日別アーカイブ: 2016/1/11 月曜日

LOST WORLD 1 長い旅路の始まり

3ヶ月ぐらい前に買ったカラカス行きのチケット。3回めの南米だが、相変わらず遠いのだ。成田からシカゴへアメリカンエアラインで向かう。12/23の18:30の便だが、2時間前の16:30に空港につくことを考えると14:30ぐらいに家を出る事になった。夜から旅が始まると思い込んでいたが、意外と昼過ぎから旅が始まった。

引っ越してから初の海外で、意外と遠い。いつもと同じ、日暮里から京成線の特急で向かう。安くていいのだ。北千住の時は近かったな−と思いながら。偶然にもタクジさんも同じ特急に乗っていて、電車で落ち合う。

空港の千葉銀行で円を800USドルに両替。千葉銀行が一番レートがいいということで、ちばぎんを探したら、確かにレートが他よりも圧倒的に良かった。アメリカンのカウンターで荷物を預ける。今回はロライマ山がメインなので荷物が多いのだ。通常の旅なら20Lぐらいの日々使っているバックだが、テントやシュラフなどは75Lのグレゴリー・バルトロに。

カウンターの女性にカラカスは危険なので、ちゃんと帰ってきてくださいねと脅される。まあ、笑いながらなので、そこまでだとは思うがやはりどきりとする。2時間前についたけれど、荷物を預けたり、出発前に電話したり、両替したり、セキュリティチェックをしていたら、すぐに出発の時間。いよいよ日本を旅立つ。

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送信者 ベネズエラ2015-16

機内食がけっこうおいしかった。たぶん日本で作っているから、日本人の口にあったのだろう。寝ていたらいつの間にかシカゴに到着。アメリカは一度入国して荷物をピックアップする必要がある。それから、一瞬外に出てみた。雨のシカゴだった。シカゴで乗り換えまで時間があるので。空港でメキシカンのブリトーを食べる。豆ばっかりで、あんまり好きでないのと、アメリカンサイズで驚くほどお腹いっぱい。それにしてもアメリカはボリューム多いし、大味だなと、徐々に旅に出ている感じがしてくる。

送信者 ベネズエラ2015-16

さて、ニューヨーク!初ニューヨーク。真夜中に到着するけど、9時間あるので、マンハッタンへ行こうと、航空券を取った時からタクジさんと話していた。出発が遅れて、7時間ほどになったけれど、行くことに。24時間地下鉄が動いていることを確認し、クリスマス直前のマンハッタンへ。NYの夜中の地下鉄っていうと昔は治安が悪かったというが、今はそうでもないようだ。真夜中1時過ぎなので人は少ないし、地下鉄で生活している浮浪者もけっこういたが、まあ、そんなに危険な感じはしない。

小雨のニューヨークに降り立つと、テレビとかでよく見る風景がそこにあった。今は夜中なのか?と思うぐらい明るい町。新宿や渋谷でもこんなにもディスプレイとかないし、世界中で都会にそんなに行くことはないが、こんなにも真夜中に眩しい町も他にないんだろう。たしかに、なにやらエネルギーを感じる街だった。明るさもだし、こんな時間にも観光客はいて、写真を撮ったりしていた。

金融系の会社のオフィスやブロードウェイにはミュージカルの看板があちこちに。それにしても、スマホを持ちながらgoogle mapで自分の位置をGPSで見ながら旅するなんて、だいぶ変わったなと。そんな旅もこの数年だ。昔旅していた頃と違うが、仕事していて時間がない大人になると同時に、こういったデバイスが出てくれたことはありがたかったかも。

送信者 ベネズエラ2015-16

マンハッタンにあるAeropostaleという服屋でTシャツを5ドルで買う。タクジさんと話していて、Tシャツ足りないんじゃないという話になり。てくてくと歩いているいて、マンハッタンの中心を少し外れると真っ暗になり、ワールドトレードセンター跡地へと向かう。思ったよりも遠いので再び地下鉄に。最寄り駅について、地下鉄を出ると、そこはWTC跡地だった。今は大きな2枚の羽のオブジェができていた。ここにWTCというビルが存在して、そこに飛行機が突っ込んだのかと、真夜中のNYのソラを見上げた。そんなことが起こりえるのかとリアリティーが持てない気持ちもありつつ、その現実があったということに少しの戸惑いを感じた。WTCの前にホテルが有り、1組のカップルがタバコを吸っていた。イラク出身のカップルだった。

送信者 ベネズエラ2015-16

再び、地下鉄に乗り空港に向かった。いよいよカラカスへ向かう。ドキドキする。ワクワクする。ベネズエラに着く前にお金を分散しようと、8箇所にお金とカードを持つことにした。いろいろな国を旅したが、靴の中敷きの下にお金を隠したのははじめてだった。事前にベネズエラ駐在していたタクジさんの友達に聞いたことや外務省の安全情報、ブログ、ニュースなどの情報をメモして、飛行機でタクジさんに話していたら、相当煽ってしまったらしく、一気にカラカスという町の恐怖心がましたようだった。

送信者 ベネズエラ2015-16

Financial Timesなどでは、凶悪犯罪率が世界で一番危険な国と書かれ、3000万人に対して銃が1700万丁というのがハラハラさせた。ただ、コロンビアとの国境が危険らしく、あとはカラカスの首都と空港近辺だった。男二人なので、比較的リスクは少ないがそんなロライマ山への期待と不安を胸にカラカスへと向かった。

送信者 ベネズエラ2015-16