月別アーカイブ: 2017年1月

自分に問い続けること、家族という組織で問い続けること

18歳からは一人暮らしだった。お金という面では22歳から自分で稼いで自分で使った。自分の人生をどうするかを考え、それに従って自分で判断して自分で行動した。会社に例えるなら22歳から10年間は自分ひとりで株主も経営者も従業員もやっていた感じだ。しかし、そうではなくなった。株主として単独株主ではなくなり出資比率によるし、経営者としても共同経営者になったわけだ。さらに子供が生まれると従業員は経営者含めて3名の状態。

そうすると、やはり個人の人生における意思決定や行動とは異なってくる。ということを考えていて、どうやってこの会社と同じような組織を経営するかを考えていた時に、個人としての考えの整理と家族としての意思決定の両方にとても参考になったのでメモ。

これは今年に限らず、定期的にやり続けるとそうとう良いだろうと思うので、取り入れてみたいが、取り入れることの是非も共同経営者のボードミーティングで意思決定が必要だよなと思った次第。

夫とのボードミーティング
夫アダムとは付き合い始めた頃から毎年末ボードミーティングを開催している。お互いにこの4年間、殆ど自宅とオフィスを行き来するスタートアップファンダー生活を続けている為、家族ボードミーティングはマンハッタン郊外の自然に囲まれた場所で一泊過ごし、ワインを飲んで、踊り休憩をしながらも30時間に渡るディスカッションが行われる。
昨年設定した人生目標に対する実績、差異の主な理由と学び、そして生きていく上でそもそも何を成し遂げたいのか、そのために今ちゃんと生き尽くしているか、お互いの夢と目標をどれだけ支援できたかなど、とことん話し合う。
毎年学びが増え、少しずつ工夫が加わっていく我が家のボードミーティングから学んだ事をいくつか紹介したい。

■ゴールを数値化する事以上に、日常の成果を数値化してトラッキングする事の方が重要
例えば、毎日瞑想を10分行う、体脂肪を16%に保つ等、理想的なゴールを数値化する事は簡単だが、日常の習慣を実際に数値化してトラッキングする事は意外と忘れがち。我が家ではGoogle Docsに日常の習慣目標が含まれたフォームを作り、毎朝6時と正午夫々のinboxにメールが届く事により、毎日の習慣を30秒で簡単に記入できるようにしている。数値化された実績がたまるので、習慣付かなかった目標へのアプローチを見直すきっかけになるし、数字は嘘をつかないから有難い。

■数値化しにくい長期的な目標は、カレンダーにリピート枠の時間を設けておくと、時間を優先的に使えて実現しやすい
数値化されたゴールがあると、短期的な実現による達成感もあり優先されやすい一方、今すぐ数値化できない長期的なゴールが逆に見過ごされてしまいがち。時間こそが私たちにとって最大のラグジュアリーなので、長期的な目標に割く時間をカレンダーにリピート枠設定する事によって、自分が納得できる時間配分ができるようになった。

■年に一度のレビューでは学びが遅すぎるので四半期に一度のボードミーティングに
365日は長い。特にお互いがスタートアップファンダーなので、365日分のイベントを予測する事が全くできないし、想定していなかった事ばかりが起こる。1年前の目標では既に今を生きる上で不必要な事も。そんなハイスピードな毎日をお互いが過ごしているからこそ、昨今しっかりと考え抜いてハートで語る時間を設ける事の重要性を感じ、今年からは四半期に一度の家族ボードミーティングを実施する事にした。

■新年の目標設定は、昨年の目標に影響される事なく、ちゃんとハートと会話をした上で設定すること
新年の目標設定する際、過去を振り返るからこそ、昨年の目標に自然と影響されがちだ。なので、12月31日に一年の実績を振り返った後、新年のゴールを設定する前に、お互いに自分のハートと会話する時間をたっぷりと儲けた。2017年に因んで17つの質問を一緒に考え、夫々1時間で回答し、3時間かけてお互いの回答内容や思いを共有した。会話の内容は、主に夫々のフィーリングや想いについて。この17つの質問を終えた後、2017年の目標がとても明確になり、細かいゴールも全ては私たちの信じている長期的な人生目標に連動して作っていく事ができた。ご参考までに下記が17つの質問で、一番最後の質問は今でも毎日自分に問い続けている =>「そもそもなぜ私は今やっている事をやっていて、その理由に対して精一杯生き尽くしているか?」

** 2017年を迎える前に自分への17つの質問**

1. 誰にも話し辛い内容や、考えるだけでも気詰まりしてしまう内容は何?

2.明日死んだら、何に対して後悔する?

3.人類が今取り組むべき一番重要な3つの事は?

4.何に対して自信が持てずにいる?

5.今一番時間を共に過ごしたい5人は誰?

6.お金の事を気にしなくていい場合、今あなたは何をする?

7. あなたが強く信じているのに、まだ世に発信できていない事は何?

8. 何に対して不安を感じている?

9. 死について考える時、何が思い浮かぶ?

10. 誰をメンターとして尊敬している?何故?

11. あなたを消極的にさせる人か物事は何?

12.ここ数年で無くなってしまったあなたの昔の強みは何?

13. 2016に実行した事で、一つだけ取り戻す事ができたら何?

14. 2016年に実行した一番辛かった事は何?

15.タイムマシーンで365日前に戻って自分に助言できたら、当時の自分に何を伝える?

16. 昨年一番大胆な行動は何で、今年は何に対してより果敢な行動をしていきたい?

17. 自分に聞いて欲しい。そもそもなぜ私は今やっている事をやっていて、その理由に対して精一杯生き尽くしているか。


https://medium.com/@rieglobe/our-family-annual-review-%E5%A4%AB%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-2c27b4d9cf6a#.dgnvfya94

人との繋がりを祝う

よく人間にとって幸福とは何かみたいな話があるけれど、まあ、ひとりひとりの価値観によっても違うし、同じ人でもその時に置かれている状況によっても違うと思っている人間である。現代社会であれば、何かと交換するためにお金は必要だし、社会に貢献しているという意義を感じられる仕事も、1人じゃ生きていけないので家族も仲間も必要だ、もちろん健康も欠かせない。

そんなことは、誰もが承知なのだろう。その上で、人間にとって何が幸せかと研究する人々。TEDを流していたら、こんな話があって、ふと思う。

ロバート・ウォールディンガー:
人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から

お金も、仕事も、家族も、友達も、健康も、趣味も大切だけれど、人間は何を祝ってきたか。ふと、そう思ったのだ。そうすると、人間がお祝いするということは、人と人との新たな繋がりを祝うことが多いのかもしれないと気づいたのだ。

入学式
結婚式(ある意味お葬式も)
出産
歓迎会(ある意味送別会も)

学校に入れば新しい仲間ができる、結婚とか子供が産まれるとつながりが広がる。だから、お祝いしてたのだろう。金持ちになったりしてもお祝いの場とか作らないし。

人間は、人は人とのつながりで幸せになると昔から無意識で知っていた。知っていたというか人と人が助け合わないと生きていけなかった。だからこそ、新たな仲間ができることはお互い助け合え、楽しみが増え、自分たちの命を長く伸ばすことができ、幸せに繋がると。

デバイスが変わり嗜好性が変わる

嗜好性が変わるまでは言いすぎだが、形やデバイスが変われば人の行動が変わる。全く同じ内容でもデバイスが変わると頻繁に使うようになったり、その逆もしかり。

結果として、嗜好性が変わったり、関係性だとかライフスタイルが変化する。

何度となく、型が行動を規定するということはブログに書いているが、つくづく思うのであ。

しばらく前に、amazon fire tabletを購入してしばらくたった。いままでは電子書籍をあまり読まなかったのだが、fire tabletを使って呼んでみると、非常に読みやすい。漫画はほぼ読んだことなかったが、漫画も違和感なく読める。美味しんぼが3巻無料だったので、電車の中で一気に読み終えた。まあ、最近料理に興味が有るのも理由にはあるが、やはり紙の漫画とのデバイスの違いは大きいと思う。

スマホでもできるのに、何が違ったのか。

・無料
・デフォルトでホームからブックストアに飛べる
・ページを捲りやすい。

fire stick TVも買った。テレビから音楽をBGMとして流す。TEDやブルームバーグ、NHKワールドを流しておく。映画もタダで見れるが、あまり映画を見る性格でない(2時間もじっとしてられない)ので、相変わらず映画を見る頻度は増えない。同じように、両親がスマホでLINEを使うようになり、コミュニケーションが楽になる。普段使っているツールなので、手間とかめんどくささもない。もちろんSMSと違い無料だし、動画や写真も送れるし、ビデオ通話も。コミュニケーションの数も圧倒的に増える。いやはや、何か変えたいコトや関係性などがあれば、それを変えるために努力するよりも、関係するデバイスや型を変えることを常に頭にいれて生きていこう。

久しぶりに料理ネタ

あけまして、おめでとうございます。年末年始は、特に何を剃るわけでもなかったけれど、3人での生活が始まった。やはり夜泣きで起きて、おむつ替えが発生すると翌日少しばかり眠い。これも慣れだろう。あとは、ふらっと出かけるということがなかなか難しく、常にオムツとおっぱいをあげた上で、洋服を着せてオムツを持って抱きかかえて出かける必要がある。まあ、当たり前なんだが、今までとは少し行動の容易さが異なってきている。

家にいる時間も必然的になるので、今年は家でできる趣味や勉強、運動などを増やして、有意義に過ごしたい。幸いにして、マンション内にジムもあればスタディールームもあるので、有効活用したいと思う。そんな家の中でのやることのひとつが料理だろう。まあ、時間に余裕があるときの料理は楽しいので、久しぶりに料理ブログ。

■年越しそば

年末といえば年越しそば、ということで人生で初めて作ってみた。31日の夜にサミットに買い物に行き、生そばが100円引きだった。紅白を見ながら簡単クッキング。ネギと鶏肉を焼いて醤油で味付け。そばは2分だったので、そのとおり茹でたのだが、別で作ったスープに突っ込むため1分30秒ぐらいで茹でるのをやめればよかったと反省。

■雑煮
年越しそばと同様に、人生で初めて雑煮を作った。シンプルで、具材は焼き餅と人参、そしてほうれん草。昆布で出汁をとり、醤油などで味付け。フライパンで餅を焼いて、茹でたほうれん草と人参を入れただけ。まあ、シンプルで簡単だけれど、季節を感じられるものなので、来年以降も作ろうと思う。

■鶏肉の八幡巻き
おせちを1っピンも作らないのも寂しいなと思い、醤油やみりんで味付けしたごぼうと人参を鶏肉で巻いた八幡巻きを作ることに。肉料理でメイン料理っぽいし、ごぼうや人参が入っていて、少し華やかさもあるので。タコ糸で巻いた鶏肉を醤油や味醂などにしょうがとネギの青い部分を入れてレンジでチン。火が通ったら、フライパンで継続して焼いて煮てアジを染み込ませた。一晩置くとしっかりと味がついて美味しく出来上がる。甘みは砂糖ではなくはちみつで。

■八宝菜
何の変哲もない八宝菜。白菜があったので鍋という安易な選択肢をチョイスしそうだったのをあえて八宝菜に。

■カレー
市販のカレールーは油が非常に多いことを知り、カレーから遠ざかっていた。しかし、簡単にカレールーなしでもカレーが作れると知りチャレンジ。カレー粉、小麦粉で野菜と肉を炒めて、水を入れて煮込んだ。そこから、ソース、ケチャップ、ワイン、ヨーグルト、ベネズエラで買ったタバスコみたいなやつなどなどで味付け、チョコレートやインスタントコーヒーを入れることもあるらしい。その他に、ナツメグとかなんかスパイスがあれば追加。味を整えていくと、あらまあ、カレールーよりも美味しくて油が少ないカレーの完成。

■牡蠣のオイル漬け
牡蠣のオイル漬けなんてレストランで食べるものと思っていたら、オイスターソースを使って炒めてから、オイルに付けると簡単にできると知り、作ってみた。そのまま食べるだけではもったいないので、ピザとパスタに。
https://cookpad.com/recipe/2060736

■マヨピザ
強力粉2に対して薄力粉1ぐらいで生地を作成。丸く伸ばしたら、牡蠣のオイル漬けのオイルをピザ生地に塗り、玉ねぎスライスを。さらに、マヨネーズを薄くぬって、トマトと牡蠣のオイル漬けをトッピング。オーブンで20分焼けば、簡単で超うまいピザの完成。
https://cookpad.com/recipe/241932

■牡蠣パスタ
牡蠣のオイルを使って、にんにくと唐辛子を炒めて香りを出す。パスタとしめじを入れて塩コショウで味をととのえる。簡単に牡蠣のかおりがしっかりするパスタの完成。何よりも牡蠣のオイル漬けが濃厚でうまい。
https://cookpad.com/recipe/2428471