月別アーカイブ: 2012年12月

「BE-PAL(小学館)」リアル旅人図鑑に見開きで紹介されてます!現在(12/10~)発売中

小学館から出ているアウトドア雑誌「BE-PAL」1月号(12/10発売)に、見開き2ページで大っきく紹介して頂きました。
「石田ゆうすけのリアル旅人図鑑」というコーナーで、P138、139に大きな写真とともに載っています!

このコーナーは7年半かけて自転車で世界1周した石田ゆうすけさんの連載で、毎月1人の旅人にスポットを当てて紹介している記事です。
その最新号に「旅するように、トレランを楽しんでいます」というタイトルで掲載して頂きました!

送信者 記録

もともとはトルコに始まり、インド、ネパール、チベット、ボリビア、エクアドル、カンボジア、イラン、アラスカ、パプアニューギニアなどなど世界各地を1人で旅していましたが、今回の記事ではこの5年ぐらいハマっているトレイルランニングの切り口での記事になっています。

山を走るトレイルランニング(トレラン)を始めたきっかけ、なぜトレランをしているのか、その時にどんな気持なのか、などなど、とても分かりやすく僕の気持を代弁するかのように書いて頂いています。

今年のハセツネの日に撮影&インタビューでしたが、カメラマンの安田さんには昼の撮影に始まり、夜中のゴールシーン、朝の撮影、そして昼の荷物撮影にいたるまで徹夜でやっていただき、とても感謝の気持でいっぱいです。実は、夜中の1時ぐらいにゴールして、汗で濡れたTシャツを着替えて休んでいたのですが、夜明けとともに明るい場所での撮影と言うことで再び濡れたTシャツなどを着て写真を撮ってもらいました。再び濡れた服を着る気持悪さはたまりませんでしたが、満面の笑みで写ってます(笑)なんと、そのショットがメイン写真で使われています。

読まれた方は、ぜひ感想を聞かせてください!

===

送信者 記録

BE-PAL
12月10日(月)発売 
小学館
特別定価680円
石田ゆうすけのリアル旅人図鑑」P138、139

今月は寒冷前線歓迎特集「2013年 今が旬の15スタイル・完全ガイド―ニッポンの冬を遊びつくせ!」です。特別付録『星野道夫2013年カレンダー』は、星野さんの蔵出しベストショット&珠玉の名言付きです!

===

そして、うれしかったのはこの号には星野道夫さんの特集がされ、付録としても星野道夫さんのカレンダーがついています。一番好きな写真家であり、物書きである星野さんと同じ号に掲載されたのはただの偶然ですが、それがとてもうれしく感じた。

ついでに、今年はUTMF100マイルを走ったり、モンブランへ行きUTMBに出たりとトレランライフの中でも集大成のような節目の年だったので、このような記事にしてもらって幸せです。

【Amazing Summer 2012】TAKESHI AMAZING!

【Amazing Summer 2012】突然のUTMB

コンタミーヌを出てからも、雨が降る闇の中を駆けていく。また大きな山を越えてコンタミーヌに戻ってくる。20キロちょいだから4時間後ぐらいかなと思いながら。標高を上げていくので、どんどん寒くなる。走っていれば寒すぎることはないかもしれないと思っていたが、想像を超える寒さ。2000メートル以下なのにこんなにも寒いのかと驚く。日本と同じ基準で考えていてはまずいと、改めて身をもって感じた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

バルムを通過する頃はあまりにも寒く雪が舞い、トレイルはぐちゃぐちゃだ。エイドステーションやチェックポイントでは焚き火がたかれていた。服を着たかったが狭いトレイルかつ岩がゴツゴツしていたので、止まると渋滞が発生する。そこで、寒さに耐えながら、心拍を上げるように急ぎ足で進んでいった。手袋をしていても指先が冷たくなり、痛くなるほどだった。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

登り終えると拓けた場所に出た。小屋があり何人かが待避していた。中に入ってしまうと、再び出るのが辛いので風をよけるために建物のすぐ脇で防寒着を身に着けた。防水のオーバー手袋をして、スマートウールのアームウォーマー、そしてダウンベスト。バラクラバもつけた。持っている防寒着を総動員した。それでも、寒いほどで手や足の指をグーパーグーパーと動かしながら走った。ぐっちゃぐちゃな下りのトレイルを滑るように下っていった。滑るのが怖かったが、ストックを持っていたのでバランスをとりながら進むことが出来て、転ぶこともなかった。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

ただただ暗闇の中を走って行った。雪が舞い、雨が降り、風が吹く。なかなかハードな条件の中を突き進まなければならない。再びコンタミーヌに戻ってきた。トレイルがぐちゃぐちゃだからか、想定していたよりも時間がかかっている。このコンタミーヌまで70キロだが、もっと走ったように感じていた。コンタミーヌに到着すると、町に戻ってきた感じがしてホッとした。ここで、再びたくさん食べ、たくさん飲んだ。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

そして、再び走り出した。夜中になり睡魔が襲ってくる。波のようなサイクルで睡魔がやってくる。歌を歌ったり、カフェイン入りのジェルを飲んだり、気合いだっ!と自分を鼓舞したり。なんとか、眠ることなく走り、歩み続けた。ヘッドライトの明りが弱くなってきた頃、空が白んできた。タイミングが良かったが、どんより曇った空だ。ドロドロの下り坂で足を取られながら進み、やっとのことでそのゾーンを脱した。そこで、ヘッドライトからGoProのカメラに付け替えた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

町中に出て、スタート直後に通ったエイドに再び。ここでもたくさん食べ、飲んだ。しばらくロードを走る。つづら折りの登りのロード。これが単調で眠たくなる。ただでさえ眠たいのに、この試練はなかなかだった。ロードだけれどストックを使って登っていった。気合いを入れて登ったが、そんな気合いも長くは続かず、すぐにスピードが落ちた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

自分の感覚的な距離と、メモしておいた高低図のエイド位置がどうも違う気がしてならない。もうチェックポイントに着いてもいいころなのに、全く見当たらない。自分が遅すぎるのか、はたまた高低図に示されたチェックポイントがないのか。分からないまま、走り続けた。エイドのスタッフに次のエイドの位置を聞くと20キロと言われ、たくさん水を持ち食料ももらったのに、10キロ弱ぐらいでエイドがあったりもした。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

なんとかアスファルトを抜け、トレイルに。トレイルに入ると元気が戻ってきて、もう走れないと思っていたのに走れるから不思議なのだ。シャモニの裏山を走ると、ゴールのアナウンスが聞こえた。続々と速い選手はゴールしているのだろう。そんなゴールに速く辿り着きたいと思いながら、ゴールからいったん遠ざかるルートに従い、走って行った。ここでも登りが長く、足の筋肉が悲鳴を上げ続けていた。登りの途中で休んでいる選手もたくさんいた。俺は出来るだけ休まず、一定のペースで登っていくことを心がけた。周りの選手はだいたい同じスピードなので、何度も抜いたり抜かれたりを繰り返した。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

トレイルを抜け、アルジョンティエールのエイドに到着した。残りの距離を聞くと10キロだと言われ、力がみなぎってきた。もう大きな登りもないらしい。これで、完走へ近づいた。歩いても完走できる時間だと思うと、喜びが込み上げてきた。19時間切りも狙えそうでいっちょ走ってみるかと思い、走り出した。しかし、細かなアップダウンはあるため、登りがなかなか進まなかった。でも、自分の距離感覚と時計をひたすらにらめっこして進んでいった。出来る限り頑張って走った。しかし、途中でウンコがしたくなり、走るどころじゃなくなった。そんな時に偶然にもトイレがあり、命拾い。そこからも、走りながら応援してくれる人に残りの距離を聞いた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

ゴールが近づいてくる。アナウンスが聞こえる。受付をしたスポーツ施設が見える。もうゴールだ。シャモニの町に帰ってきた!ついに、ゴールだ。うれしさも大きかったが、ギリギリ19時間を切れそうだったので、なんとか走りきって19時間切りを達成したかった。もう無理だったが、なんとか全力で走った。川沿いを走り、シャモニの町を走った。ゴール近くで、渋井さん、前田マン、女王がいて、心折れ部の旗を渡してくれた。ゴールで仲間が迎えてくれるのは本当にうれしい。タイムが気になっていたので、旗を持ちながらゴールまで全速力で駆け抜けた。(このシーンがUTMBの公式動画 get ready forのオオトリで使われた!ビックリ&最高にうれしかった。)

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

距離は短くなったけれどUTMBを走りきった。その充実感とやっぱり100マイル走りたかったと言う物足りなさが心を締め付けた。友達に祝福され、インタビューをされ、HAPPYと大きな声で叫んで、UTMBは終わった。陽気なおっちゃんがマイクで「Takeshi Teramachi Japon」「Takeshi AMAZING!」と!最高に気持よかった。完走ベストをもらって、ホテルに戻り洗濯。そして、再び仲間のゴールを待つためにゴール会場へと戻った。岡野さん、じろうさん、ミックスさん、エディさんと続々とゴールを迎えた。いろいろな思いと経験を積んで、この舞台に立ち、ゴールを迎え、みんなとても満たされた表情だった。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

寝ていないこともあって、部屋に戻りすぐに眠りについた。

「脳」と言う表現はどこか自身から突き放し、「自分」という表現は自身をあるがままに。

「脳」と言う表現はどこか客観的だ。他人事だ。

脳は自身そのものなんだけど、「脳」という表現を使うと自らの意思ではコントロールできないものという感じが伝わってくる。まあ、実際そういう物なのだが。脳と言う得体の知れないものを通して、全てを他責にしている感じが漂っている。だから、脳という表現を使って一般の会話がなされるときは、都合のいいとこだけを自分のこととして捉え、都合の悪いことはコントロールできないから仕方ないといった感じで済まされている気がする。

一方で、「自分」という表現はダメな部分や矛盾も含め全人格をあらわしているように感じる。その断絶しているかのような関係に離れられない自己が存在している。それが自分ということだ。

本来であれば「脳」とか「無意識」も自分自身であるのだ。まあ、自分は脳なんだけどね。「脳」ブーム。明るい未来が見えない社会だからこそ、自分が持ついいところだけを見たい、そんな気持ちもあって脳ブームなのかな。

送信者 鎌倉070212

最近はトレランのネタばっかりだったので、数年前に書きかけたものを最後まで書いてみた。

【Amazing Summer 2012】突然のUTMB

【Amazing Summer 2012】ついに前日

今年UTMBに出れるなんて思ってもいなかった。そもそもエントリーしたのもノリだった。そして、当選するとも思っていなかった。もう少し先からと思っていたUTMBが突然に現実の物として目の前にやってきた。そんなUTMBは、直前になっても「突然のUTMB」だった。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

レース当日、目を覚まし、同室の羊さんのノートPCでUTMBの中継を見ながら、準備をする。そして、CCC組みを送り出す。心折れ部のCCC4人組は元気に出発していった。TDSは既にスタートしており、その状況が伝わってくる。かなり寒く、状況は厳しいようだ。CCCもコースが変更になったとの情報が入ってくる。本当に最新の情報をいち早くキャッチして、対応していく情報戦のようになり、トレランとは違った意味で楽しくなってきた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

朝食を食べながらUTMB組みのエディさんやミックスさんとも、レースの服装や装備について相談を繰り返す。シャモニーの町は小雨が降るものの最悪の天気と言うほどではなかった。TDSのゴールを見に行き、選手の服装や装備をチェックしにいく。ほとんどの選手はレインウエア上下を着ており、ズボンは泥だらけだった。その様子からもレースの状況が伺えた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

夕方のスタートになるので、昼間はできるだけ寝ておこうと思ったが、なかなか寝られない。というのも、状況が刻一刻と変わっていくので、その情報を得て対応するためだ。と、そんなときコースが変更になるという情報が流れた。100マイルが100キロに変更と。公式のアナウンスではなかったが、トレランの有名なアカウントでリリースのPDFが掲載された。かなり信頼度の高い情報だと思った。と、同時に衝撃が走った。モンブランをぐるっと100マイル走れるものだと信じて疑わなかった自分が、突然地獄に堕ちたような。這い上がれない絶望と悲しさに包まれた。突然UTMB が目の前から去っていった。

ネット上でもその噂は一気に広まり、衝撃が走った。100キロになると分かったものの、コースがどのようになるのか、制限時間は何時間か、荷物のデポはあるのか?などなど不明なことばかりだった。とりあえず、デポはなくなると予想して、デポの荷物から必要な靴下や防寒着などをザックに詰めた。さらに、食料も多めに持った方が安全だと思い、追加で食料を持つことにした。あとは、新しいコースが発表されるのをまだかまだかとスマホを触りながら待ちわびた。

荷物の準備をしたり、昼飯を食べにいったり、友達のTDSのゴールを見に行くなどして時間を過ごした。寝た方がよかったが、100キロのレースになったので寝だめがそれほど重要でもなくなったので、その点は気が楽だった。正直な所、UTMBが本来のUTMBでなくなり相当落ち込んだ。もう、やってられるかと思った。トップ選手ものきなみレースへの出場辞退を表明しはじめていた。やりきれない気持で一杯だった。今回の旅ではモンブラン登山とUTMBが2つのビッグイベントだったが、モンブラン登山も悪天候でモンブランタキュールで撤退だったし、UTMBも完全な形で走ることができないと確定した。この気持はどこにぶつけていいか分からなかった。しかし、この悪天候で2000人が走った場合のリスクが大きいのも事実だった。大会主催者の判断としては正しかっただろうし、その大会に参加する身としては、従うほかなかった。さらに、大会自体が完全中止になってもおかしくないのに、世界中から来ている選手のために即席で100キロ以上のコースを作りマーキングをして、ボランティアを配置して、食料を運ぶ作業をしてくれた大会主催者に心の底から感謝した。1キロも走れずに帰国するなんて辛すぎるから。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

スタート時間が30分遅くなることが伝えられ、コースの高低図も発表された。プリンタがある訳でもなく、急いで手書きで高低図を紙に書き写し制限時間を記入した。いったいどんなコースかは分からなかったが、気休め程度にはなると思い書き写した高低図をズボンのポケットに入れた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

スタート1時間ほど前になり、宿を出発しスタート地点に並んだ。すでに多くの人が詰めかけており、熱気が凄まじかった。三好さんや友達もスタート地点に来ており、この場の高揚する空気を分かち合った。100キロになってもUTMBはやっぱりUTMBな気がした。日本では味わったことのないこの盛り上がり、ワクワク。幸いにも雨は降っておらずスタートの時はレインウェアを着ずに走ることにした。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

スタート時間が近づくと10年間の映像が流れ、Vangelisのconquest of paradiseが流れる。続いてトップ選手の映像とともに、選手が入場しスタートラインの最前線に並ぶ。会場のボルテージはマックスに!文章だけでは音もリズムも色も伝えられないのが悔しいけれど、あの盛り上がりは忘れられない。近くの建物からは多くの人が身を乗り出して声援を送ってくれる。もう、町中がクレイジーになっているんじゃないかって言うほどだ。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

なんと、このタイミングでCCCのトップ選手が帰ってきた。出来すぎた演出じゃないかというほど。そりゃ、盛り上がらない訳がない。UTMBの参加者全員でCCCの優勝者を讃えて、ついにUTMBのスタートの時がきた。カウントダウンが始まり、エディさんやモガミックスさんと、5,4,3と大声で叫ぶ。これぞUTMB。スタートの号砲と伴に、長い長い列が動き始めた。ついに始まった。UTMBがはじまった。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

シャモニーのメインストリートを走り抜ける。途切れることなく応援が続き、建物のベランダからも多くの人が声援を送ってくれた。俺も興奮して叫びながら走った。そして、メインストリートを少し抜けると、列車が並走した。すると、汽笛を何度も何度も鳴らして、選手を送り出してくれた。日本だったらまずないことだけれど、町全体でUTMBが受け入れられている証拠だと感じたし、とにもかくにもこの雰囲気が楽しくて楽しくて仕方なかった。そして、トレイルへと入っていった。トレイルに入った所でツルッと滑り、冷静になって気を引き締めようと自分に言い聞かせた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

全体としては真ん中ぐらいにいたと思うが、かなりのハイペースでみんな走っていた。100キロと短くなったからみんながハイペースなのか、世界中から強者が来ているからハイペースなのかは分からないまま、とりあえず少し抑えめで走ることにした。さっそく町に着きエイドがあり、ドリンクだけもらってすぐに走りはじめた。トレイルに入る手前で私設エイドがあり、日本の方ですか?と聞かれ、おにぎりありますと言われた。こんな所でおにぎり!とうれしくなり、さっそく頂いた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

だんだんと薄暗くなってきたが、周りの選手はヘッドライトをつけようとしない。なんだか、みんなで我慢比べをしているのかと思うほど。俺は頭に付けていたGoProのカメラを片付けヘッドライトにした。と、その時に、ヘッドライトを置いたまま走り出してしまった。おっといけない。いつもやっていることでも、慣れない海外レースだとボンミスをしてしまう。ひとつひとつの動作を確認しなければと、自分に言い聞かせた。

スタートの時には降っていなかった雨も降り始め、雨具を着た。夜中にかけて気温はグンと下がるはずなので、体を濡らすと危険だから早めに雨具をきることにした。最初の大きな山を越える。トレイルはドロドロなところも多く、足が取られてしまうこともあった。思ったよりもスピードがでず、頭で考えていた到着時間よりも遅くチェックポイントについた。エイドにはパン、スープ、クッキー、フルーツ、チョコ、そして水やコーラ、ホットドリンクなどがあった。手当り次第に食べて食べて、すぐにエイドを後にした。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

その後も真っ暗なトレイルをひたすら走った。途中で友達とすれ違って話したり、面識のない日本人の方とも話したりして、楽しく進んでいった。日本人は背中を見ただけでなんとなく分かるから不思議なもんだ。ついに30キロ地点の大きなエイドであるコンタミーヌに到着。この時は、やっと到着したかというぐらいの感じだった。最初に飛ばしすぎたのが良くなかったのかもしれない。ここでもたくさん食べて、なぜか「ジャパン♪ジャパン♪ジャパン♪」とコール煽ってみたら、エイドのスタッフもノリノリ。調子に乗って「タケシ♪タケシ♪タケシ♪」とこちらも、エイドステーション中が盛り上がるほどのコールがかかり、俺も叫びながら踊ってみせた笑 こんなUTMBが楽しくて楽しくて仕方なかった。日本のトレランにはない自由な雰囲気。夜中にも関わらず町の人が応援してくれ、カウベルをカランカランと鳴らしまくっていた。この雰囲気が俺には合っている。エイドを出ると、「テラさん」と声をかけられる。なんとTDSを走り終えたばかりのジョリーさんとなっちゃんが応援に来てくれていた。それもこんな夜中かつ大雨の中を。想像もしていなくてとってもうれしかったしパワーが出た。二人の応援に元気をもらいつつ、残り70キロの旅に出た。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012
送信者 モンブラン登山とUTMB2012

UTMB2012を終えて

来年のUTMFがやってこない

2013年のUTMFの抽選結果が12/1の9時に発表された。
どうかな?どうかな?と結果を見に行くと、なんと落選。

マジかっ。
ぐはっ。

何度も何度も確認し直したけど、やっぱり落選。

今年のUTMFは心残りなので、また走りたかったのに。
周りの友達もかなり落選している模様。

特に今年UTMF走った人の当選率は低そう。
そして、今年STY走った人の当選率は高そう。

あー、宮古島トライアスロンは当たらないかな?
でも、UTMFの方が走りたかった。

◆来年のUTMFの楽しみ方は下のどれかだろうな。

・85kmの短いSTYにエントリーする
・仲間のサポートをする
・ボランティアでスイーパーをする
・100マイル走りながら応援して写真を撮る
・完全に無視してGWはどっかに旅

送信者 UTMF2012心折れ部&金環日食