プールで潜水をしていた。
ただひたすら1人でドルフィンキックをしていた。
それはイルカのように滑らかに水を捉えたいと思って、潜水ドルフィンをひたすらやっていたのだ。
どうすればより無駄なく滑らかに長時間ドルフィンを出来るか、そんなことを考えながら。
実は今までは潜水が嫌いだった。
だから、練習メニューに入っていないとあまりやってこなかった。
その理由はただひとつで、息苦しいから。
でも、イルカのように水を切るように泳ぎたいという思いが強くなり練習をしていた。
確かに、最初は辛かった。
けれど、ただひたすら潜水ドルフィンキックだけをしていたら、ある時コツが掴めた。
いろいろ工夫をして改善していったら、ある時、スムーズに潜水ができているという感覚になり、違うステージに上がった気がした。
体の動きからもぎこちなさがなくなり、滑らかになった。
そして、潜水ドルフィンが楽しくなった。
その感覚をもう一度味わいたくて、また同じように泳いだ。
やはり、気持よく泳げる。
より長い距離を滑らかに泳げるし、息苦しさも軽くなっている。
楽しい。
この感覚だ。
これが、スイッチ。
自分の根底をなす価値観の外側になければ、それを好きになる可能性が大いにある。
好きになっていなかったのは、ただそういったスイッチが入る経験をしていないだけ。
何事に関してもそう思っている。
だから、いろいろな経験を自分でしようと心がけている。
僕がいきなりブランドものを好きになることはないけれど、山を好きになる可能性も、水を好きになる可能性も、読書を好きになる可能性も、写真を好きになる可能性も持っていた。
そう、写真を好きになったスイッチは旅で出会った何処までも続く広大な風景であり、人々の笑顔だった。
スイッチは色々あって、
何かが出来るようになったときであり、
見たこともない光景にであったときであり、
人情に触れたときであり、
心から尊敬できる人にであったときであり、
今まで感じなかった心地よさにふと気づいたときであり、
爆発しそうな感情がこみ上げてきたときであり、
自分が言葉にできなかった根底の価値観に出会ったときである。
こんなスイッチに出会えると幸せだ。
人生の楽しみがまた増えた気がして。
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◆今日掴んだ潜水ドルフィンのコツ
・楽な気持になって呼吸を落ち着かせる。体をリラックス。無になる。
・軽く壁をけって体をゆっくり伸ばす
・大きく体を動かし、水をしっかり掴んでで強くキックする。
・キックは波のようなリズム。
・目線は手の先を見る。あまり下を見ない。
送信者 ドロップ ボックス |
teratownさん、こんにちは。
スイッチ、いいねえ。
teraちゃんは若いから、
これからもいろいろなスイッチに出会うことだろうね。
スイッチを押したらどんな明かりが灯るか、楽しみだねえ。
潜水って楽しいよね。
子どもの頃は川に潜ったり、
25mプールの端から端まで潜水したり、
夏になると思い出します。
momomoさん
いろいろなスイッチがあるものですね。
小さい頃は全く想像もしなかったですけれど、今になると本当にそれを実感します。
潜水は本当に楽しいですね。
自分が水の中の生き物になった感じさえして。
SWITCHといえば、あまり関係ないけど先日那覇で壮行会してもらったときに、ダイナハのジュンク堂書店で雑誌『SWITCH』の編集長が南方写真家の垂水健吾さんたちとトークショーしてました。
SWITCHの沖縄特集の紹介(結構面白かった)とかその他もろもろ。
そのあと焼肉食ってから居酒屋に行ったら、皆奥の席で飲んでました(笑)
那覇は意外に狭い。