月別アーカイブ: 2011年6月

偶然すぎる偶然は必然だと思う[3.11と同じ道を歩く]

偶然すぎる偶然は必然だと思う。
それは確率論では説明つかないこと。

今日は朝からずっと仕事で出かけており、夕方に東京に戻った。
いつもなら、新宿か東京駅で解散し、仕事か家に帰る。
しかし、今日は水道橋で解散した。
そして、急ぎの用件があり道端で電話をしていた。
用件も済ませ、電車に乗ろうと思い駅の改札へと向かった。

すると、声をかけられた。
???
すると、本郷さんだった。
同じ阿佐ヶ谷に住む、友達だ。
僕が阿佐ヶ谷に引っ越したすぐ後は、よく会っていた。
ベースとなる価値観が似ているからだろう。
ただ、最近はそんなに頻繁に会っていなかった。
それは、運動をするようになったり、日食を追いかけたり、瞑想を始めたりといったこともあり。

なぜ、こんなところで?
こんな時間に?
不思議で仕方なかったのだが、友達の展示を見て、一駅ぐらい歩こうと思いお茶の水から歩いていたのだと言う。

会うなんて確率論で考えたら、限りなくゼロに近い。
けれど、偶然にも会った。
そんなものに、偶然も必然もないのかもしれないけれど、
偶然すぎる偶然は必然だと思えてくる。
確率論では説明がつかないからこそ、人は後から意味づけをしてしまう。

ついでだから、水道橋から歩いて阿佐ヶ谷まで帰った。
3月11日に帰宅難民となり、家まで歩いた時と同じ道を。
3時間30分ほど。

ずっと、話しをしていた。
もしかしたら、3.11以降初めて会ったかもしれない。
いろいろと話したいことがあり、途切れることなく話した。

原発をどう捉え、どのようなスタンスかという話し。
代替発電の話し。
6月11日にあったデモの話し。
東北でのボランティアが楽しかったという話し。
3.11の当日に何をして、何を感じたかという話し。
3.11の震災をどう捉えているかという話し。
スペインでの村上春樹さんの演説の話し。
高校時代に原発をテーマにディベートをしていた話し。
3月10日に仙台転勤を言われ、自分も当事者として感じた話し。
阪神大震災、オウム事件とは違う捉え方であるという話し。
自分の意見を述べる際の、主観と客観の踏まえ方の話し。
今年の夏に行われる原始感覚美術祭の話し。
リスクを確率論で捉えることの限界の話し。
仏教における悟りの話し。
山を走ることと、自転車の旅、瞑想の共通点の話し。
それは、内と外を見るという行為であり、自分の体を客観的に捉えることという話し。
何かを成し遂げた後に起こる偶然。
それは、当初目的としたことを成し遂げた時に、副産物的についてくる感情や出来事など。

本当に盛りだくさんの内容を、それぞれの捉え方や考え方を率直に。

地震から3ヶ月。
自分の中でストンと腑に落ちる所までは至っていないが、
自分の中でごちゃごちゃしていたものが、整理された気がする。

送信者 岐阜

最近のスピリチュアルとかってことは、あまり好まないんで、偶然すぎる偶然が必然ってのも、そういう意味合いじゃないんだけど、自分の捉え方、意味づけの仕方としてって言うことです。

メモを兼ねて、日常をば

グッドモーニング サタデー。
おはよう どようび。

予定では知り合いが仲間と千葉の山の中に家を自分で建てているので、
見学&お手伝いにお邪魔する予定だった。
でも、雨の予報で中止に。

そんな感じで、
お出かけしない週末の決まり事。
東京体育館へ。

まずはジムで自転車を1時間。
夏に向けてトライアスロンがある。
そのために、自転車の練習が必要。
小雨が降るので外ではなく、ジムで済ます。

その後、プール。
汗をかいた後のスイムは気持いい。
ずっと昔、村上春樹さんがやっていた店の場所に今はスポーツバー?カフェ?がある。
そこで、友達と昼飯。
まず先に野菜を食べるという方法を友達に習い実践。
確かに、最初に野菜を食べると満腹中枢が満たされ、食べる量がへる。
さらに、血糖値が急激に上がらないから、細胞の老化防止にいいんだとか。

いったん、家に戻り洗濯。
先週の日曜に忍野トレランに出たので、洗濯物が多い。

ポストを覗くと、東京都トライアスロン連合から封書が届いていた。
JTUというトライアスロン組織の会員カード。
カードがしょぼくてなくしそうなので、メモメモ。

財団法人日本トライアスロン連合(JTU)
会員番号;413-11818
地域組織名:杉並区トライアスロン連合

これで、野尻湖も長良川トライアスロンも参加OK。

夜は、水泳仲間と4人で食事。
阿佐ヶ谷のトルコ料理屋イズミルへ。
店内はおしゃれな感じ。
まずはefesビール。

送信者 いろいろ

これは阿佐ヶ谷のトルコ料理やのEFESビール

8年ぐらい前にトルコを旅した時に飲んだビール。
懐かしい。

送信者 トルコ

トルコの安宿で飲んだEFESビール

あの時は大学の親友と3人で1ヶ月ほど旅した。
もちろんイズミルも旅したのだ。

送信者 トルコ

イズミルの駅

インゲンの煮込みみたいなものを口に入れた瞬間、
鮮やかに記憶が蘇ってきた。
ロカンタ(トルコの大衆食堂)で食べた味だ。
五感の記憶が蘇る。
これが人生で最も幸せな瞬間のひとつ。
昔の思い出と今の楽しみが繋がるのだから。

送信者 いろいろ

真ん中のがインゲンの煮込み

送信者 トルコ

トルコのロカンタで食べた。うまい煮込みが多かった。

グッドモーニング サンデー。
おはよう にちようび。

雨は降っていない。
夕方までは降らなさそうだ。
月食のためにアクセスが良くて、南西方面の地平線が見える場所を探しに山へ。
富士登山競争も7月にあるし、走りに慣れておく意味も含め。
アクセスがラクだから高尾山に。
人が少ないルートを選んで走る。
眺めがいい場所からコンパスで南西をチェック。
しかし、近くに山があるので地平線は見えない。
そりゃそうだ。
諦めだ。
ということで、純粋に山を走る。
足の筋肉の調子がいいらしく、軽やかに。
シングルトラックが何で楽しいかと思うと、
道幅が狭く、すぐ横に木々があるからだと気づく。
スピードを感じやすいのだ。

送信者 sports

そして、下山。
下山直前に川があったので、
上半身はだかで、頭から水を浴びる。
さっぱり。爽快。
Tシャツも替えて、気分すっきり。

新宿へ。
夏はトライアスロンでロードを走らないといけない。
トレイルの方が楽しいし、足への負担が少ないから好きだ。
そんなこともあり、ロード用のシューズがボロいのしかない。
新しく買わないとけないと思っていて、調べるとadizero Japan wideが評判が良かった。
新宿のスポーツ用品店へ行き物色。
色々見て、結局adizero Japan wide 26cmを購入。
何と言っても軽い。
最近は、東京マラソンも長良川のハーフもトレランシューズだった。
だから、余計に軽く感じた。

送信者 記録

ロングのトライアスロンは、少しの軽さが大切なはずだ。
3.8km泳いで、190kmバイクをこいで、その後にやってくるフルマラソン。
軽さは勝負の生命線。

偶然にも安売りをしていた。定価 12,600円がなんと7,980円。
ラッキーだ。
一番欲しい物が、ちょうど安売りなんて。

その後、焼き魚定食を食べていたら、友達からメール。
友達も店に来て、一緒にご飯。
珍しく、カラオケに。
懐かしい曲、演歌、洋楽なんでもござれ。
2時間ほど熱唱。

そして、

グッバイ サンデー。
さよなら にちようび。

===

何をメモしておきたかったかと言うと、2つ。

◆トライアスロン連合の会員番号

財団法人日本トライアスロン連合(JTU)
会員番号;413-11818
地域組織名:杉並区トライアスロン連合

◆ランニングシューズの購入記録
adizero japan wide
26.0cm
定価 12,600円
購入価格7,980円
ビクトリア新宿店

ワイドラスト採用モデル【トルションシステム】:中足部のねじれ運動をコントロールし、足の安定性とサポート性を高めます。【アディプリーン】:ヒールの下にクッション材を入れることにより、着地衝撃から足をプロテクトするテクノロジー。

めんどくさいを封印してみよう

僕は極度のめんどくさがりやだ。

好奇心があることに対しては、めんどくさいということは全くないのだが、それ以外のことは全てめんどくさいと思う。

でも、めんどくさいと思うと全てをルーチン化してしまう。
ルーチンかは習慣化にも通じると思うけど、この習慣はくせものだ。
よく使えば習慣は非常に有用だ。
苦手なことでも、習慣化してしまえば苦にならない。
習慣は日々の積み重ねなので、長い目で見ると大きな効果が出る。

一方で、習慣化はマンネリ化にもなりかねない。
惰性でやり続けてしまうという問題。
そこに、面白みや新たな変化は起きない。

疲れた。
忙しい。

という言葉を俺が使わないのと同じ様に、めんどくさいも封印してみよう。
そして、実践してみよう。

もちろん、めんどくさいと思うことによって、業務を改善することに働くことも多い。
しかし、僕は今までめんどくさいばかりだったので、めんどくさいを封印することによって生まれるものの方が多い気がする。

めんどくさいとか、やだなーとか、思ったら深呼吸をする。
ひと呼吸おくと、冷静になれる。
そこで、一瞬の時間ができて、考えがめぐる。
そうだ、俺はめんどくさいを封印するのだと、思い出す。

さらば、めんどくさい。

送信者 ドロップ ボックス

よっ、新たな世界。

月の奥に鏡を見る

月を見て、
旅を想う

月を見て、
人を想う

中国の誰もいない砂漠で、出会った旅人と二人。
彼は世界一周を中国から始めたばかりだった。
見渡す限り人気のない砂漠で、夕日を眺めた。
砂で霞む空に、陽は沈んでいった。
すると、グッと冷え込んだ。
寝転んでいると、輝く月が砂漠を照らした。

ボリビアの、ラグーナベルデ。
緑の湖。
標高も高くマイナス20度ほどだった。
真正面に広がる緑の湖がピンクに変わり、
その奥の地平線から輝く真ん丸の月が登って来た。

チリの砂漠。
2,3日車で移動し続けていた。
まぶしいなと想ったら、黄金の月が登って来た。

テヘランの小さな工場街。
油臭い路地でイラン人のおっちゃんと出会った。
彼は昔、日本で働いていた時のことを話してくれた。
今も忘れられない人がいると。
ぼろぼろになった、連絡先の紙切れを見せてくれた。
その帰り道、ほっそりとした二日月が輝いていた。

憧れのアラスカにいた。
北極圏に入りさらに北へ向かった。
森林限界を越え、アティグンパスという谷まで来た。
淡いピンク色に染まる空に、真ん丸の月があった。
ブルームーンだった。
それは、1ヶ月に2度の満月があること。
背筋がゾクッと震えた。

チベットへはヒッチハイクで入った。
大きな大きなトラックだった。
タンゲ峠という一番高い峠の手前で、
どうしてもトイレに行きたくなった。
でも、トラックの運転手は止まれないと言う。
今止まると、トラックが下がって行ってしまう。
峠を越えるまで待てと。
峠に到着して、ひとりダッシュで降りる。
真夜中に尻がしびれるほどの寒さでノグソ。
ホッとして空を見上げると、月と星が瞬いていた。

徹夜で初めて山を走っていた。
ただ我武者らで、一歩。
そして、また一歩前に進んでいた。
明け方近く、ひらけた場所に出た。
まぶしいぐらいに月が輝いていた。
夜中じゅうも照らしてくれていた。

西表で夜釣りをしていた。
船にぷかぷか揺られながら。
隣の島からはかすかに音楽が聞こえていた。
水面に月の灯りが波打った。

芸大の授業の後、
いつも上野公園の砂場で飲んでいた。
薄暗い中、語りながら、はしゃぎながら飲んだ。
砂場で相撲を取ったりもした。
街灯だけじゃなく、月が温かく照らしてくれていた。

瀬戸内海の無人島で過ごした、
思い出すと大変だった日々も、
東京から岐阜を目指して歩いた、
そんな大変だった毎日も、
月は照らし続けてくれた。

岐阜で過ごしていた小さい頃、
いつからか、カーテンを開けて寝るようになった。
ベッドに寝転がる。
すると、寝ながら月と目が合った。
満月の夜が多かった気がする。

同じ時に同じこの月を、誰が見ているのだろうか。

今見ている月は旅先で見て心が震えた月と同じ月なんだろうか。

月は反射して輝いている。
それは鏡。
何かを写し出すもの。

月が鏡だから想う。

月と言う鏡を通して、
人を見る。
過去の旅を見る。

人は、輝く月を見て、自然と何かを想う。
それは、月が光を反射する鏡の役割だからだろう。
でも、そんな原理を意識しなくても、人間は月を見て何かを想う。
不思議だ。

太陽を見てもそんな風に想う人はほとんどいない。
太陽は鏡のように反射して輝いてないから。

人間の感は不思議なぐらい、鋭く、豊かである。
無意識に、どこからかそんな原理の本質まで感じとっているのだから。

===
上の文章は、この前振りなんですが、
6月16日の明け方に皆既月食が見られる。
低い位置で皆既になり、月は欠けたままの状態で沈んでいくようだ。
西南西の空を見ようと想う。

送信者 四国

まずは、分かりやすい所から取り組むと世界は拓けやすい

靴下。
シャツ。
パンツ。
ズボン。
タオル。
などなど。

いろいろなものが絡まり合って、洗濯はできあがる。

送信者 トカラ

はて、一番難しいのは、靴下のペアを探すことだ。
他のものは単体で干せるから、手に取ったものを干せばよい。

いつからか、洗濯物を干す順番が決まっていた。
靴下は一番最後。

まずは、大きなものを適当にとって、干す。
すると、洗濯機の中の物のカサがだいぶ減る。

その後、パンツなど小物を干す。
すると、あっという間に靴下だけになる。

靴下もひと目でわかるペアから干す。
柄が分かりやすいもの。
くるぶしまでの長さのものなど。

あっという間に、残りは数足の靴下に。
ココまで少なくなれば、どれがペアかを簡単に選び出せる。

送信者 トカラ

これって、すごく自然なことで、どんなハードルの高いことでもそうなんだろう。
人生でも、仕事でも、スポーツでも、趣味でも。

まずは、分かりやすい、簡単な所から取り組んで、問題を少しでも減らし、簡単にしてから、取り組む。
そうすると、大きな壁も乗り越えやすいんじゃないかな。

そうすると、世界は拓けて行く。