。

いつの間にか、新しい場所に対応しなくなっていた。もっと、いろいろな街に行こう。そう思った。品があるとかないとかにかかわらず、雑多な世界を見よう。多様な世界を見よう。どちらも世の中には存在し続けて、その両方を行き来するのというのが自分のポリシーなので。

でも、若いうちにいろいろなヘビーな海外などに行っておいてよかった。そういった地域はどんどん世界から減っていく。そういう意味と、やはり自分のマインドや体力ともに落ちるという現実はあるから。その後からでも行けるアメリカやニュージーランドなどを取っておいてよかったなーとつくづく思ったりもする。

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