日別アーカイブ: 2009/11/24 火曜日

それでもJALに乗る日本国民の意識と俺

JALの経営危機が話題になっている今日この頃。資金がショートして燃料費や給料も支払えなくなるかもしれないとも報道されていた。普通の会社ならつぶれていてもおかしくない状況なんだろう。

しかし、JALのテレビコマーシャルは有名芸能人を使い放映されている。航空会社なんて日本には実質的に2社しかない。だから、そんなにも広告が必要とは思わないし、いわんやこんな状況なのに。さらに安全に関係ない部分でのコスト削減も最大限の努力がされているとも感じづらい。機内のドリンクだったり、機内誌だったり。削減コストは微々たるものだろうけど、その積み重ねがされているとは考えづらい。

ただ、一方で思うこともある。いつ飛行機が飛ばなくなってもおかしくないはずなのに、国民はJALに乗り続けている。飛行機が飛ぶものと思い、航空券を予約し、飛行場へ向かう。そして飛行機に乗れると思っている。国民も国がなんとかしてくれると安心しきっているからこそ、このような行動をとるのだろう。国民はいくら危機だと報道を聞いても、最後はJALをお国がすくってくれると信じきっている。

JALや国民の行動の背景には、政治家や役所が地方各地に100あまりの空港を作り、その路線を就航させていたというコトがある。それだけ癒着していれば、JALは国に助けてもらえると思うのは当たり前だし、国民もそのように暗黙のうちに判断するのも当然だろう。国民、JAL、国はそんな関係なんだなと、そんな風に日本という国は今まで成り立ってきたんだろう。この問題に限らず3者が変わらなければならない時期だし、変わる時期なんだろう。

こんな事を言いつつ、そんな満席のJAL機で俺も沖縄に行ってきた。だからこそ、機内でこんなコトを考えたのだろうけど。

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