月別アーカイブ: 2014年11月

同時に2曲を聴く

なんだか、心地よい。

TED×音楽

英語のスピーチを聴きながら音楽を聴いていると、英語に耳が慣れるし、英語だけじゃないから英語の内容に一生懸命集中しなくてもよくてBGMっぽくなる。

音楽×音楽

具体的には、同じ歌手の異なる歌を2曲同時にPCで流す。

同じ曲を同時に2曲流す。でも、スタートをずらして流す。

なんか、カオスなんだけど、音に深みが出るというか、脳が活性化される感じ。同じ歌手とか似た感じの歌手だと重なり方が違和感なくていい。

そもそも、BGMだったら、歌詞を聞いているわけでもないし、その重なり合った感じが面白い。

これって、DJとかの人がやっていることなのか?ちょっと、その辺が分からないけれど。

昔から聞いていていいなと思ってたけど、名前も知らなかった歌があった。調べたらSpangle call Lilli lineという歌手。音楽を重ねるのがマッチしている曲が多い。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

電車で1本、鳴虫山へ

家から一本で行けるシリーズ。
かつ駅からもダイレクトに山へ入れる場所。

東武鉄道で日光まで乗り換えなしで1本。
東武日光駅から鳴虫山へ。

世界遺産の日光東照宮があるので、電車の中は外国人比率が高かった。
晴れていたけど、外国人観光客がこんなにも多いのにびっくり。
10年ぐらい前に日光東照宮に行った時はこんなにいなかったし、訪日外国人が最大になったとかニュースもあったし、そうなんだろう。

送信者 sports

ちなみに、調べてみたら2004年ぐらいに613万人、2013年は1036万人だった。今年はさらに多いだろうから2倍近くになっている。これは、増えたなという感覚が数字でも証明された感じ。

まあ、それはいいとして、2時間ぐらいで到着。先日の奄美大島への飛行機代と変わらない1300円ぐらい笑。乗り換えなしで行けるのは便利だ。観光客の視線をくぐり抜け駅から少し走って、鳴虫山の登山口へ。日光東照宮方面へ行き、左の道にそれると看板が出ていて、そこから登山口に入れる。

送信者 sports

とっても静かな山だった。紅葉の時季は終わり枯れ葉が地面を埋め尽くしていた。久しぶりの山で登りがきつかったが、天気もよかったので、気持ちよかった。ただ、この山は木の根っこが地表に出ていて、走りづらい。トレランには向いていなかった。これも行ってみないと分からないからしかたない。

送信者 sports

そして、展望も良いとは言えない。近くの山が見えるところもあるが、木々が邪魔で見晴らしがいいとまでは。。。鳴虫山の頂上を踏んで、さくっと下山。下山すると、ものすごい勢いの水が流れる川があった。そして、透き通る青さ。小さなダムみたいにせき止めているのだろうか。その先には、冬支度をしたお地蔵さまが並んでいた。

送信者 sports
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送信者 sports
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せっかくなので、日光東照宮と二荒山神社によってみた。とんでもない数の人、人、人。神社の中は紅葉がまだきれいな時期で老若男女問わず多くの人が見にきていた。なぜか俺だけ走る服装で浮いていたが。また走って駅まで行って、さくっと北千住に。夕方になると混雑しそうだったので早めに帰ったのが正解で、席に座れてラッキー。

送信者 sports
送信者 sports

この山にトレランはもう行かなそうだけど、北関東でいいトレランエリアを見つけたいな。

20年先を見て、今の決断をする

少し前に、Soft Bank 2015年3月期 第2四半期 決算説明会の動画を見た。孫さんが1時間30分ぐらい話していた。自社の主要事業の紹介というよりは、社会がどうなるかっていう話しと、そのためにソフトバンクはどんな方針で経営していくか。そんなことが記憶に残っている。

やはり、孫さんの話しは面白い、それは世界をどう捉えていて、どんな方針でやっていくかが明確だからだろう。そして、昔からずっと、社会の目線とか関係なく、世界はこうなると考えているから、自分はこの方針でやる。と言ってきたことを、実践して、結果を出してきたという裏付けがあるからだろう。

アリババに投資した2000年に中国に注目し、投資をした。そして、今年NYSEで最大の上場となった。そんな今は、インドに注目しているという。そこで、一気に有望な企業に資本をいれている。

一貫していたのは、20年先を見て、今の決断をすることの重要性。未来をふまえた上で、どう今どうするか。誰も分からない未来に対して、大筋の世界を思い描き、信念を持ち、そこにアクセルを踏む。

孫さんクラスでないにしても、20年先を考えて、今の決断をするって、非常に大切だと思う。

大きなトレンドとしてどんな世界になるか、そりゃあ人工知能AIの発達×ロボットの発達が起こって単純作業もホワイトカラーの仕事もかなり代替されて人は他の仕事を求められるだろうし、医療の発達で長生きするし、インド、中国が発展を成し遂げて圧倒的なプレゼンスを発揮すると同時に日本は凋落するだろう、ウェアラブルデバイスの発達でだいたいのことは完結する、それはパーソナライズされていて、かつキャッシュレスな社会。どんどん差の拡大は起きて、自分でなんでも使いこなせる人、自分で少しの改善を施せる人とそうでない人の違いは決定的で下克上はさらに厳しくなる。だからこそ、犯罪は増えるかもしれないし、1票の権利とかが変わるかもしれないし、選挙とか政治も様相が変わっていくだろう。そんな世界だと息苦しさを感じ人はリアルの重要性、動かないものへの拠り所、依存も出てくると思う。

まあ、ちょっと思いつきで書いただけなんだけど、こういうのをデータと直感で読み解き、20年先をイメージした上で今、自分がどんな行動をとるかってことが大切なんだよなと。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

つかのまの奄美大島・加計呂麻島

きっかけは、とにかく安かったから。
AirAsiaJapanがバニラエアに代わったLCC。

東京の東側は成田に近いのが便利なので、キャンペーン情報をちょくちょく見るようになった。
そこでバニラエアのメルマガを見ていたら、成田-奄美大島1480円。すぐに売り切れているだろうと思ってたら、残ってる。これは買わないと損。ということで、往復で3,760円(手数料込み)という飲み会よりも安い値段で奄美大島に行けてしまうからびっくりだ。

最近は、LCCの方が新幹線なんかより圧倒的に安いから国内の移動も飛行機になる。Uberしかり、こうして価格や利便性などのメリットが明確になると、カスタマーはいっきに乗り換えて行くんだろうな。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

ということで、08:10成田空港発のバニラエアで奄美大島へ。初めてのバニラだったけど、他のLCCよりも徹底したローコストオペレーションだった。ボーディングパスの発券機はタブレット端末と感熱紙のプリンター。席を選んだりすることもなく、QRコードか予約番号ですぐに発券。行き先の表示も液晶ディスプレイではなく、紙に印刷した看板。こっちはLCC専用ターミナルができるまでの一時対応かもしれないけれど。

あいにくの天気の中離陸。通路側だったし朝早かったので、寝ていたら奄美大島に到着。2日間バスフリーチケットを買い、名瀬市内のしまバス本社前で下車。この近くにリースかりゆしという原付レンタルがあるので、行ってみる。天気も晴れてきたし、天気予報も良さそうなので2日間原付で移動することに。24時間で2000円とお得。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

さーて、向かうのは加計呂麻島。5年ぐらい前に奄美大島に来た時は加計呂麻島に行けなかったので、今回は初上陸。加計呂麻へのフェリー乗り場が古仁屋という集落にあるので、ここを目指す。天気がいいし、原付なので寄り道しながら。

送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島

きれいな海岸に立ち寄ったり、マングローブ林に立ち寄ったりと。天気はどんどん良くなり、青空も見えてきた。ラッキー。丘の上から甘みの海を見下ろすと、本当に透き通っていて美しい。加計呂麻島へのフェリーが出ている古仁屋港に到着して、宿に電話。そんなに遠くなくて、行きたい場所。西阿室集落が夕日が美しいということで、ここに。まずは宿に電話。民宿が2軒あったのだが、「はまゆう」に何度電話してもつながらず。。。(結果的に今年始めに閉じていたことが分かった。)で、もう1軒の「南龍」に、すると耳の遠そうなおじいさんが電話で、かみ合ってなかったけど、予約はOKそうだったので、とりあえず、ここに決めた。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

フェリーに乗る。やはり島と言えばフェリーだ。フェリーに乗らないと島に来た実感が湧かない。春には宮古島に行ったけど、飛行機なのであまり実感がない、それよりも近いけれど三宅島に夏に行った時の方がフェリーだったので、島に来たなーという気持ちになる。フェリーのデッキから眺める景色、潮風、それが海モードに切り替えてくれる。

送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島

青空が見え始め、フェリーからの眺めは最高だった。島々が美しい。先日行った、しまなみ海道の風景とどこか似ている。瀬相(せそう)に到着すると、多くの人が待っていた。この日は、加計呂麻島ハーフマラソンがあったのだ。その帰りの人がたくさん港で待っていた。僕は、フェリーを降りるとガジュマルを武名集落へ。ここのガジュマルは、そこそこだったけど、その前の海に出ていた木の小さな桟橋が、雰囲気をだしていた。青い海にほのぼのした桟橋。

送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島

そこから、於斎(おさい)集落へ。ここもガジュマル。このガジュマルは海沿いにあって、木にはロープがぶら下がりブランコができるのだ。絵的にいいし、ブランコで遊んでみたかったので行ってみた。寅さんの映画でも使われた場所らしく、海とガジュマルの対比が面白かった。もちろん、ロープにつかまってブラーンブラーン。

送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島

そろそろ、宿に行かないといけないかなとおもって、西阿室集落へ。山を越えて到着した集落は小さい海沿いの場所にあった。集落の入り口に小学校があり、奥に行くと小さな川と1軒だけ商店があった。さらにその横には教会がある、昔は隠れキリシタンが多くいたのかなと思わせる場所だった。海沿いを走ると、「南龍」の看板があった。玄関で、何度すいませーんと言っても聞こえないみたい。誰かと話している声がするのに。また、外をぶらぶらしてから、宿に行ったら、声が通じたみたい。50代ぐらいのおっさんが出てきて、この人は近所の人のようだった。宿の主は80歳のおじいさん。なんと、この宿を1人で切り盛りしているらしい。それにしても、耳が遠かった。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

若いおっちゃんが、近くを紹介してくれるというので、散歩に。大きなうなぎがいる川を見てから港に。港では釣りをしている人が何人かいて世間話し。この島、そしてこの集落にも移住してきている人も多いとか。そして、Uターンで戻ってくる人もいて、人口は微増ということに驚いた。とは言っても100人程度の集落だが。すると、ここに住み着いているカメが3匹ほど現れた。田舎ののどかな集落だ。夕日がきれいな集落なので、港で待ちながらおっちゃんたちと話していた。きれいになってきたら、あそこの山の上から見ると完璧だよと言われたので、原付をとって山に。見晴し台から見る夕日は最高だった。羊雲のような、もこもこした雲が夕焼けに染まる。海もきらきらと輝き、見とれた。山を下りると、川が鏡のようなり夕日が映り込んでいる様子も格別だった。

送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島
送信者 奄美大島と加計呂麻島

夕食は、想像以上に豪華だった。80歳のおじいさんだけど、昔は大阪でお店をやっていたらしく、料理に対するプライドと腕はあるようだった。NHKニュースを見ながら、大きな声で話しをした笑そっから、商店が閉まる前にちょっとのぞきにいったら、6、7人のおっさんが立ち飲みしていた。おっちゃんたちに加わり、どこから来たのとか、なにしに来たのからはじまって、いろいろと話しをした。この集落の憩いの場というか飲み屋的な場所なんだろう。まあ、商店にビールケースをおいて座って飲んでいるだけなんだけれど。どんな社会にも、こういった集う場所というのが重要で、自然にできるんだなと思った。お開きになって、ひとりのおっさんが、家で飲むと誘ってくれたので、そこで飲み。ご両親の介護でUターンした方だった。個性的な人で、面白かった。
宿に戻って、すぐに寝た。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

翌朝も天気がよかったが、フェリーが朝イチなので、すぐに出てフェリー乗り場に。そこからフェリーで、奄美大島にわたった。朝の空気は澄んでいる。ただ、それだけで心地よく、体が浄化されるようだ。奄美大島でどこに行きたいかと考えたら、田村一村美術館と最も美しいとされる土盛(ともり)海岸。どちらも空港方面だったので、まずは名瀬市内まで戻って、原付を返してからバスで空港方面に。田村一村美術館で下車。以前に、奄美大島に住んでいた彫刻家の友達に、奄美大島へ行ったよと話してたら、田村一村美術館は行かないともったいないと言われた。それが、記憶に残っていて、次に行った時は訪れてみようと決めていたのだ。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

とてもユニークなつくりの田村一村美術館は月曜日ということもあって、ひっそりしていた。東京芸大を出てから、晩年を奄美大島で暮らしたために美術館があるのだが、個人的には千葉に住んでいた時の絵が好きだった。明確な縁取りのない絵が、柔らかく、そして想像力をかき立ててくれた。そして、柔らかい線にも関わらず、とても細部まで緻密に描かれている絵に圧倒された。正直、そこまで期待していなかったけど、期待以上に良かった。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

空港まで行き、そこから走って土盛海岸へ。バスが少ないのだから、しかたない。サトウキビ畑を抜けると、白い砂浜に透き通る水色の海。確かにきれいだ。奄美大島の海はどこもきれいだ。そして、こうした海を見ると南の島に来たって気持ちになる。砂浜でのんびりしたかったが、あまり時間がなく、空港へはちょうど来たバスに飛び乗った。こうして、短い奄美大島と加計呂麻島の旅が終わった。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

が、飛行機に乗ってみると、なんと俺の目の前の席が友達の益満だった。あまりにも偶然で驚き、そして彼も1480円のチケットで来ていたことにさらに驚いた。学校は違うけれど大学時代から仲良くて、5年ぶりぐらいにあったのだが、情報のアンテナの張り方とか、行動のスタイルを決める価値観とかが似てるからこうなるんだろうなーと思った。

送信者 奄美大島と加計呂麻島

以下、メモ

★奄美大島のいけてる場所リスト
http://www.amamicco.net

◆名瀬から空港へのバス

★★フリーパス2日券が一番安い★@奄美空港総合案内所で買う
http://shimabus.jp/rosen/rosenpasutop.html

空港から古仁屋へのバス
空港11:20発 しまバス 本社前12:11下車 しまバス 本社前 12:20発 古仁屋(海の駅)13:40着
http://shimabus.jp/kuukou/kuukousen10261130kuukoukoniya.pdf

◆名瀬市内 しまバス本社バス停のすぐ近く
リースかりゆし
【電話】0997-53-3430、【料金】レンタルバイク原付1200円(24h)/レンタカー3500円(24h)、
【HP】http://www.ritou.com/spot/view-amami-a109.html

古仁屋でレンタルバイクを借りる
http://www.ritou.com/spot/view-amami-a110.html

古仁屋(海の駅)から空港
古仁屋(海の駅)9:18発 名瀬 郵便局前orウエストコースと 空港12:12着

古仁屋(海の駅)10:31発  名瀬 郵便局前orウエストコースと 空港13:07着

◆加計呂麻島の民宿一覧
http://www.amami.in/kakeroma-top.html

◆加計呂麻島へのフェリー
http://www.kakeroma-welcome.com/access

◆飛行機

TOKYO NARITA (NRT)
2014/11/09 08:10 AMAMI (ASJ)
2014/11/09 10:55

MAMI (ASJ)
2014/11/10 14:00 TOKYO NARITA (NRT)
2014/11/10 16:00

あまりにまともな人が生きづらい世の中なのかもしれない

4年ほど前、それは東日本大震災が起こる前の年。
情熱大陸で、石井一男さんという画家を見て思ったこと。

「あまりにまともな人が生きづらい世の中なのかな」と。

なんで今さら、こんなことを書くのだろうかと言えば、直接的には高倉健さんが亡くなったニュースを聞いたから。そして、先日の奄美大島で田村一村美術館にいったことが重なりあったから。

高倉健さんは、自分と名前の漢字が同じというだけで、昔から一方的な親近感と言うか、何かしらの共通項があるのではという気持ちを勝手に抱いていた。そして、以前から高倉健という人物のエピソードを聞くにつれ、人として本当にすばらしい精神をお持ちで、それを実行されている人間的に魅力的で、本当に尊敬できる方だなと思っていた。なによりも、芸能界という華やかな場所に長く居続けて、それも大御所と呼ばれる地位を確立してもなお、周囲の人に対する気遣いの姿勢や映画に対する姿勢が一貫していることに、尊敬と驚きを抱くと同時に、生きづらくないのかなとも思っていた。

亡くなった後の報道を見ても、高倉健さんのエピソードがいくつもでてきて、ニュースサイトで読んでいたのだが、その場だけじゃない、口先だけじゃない、真摯な姿勢に心打たれた。

そんな高倉健さんの記事を読んでいると、田村一村の生き方や石井一男さんを思い出した。そして、東日本大震災の後に献身的にボランティアをし続けて今も東北にいながら活動を続けている仲間、地震の後に東京を離れそれぞれの地域で活動している友達たち、科学を追究して究極の答えを求めようとしている仲間たち、芸術を追求する芸大時代の仲間たち、山野井さんのような登山家も同じかもしれない、奇跡のリンゴの木村さんも。具体的な名前を挙げた方々は、僕が知っているくらいなので、今も社会でもある程度は認められ、本人もある程度適応し社会の枠組みの中で生きていける方かもしれない。でも、そうでない、あまりにも純粋でまともな人たちが世の中には何人もいるのだろう。

最近Zero to oneという本が話題のPayPal創業者でシリコンバレーでも絶大な影響力をもつPeter Thiel(ピーター・ティール)が、最近こんなことを言っていた。

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科学者達は彼らの素晴らしいイノベーションに対して、それに見合う報酬を得ていない。彼らは、頑張って良い仕事をやればそれに見合う報酬は必ずついてくるはずだ、と信じてきました。

この妄想によって多くの科学者が損をしています。テクノロジー業界も同じで、素晴らしいイノベーションが数多く生まれてきたものの、それを開発したその人がその価値に対して充分な報酬を受けていない。

例えば皆さんが20世紀最大の物理学者であり、世をうならす新発見をしたとしても億万長者にはなれないのです。蒸気機関車、素晴らしいイノベーションです。しかし、蒸気機関車に携わっていた会社のほとんどが倒産しました。なぜなら業界内の競争が激しすぎたから。

http://logmi.jp/28352
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この内容は、事実なんだと思う。でも、科学者がお金儲けをうまくなる必要もないと思う。それは、全く別の能力だから。

まあ、お金が全てではないにしろ、今の地球で生きていくにはある程度お金というものとつきあっていかなければならない。そのつきあい方がヘタというだけで、あまりにもまともな人々が生きづらくなったり、お金との付き合いはヘタだけど他の才能にあふれる人が生きづらい世の中って、何かおかしい気がする。おかしいというよりも、お金との付き合いがうまい人ばかりが表出し、そうでない他の才能を持った人が埋もれる社会ってつまらないと思う。

送信者 ALASKA 2009

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当時、情熱大陸を見た時にメモしたこと。

あまりにまともな人が生きづらい世の中。ある意味、東京で普通に暮らしているヒトこそが精神異常かもと思わせる。これは言い過ぎかもしれないが、ある程度は真であると思う。情熱大陸 石井一男
2010年01月17日
http://www.mbs.jp/jounetsu/2010/01_17.shtml

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