月別アーカイブ: 2014年10月

ハセツネ7年間の変化

体育の日がくると、大人の運動会を思い出す。

4回走っていて、2回応援に行っている。

ハセツネ

初めてのトレランレースもこのハセツネだから、大会運営に問題がありつつもw、思い出深い。

そんなハセツネ、台風で中止かと噂されたけど、結局開催するらしい。

まあ、今年は走ることもないし、応援に行く予定もないのだが、ウェブでは盛り上がっているので、過去を思い出した。

2008年
順位:1262位

第1関門:5時間29分54秒(22.66km 浅間峠)
第2関門:11時間0分9秒(42.09km 月夜見山第2駐車場)
第3関門:17時間43分57秒(58.00km 御岳山長尾平)
ゴール:20時間16分45秒

2009年
順位:817位

第1関門:4時間41分1秒(22.66km 浅間峠)
第2関門:9時間16分18秒(42.09km 月夜見山第2駐車場)
第3関門:14時間10分37秒(58.00km 御岳山長尾
ゴール:16時間36分49秒(ネット)

2011年
総合順位:256位
男子総合:238位

第1関門:3時間39分23秒
第2関門:7時間23分25秒
第3関門:10時間43分22秒
ゴール:12時間18分24秒

2012年
順位 254位
第1関門 3時間37分30秒 348位
第2関門 7時間11分36秒 291位
第3関門 10時間17分53秒 252位
ゴール 11時間55分24秒 254位

なぜ走るのかというテーマは、あまりにも大きく抽象的なテーマだ。
けれども、なぜ生きるのか、なぜ食べるのかといった類いのテーマとは似て非なる問いだと思う。

なぜなら、走らなくても死なないからだ。
生きるために走るのではなく、生きることにプラスアルファの楽しみを付け加えるために走っているのだから。

振り返ってレース中の写真を見ると、表情が異なる。
それぞれの時の楽しみがあった。

送信者 記録

仕事相手に気が合わない人が多い理由

仕事相手に気が合わない人が多いから、ムカつくとか、精神的に疲れるとか、やってらんないとか、そんなことを考える人が多い時代のよう。だけど、個人的にはそりゃそうじゃんと思ってる。金を儲けるということは、気が合わない人=能力や性格の異なる人と補完し合って価値を生み出すことに近しいから。

自給自足をしている人を除いて、都市社会で生きる人は何らかの手段でお金というものを手に入れる必要がある。すると、何かの仕事をして、価値を生み出す必要があるのだ。金の授受が発生するためには、相手が知らないことや、相手が持っていない能力を提供することからお金が儲かりる。正確にはお金が移動する。同じ能力を持っている人同士では、価値を提供できないので、お金が移動しない。だから、儲からない。

一般的に人間は同じ趣味や価値観の人と仲がいい。話しが合うから。デザイナーはデザインことに詳しく、好きなデザインについて話しているときは面白いんだと思う。でも、デザイナー同士ではお金が移動しない。ロゴなり、チラシなり、ウェブなりをデザインしたいけどできないという人がいないと仕事にならない。この人たちはデザインができないため、デザインの知識が少ない人が多い。するとデザイナーとこの人の間で知識不足などから、デザイナーにとっては基本的な単語でも説明する必要が発生し、コミュニケーションがめんどくさく感じることがある。すると、相手に対して好印象は抱きにくい。そんなことの積み重ねで、仕事相手とは気が合わないと思う場合が多々ある気がする。

最初にかいたように、金を儲けるということは、気が合わない人と仕事をすることなんだと思うのです。僕の中では当たり前のことだったので、気があわない人がいてもそりゃそうさ。世の中十人十色だなーなんて思いながら楽しんでいた。そもそも、いろんな人がいるから、お金は回るんだと思っていたのだけれど、一般的にはそういった認識がなさそうだったので、書き残しておく。

もちろん、仕事相手でも気が合う人はたくさんいるし、そういう人と仕事をするのは面白い。気が会う人同士でも、結果がでることもたくさんある。でも、それはあくまでラッキーなんだと思えば、さらに幸せになるはず。

送信者 ドロップ ボックス

Once a team , Always a team

何かを共にした仲間は、ずっと仲間。

時をへても、毎日会ってるかのように、すぐにうちとける。

価値観というか、発想というか、物事の捉え方、そのベースになるスタンス。

これらを分かり合える、分かち合える。

10年ちょっと前に、自分の中でピンときて、たぶん自分じゃなくてお互いに。

一緒にいろいろやっていた。

あのスピード感とか、できないことはなく、どんな方法/手段でもとれば、なんとかなるということを学んだこと。

やっぱりいい時間だったと思うし、ビジネスマンとしてのベースができた日々だったと、振り返ると思う。

人生を振り返ると、脳がピンと反応して、唐突に取り組んだこと、会社をやったことも、芸大も、旅もだけど、そういったことが自分という人生を作り上げてくれた気がする。

Once a team , Always a team

送信者 とんちゃん定例in沖縄

1つ物を持つと、そのためにさらに物を持たないといけない

エントロピーの増大じゃないけれど、1つ物を持つと、そのためにさらに物を持たないと行けない、そうして増えて行く。

別にミニマムなものが全てだと思わないけれど、よりシンプルである方が気楽だなと思う。

大学生時代に物質的にも精神的にもミガルでいたいという境地にいたってから、特に。

例えば、雨が降っていてそんなことを考えていたのだが、傘というものだ。これめんどくさい。持ち運ぶのもだし、傘をさすのもめんどくさい。

で、なんで傘をさすかと言えば、服が濡れるから。なんで濡れたくないかというと、濡れた状態だと乾かない。乾かないと体が冷えるし不快である。なんで濡れた状態が続くかと言えば、繊維の服を着ていて、そこに水がしみるから。

そうしたら、服を着なければ、すぐに水ははじく。プールや風呂の後にタオルだ拭けばすぐに乾く。服を着てなければ、傘もいらない。そう、逆に言えば服を着ているから傘がいる。

ってのは、冬とか服を着なければ寒くて風をひくし、法律的に服を着ていなければ捕まるから、たとえ話なのだが。

なにかを持つと、そのために別のものを持たないといけないという例。

じゃあ、物は少ない方がいいよね。

身軽がいいよね。

これって、物においてもだし、精神においてもそう。嘘を嘘で塗り固めるってのもそう。

何事もシンプルに、素のままで、物質的にも、精神的にもミガルでいることって、いいなと思う次第であります。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

もちろん、いろいろ抱え込まないと味わえない感情とか装備がなければ楽しめない自然の世界とかもあるのは知りつつですが。

20年ぶりの鳥取へ~砂丘とたみと投入堂と民泊マラソン~

全国民泊マラソン

その名の通り、民泊、一般家庭にお邪魔して泊まらせていただくのとマラソンがセットのイベント

7月ぐらいにチャリで荒川沿いを100キロぐらいセカマスさんと走った時に、ヒロさんが企画した大会だから行かないと誘われた。ちょっと遠いし、どうしようかと迷っていたら、ヒロさんの突然の訃報を聞き、驚きとともに導かれるように行こうと思った。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

せっかく鳥取まで行くんだったら、ついでに出かけようということで、鳥取芸住祭や鳥取砂丘などをターゲットにした。そういえば、岡山が近いと思って、岡山の友達に連絡したら、いい宿があるよで「たみ」を紹介してくれた。ここは「おしょくじ」というおみくじ式のお店紹介ツールを始めた三宅さんが移住してはじめたゲストハウス兼カフェ。面白そうな感じがしたので、泊まることにした。そしたら、岡山から友達も来てくれることに。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

ということで、金曜日の昼の飛行機で羽田から成田までひとっ飛び。1時間ちょっとで到着するから早いもんだ。鳥取空港から、鳥取駅経由で鳥取砂丘へ。たしか小学生の時に来た以来だから20年ぶりぐらいだろうか。まずは砂の美術館。ここ昔はなかった気がする。砂だけで、これだけ大きなオブジェを作るとは、圧巻だ。よく崩さずに作るなー、と。ひたすら感心する。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

それから、砂丘へ。昔もあったリフトは健在で、これでしか砂丘の中に入れないと思っていたけれど、道路の脇から普通に入れた。最近、砂漠に行っていないので、久しぶりに砂に囲まれた世界に。風紋はいつみても美しい。風が作り出す一瞬の美。裸足になりたくて、素足で砂丘を歩く。ああ、やっぱり裸足が心地よい。自分の足で大地をしっかりと踏みしめること。訪れた場所とつながる感覚。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

バスで鳥取駅まで行き、松崎駅へと向かう。松崎駅の近くには東郷湖があり、うわさの「たみ」がある。「たみ」に着くと、岡山からのんちゃんがすでに到着していた。そして、三宅さんを紹介してくれた。高性能なカメラが付いたスマホが当たり前の時代に、室内は撮影禁止。そんなコンセプトというか主義主張がいい。ひとしきり話して、近くの旅館の露天風呂へ。旅館の食事中に行くと、誰もいなくてゆっくりできるということで。たしかに、誰もいない広い露天風呂をたった500円で独り占め。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

たみに戻って、夕食を食べながらビールやどぶろくを飲んで、いろいろと話す。多分2、3年ぶりなんだけど、全くそんな気がしない、友達ってのはいいな。時間を越えられる。だから、時間を意識しなくていい。岡山のこと、東京のこと、仕事のこと、この町のこと、共通の友達のこと、いろいろ話す。たみを中心にして、人が集まり、交流が始まっている。移住者も旅人も地元の人も。人が集まり、新たなものが生まれ、町が活気づいて行く。この町も、その大きな渦が巻き起ころうとしている、そんな感じがした。地域は面白いな。いつのまにか、眠くなってドミトリーでおやすみ。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

翌朝も晴れ。東郷湖の周りを散歩する。ああ、水はいい。おちつく。海でも、川でも、湖でも、滝でも。水は清々しい。朝の散歩をして、心地よくなったところで、たみのカフェでお茶と朝食。うん、いい時間。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

投入堂がすぐ近くということで、連れて行ってもらうことに。正式には三徳山三佛寺の投入堂。断崖絶壁に作られたお堂ということで、ずっと気になって行きたかったので、ラッキー。実は、三朝温泉もすぐ近くということで、以前(20年前)もこの近くに来ていたんだと知る。投入堂への道は軽い登山なので、サンダルNGということで、わらじを買えばOKというので、雰囲気でるのでわらじでGO。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

そんなに険しいところもなく、30分ぐらいで投入堂に到着。小高い山なので、見晴らしはそこそこ良かった。が、投入堂の中に入れると思い込んでいたのに、実は少し離れたところから見て終わり。。。ショック。期待していたばっかりに、残念すぎた。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

智頭町に移動して民泊マラソンに行くために、いったん「たみ」に戻り、お礼を伝えて松崎駅から鳥取駅経由で智頭駅へ。駅に降り立つと、事務局の方がいて、車で受付の小学校へ。友達はまだ来ていないようだったので、受付だけして町を散歩。ぐるっと歩いて駅に着いたら、友達がドドーッと到着。みんなで話したり、していたら開会イベント、そして完走祈願に杉神社へお祈りへ。それから、各家庭にお邪魔する。なんだか、鳥取の田舎にいるのに、これだけ友達がいると不思議な感覚。100人の定員に対して関東から55%、神戸からもたくさん。ということで、1/3以上は友達だった。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

ご家庭に行く前に、恋山形駅という、まっピンクな駅へ。なかなか衝撃的。ここまで振り切れば観光資源になるんだなと、勉強になった。今回は綾木さんのお宅にお邪魔することに。2年前にUターンで戻ってきたのだとか。一緒に泊まる5人の中にも友達2人がいて、おいしい食事をいただきながら、わいわいガヤガヤ。最近のお決まりで、すぐに眠たくなって、おやすみ。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

翌朝は、自然に目が覚めた。食事をたっぷりいただき、着替えてスタートの小学校へ。この町の小学校はどこも素敵な作りだ。木をふんだんに使っていて、かっこいいのだ。ぞろぞろとみんなが集まってきた。さーて、久しぶりにロード31キロ。なんと、急遽杉神社へのルートが1キロ追加されたとか笑

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

天気もよく、ゆるりとスタート。みんな、のんびりとジョギング気分。が、しょっぱなの上り坂。ここはかなりヘビーだった。ずっとのぼりだった。いちおう歩かずに、ゆっくりと走った。そこからは、下りとほぼフラットなロードが続く。のどかな田園風景。そして、エイドでは地元の方が柿の葉すしやなめこ汁などを振るまってくれる。暑かったので、かき氷がうまかった。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

後半はだれてきて、少し歩いたり。友達とすれ違うコースだったので、ハイタッチしながら会話できたのがよかった。そして、町中では智頭町の方々が応援してくれる。これは、ありがたい。どこから来たのー?なんて、会話が何度となく。いい町だな。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

3時間30分ぐらいでゴール。20番ぐらいだったのかな?ゴールしてから、モモンガの湯で汗を流し、ゴール会場で友達とビールを飲み、ピザを食べ、いろいろな話をした。友達も楽しそうにぞくぞくとゴール。ゴールの山形小学校、トイレに行ってみたら、廊下が圧巻だった。久しぶりに建物の中に入って、心が震えた。長く続く木の廊下。そこに、日が差し込む。なんとも美しく、力強い建物。ここに泊まりたいなと思った。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

閉会式では、抽選会でいろいろな物が当たったが、俺は何も当たらず。最後に町長さんとセカマスさんが話しをした。二人ともいい話だった。そして、二人とも人間として素敵で魅力的だなと感じる時間だった。そのまま帰ろうと思ったが、翌日は昼から熱海で仕事の泊まり合宿だったので、朝に智頭を出ても間にあうので、セカマスさんと鈴木社長と3人で民泊することに。今日は加藤さん宅。民泊マラソンの話をしたり、地元の話を聞きながら、夜はふけていった。なんだか自分の家のようにリラックスできる時間。そんな、おもてなし。

送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ
送信者 民泊マラソン・鳥取砂丘・投入堂・たみ

翌朝は智頭駅から岡山経由で熱海まで。20年ぶりの鳥取は、さまざまな出会いと人の暖かさにふれる時間だった。みなさん、ありがとうございました。