日別アーカイブ: 2012/9/23 日曜日

【Amazing Summer 2012】シャモニーへと続く道

ヨーロッパに行くのは何年ぶりだろうか。スペインに行って以来なので10年弱ぐらいだろう。

今回は1ヶ月ほどの予定で現地に滞在する予定だった。ただ、8月末にUTMBがあり、そこがずらせないスケジュールになる。そうすると、行きの飛行機がお盆の海外旅行ラッシュとかぶってしまう。航空券がべらぼうに高くなる。そこで、お盆直後に出発とした。航空券を調べたらフィンエアーが安かった。フィンランドには行ったことがなかったので、ストップオーバーをすればいいかと思ってフィンエアーに。本当は現地での行き先を調べてINとOUTをかえたオープンジョーにしようかと思ったが、調べる時間がなくジュネーブINOUTにした。

From モンブラン登山とUTMB2012

せっかくシャモニに長期滞在するのであれば、モンブランの頂きにも立ちたい。幸いにも道具とモンブランに登るぐらいの雪山経験はあったので、UTMBの前に登ることにした。現地に到着して3日後ぐらいからモンブラン登山をして、1週間あけてUTMBというスケジュールを組んだ。その間は、スイスにでも行ってトレッキングをしようと思った。

バタバタしていて事前に下調べをすることができないまま、荷物の準備をした。いつもは身軽なのだが、モンブラン登山があり冬用のブーツ、アイゼン、ウェア一式、さらにUTMBの道具、トレッキング中にはテント泊もしたかったのでテントなど一式となると、大きなスーツケースと70リットルのバックパックがいっぱいになった。そんな重い荷物を準備して、出発当日を迎えた。

ギリギリまでバックパック2つにして、スーツケースをやめるか、そしてテントを持って行かないか持っていくか悩み続けた。が、スーツケースにテントも収まったし、アルプスの景色を堪能しながら、自由なテント生活が気持ちよさそうだったので持って行く事に決めた。

From モンブラン登山とUTMB2012

こうして、スーツケースにバックパックという前代未聞の荷物とともに成田へと向かった。朝が早かったし、荷物が重すぎたので日暮里からスカイアクセスで成田へと。かなり快適かつすぐに到着した。今回はフィンランド航空だ。チェックインカウンターが激しく混雑していて、1時間30分前に着いたのにぎりぎりだった。1本後の飛行機の人よりも先に手続きしてもらい、発券。しかし、窓際の席はなく、通路側になった。

荷物は23キロまで無料だが、スーツケースは23.6キロと少しオーバーしていたが、追加課金なしでOKになった。いつものように実家に電話だけした。旅に携帯はいらないというのが基本的な考え方なのでいつもは公衆電話から電話していたが、今回は現地で友達と集合するしUTMBの情報はネットで取得しなければならなかった。そこで、スマホを持って行く事に。実家への電話もスマホから。なんだか、不思議な感じがした。

セキュリティチェックを終えて、ゲートに着く頃にはすでに搭乗が始まっていて、そのまま乗り込んだ。

From モンブラン登山とUTMB2012

飛行機に乗ってから、どこに行くかを考えだした。地図とスケジュールを考えると、最初にシャモニへ行くのではなく、ツェルマットに行くのがベターだと気がついた。しかし、ジュネーブからシャモニへのバスを予約済みでホテルもシャモニで5日間もとっていた。いつもは、現地の空港についてから、どこに行くかを考えてバスもホテルも予約していないのに今回は予約してしまったのがミスだった。

全部キャンセルしてツェルマットに行こうかと思ったが、今さら間に合わないし重いスーツケースはシャモニに置いておく方が楽なので、シャモニへ到着しすぐにツェルマットへ行くことにした。ガイドブックを読みながらマッターホルンやアイガーなどの景色にワクワクしていた。

あっという間にフィンランド(ヘルシンキ)に到着した。空港からしてオシャレ。なんだか洗練された感じがあった。Free Wifiもありネットで現地についてからの調べ物をしたり、食事をしたりして過ごした。

From モンブラン登山とUTMB2012

乗り継ぎのジュネーブ行きの飛行機に乗り込んだ。こちらは国際線だが、ヨーロッパの近隣諸国の移動は国内線扱いっぽい感じ。出入国の手続きもないし、まあそんなもんだろう。ジュネーブに到着すると、スーツケースを受け取り、バスを探す。Mountaindropoffsの看板を見つけて、いざシャモニ。

From モンブラン登山とUTMB2012

同乗したのはシャモニに住む奥さん。旦那さんがUTMB(CCC)に出たいと話していると。運転手の女性も、UTMBに来たのか!と、歓迎ムード。頑張って走ってねという感じで、最初からUTMBという大会が町の人々に知れ渡り、受け入れられているんだなと実感して、うれしくなった。

From モンブラン登山とUTMB2012

宿まで送ってもらい、荷物を片付けて街をぶらぶら。しかし、時間が遅く飲食店ぐらいしかやってない。夜の9時近くまで明るいので、ちょっと感覚が日本と違った。近くの店に入ったら、なんともおしゃれな店でミスった感じ。フランス語のメニューを見て、指をさして頼んだらおしゃれなパスタ。テーブルの上にはろうそく。なんじゃこりゃw さらに、味はたいしてうまくないww 食後のスイーツと紅茶までいただいて、すぐに店を後にした。

From モンブラン登山とUTMB2012

翌朝は朝イチでツェルマットに行く予定だったので、準備をして寝ることに。安全な国だし、設備とかも整っているし、英語も通じるし、文化も知っている範囲内だし、携帯電話持っているし、外国にいるという実感がわかないまま、初日を終えた。