吐噶喇へ

「吐噶喇」と書いて「トカラ」と読む。
そんなトカラ列島へ行こうと思ったのは4、5年前のこと。トカラ列島にある悪石島で行われているボゼという祭りを知った時からだ。当時からトカラ列島に行きたいと周りの友達に話すと外国かと勘違いされることも多かった。今年は日食の中心地で話題になることも多いトカラ列島。

そんなトカラ列島は鹿児島県にあり、屋久島と奄美大島の間にある島々だ。
行政区域としては十島村(としまむら)に属する。昔は十島村(じっとうそん)と呼んでいたらしく、お年寄りは話しの中で十島村(じっとうそん)と言っていた。面白いことに、この十島村役場は十島村内にはなく、鹿児島市内にある。


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なぜ、今、トカラ列島へ行ったのか。
理由は行きたいと思ったから。
旅は「思い立ったが吉日。」ってのが全てだと思っているが、この感覚は自分でも時間が経てば忘れてしまいかねないし、多くの人には伝わらないのでそれなりの理由を書き残しておこうと思う。

◆前提条件

 ・休みが10日前後と海外に行くには短いため国内の旅
 ・最近は島の人々や時間の流れ、また歩いて巡れることにハマっていて小さな島がいい

◆以上の条件から上がった候補

 ・トカラ列島
 ・小笠原諸島
 ・宮古島周辺
 ・去年のGWと同様に八重山

 この中で一番行ってみたいと思ったのが、トカラだったのだ。沖縄とも奄美とも違った文化(ボゼなど)があることやフェリーが週2便しかない島々での人々の暮らしに興味を持ったから。島民は70人前後なのだが、その規模では島がどのように成り立っているのかに興味をもった。さらにトカラ列島に行くのであれば皆既日食の前に行きたかった。(日食で人々が大量におしよせると島が多少変わるかもしれないので、その前のトカラを見たかったから。)もちろん海や山、温泉にも興味がありトカラ列島に行くことにした。

他の島に関しては、小笠原諸島のフェリーの日程が俺の休みの日程とあわなかったし、宮古島は島を一周する100キロマラソンの時に行きたいなーという気持ちがあった、などなどの理由もありトカラ列島に決定。

長々と書いたが、実は昨年の夏もボゼの時にトカラ列島に行こうとしたけど、飛行機が取れなかった。。。ということで、しぶしぶあきらめていた。

ということで、トカラへ行くために飛行機を予約し、ルートを練る。これがまた悩ましかった。フェリーのスケジュールが出ないと予定を決定できない。鹿児島から週2便フェリーが出ているだけなので、これにスケジュールをあわせないといけない。十島村のウェブサイトを見て、スケジュールの発表を待つ。スケジュールが発表されて、さっそくにらめっこ。しかし、この運行スケジュール表がまた分かりづらい。。。


フェリーとしま

言葉で表現するのは非常に難しいのだけれど、トカラを上手に巡るにはフェリーの予定とにらめっこが必要だ。週2便しかない上に、1便は鹿児島→名瀬(奄美大島)→鹿児島、もう1便は鹿児島→宝島(トカラ列島最南端の島)→鹿児島という運行なのだ。(地図を見てもらうとイメージが沸きやすいかも)

どの島に行きたいかと言えば、悪石島と小宝島はマスト。宝島、平島、中之島、口之島は行きたいなーという感じ。せっかくなら奄美大島にも行きたい。すると、行きに奄美大島からフェリーでトカラ列島に向かうか、帰りにトカラ列島から奄美大島へ渡るかのどちらかになる。フェリーのスケジュールから名瀬(奄美大島)便が行きのタイミングしかないので、東京から奄美大島に入ることにして、鹿児島に抜けることは決定した。

その次に、フェリーは週に2便といっても島巡りをする旅人は4回フェリーに乗れる。なぜなら上り便と下り便があるからだ。島の大きさと行きたい島の優先順位を考慮してトカラ列島の島巡りのスケジュールを考える。波が高いとフェリーが出港しない&ランプウェイ制限での出港と抜港(ばっこう)というものが存在する。これも考慮にいれないといけない。

ランプウェイ制限とは車を島に下ろせないよ、ということ。それでも島に車で上陸したい場合は、吊り上げるしかないよという制限。(イメージとしては以下の写真)

軽トラがつり上げられてます。(写真が横向きです。。。)

もうひとつの抜港(ばっこう)は聞きなれない言葉だが、「抜く港」ということ。波が高い場合小さい港(島)は飛ばしますよ、スルーしちゃいますよ、ということ。抜港される島は、小宝島と平島がほとんど。

これを考えると行きたい島には先に行っておく必要がある。さらに帰りに小さい島にいるとフェリーに乗れない可能性がある。すると、奄美大島→悪石島→小宝島→あとは島についてから波の状況や島の人の話を聞いて決める。ということで、小宝島までの宿を予約して出発。

長ったらしくなったけど、これで出発の準備完了。

このフェリーにあわせて上手く島巡りの日程を決めるのもなかなか面白い。旅は計画段階も非常に楽しい。どんなところなんだろうとワクワクしながら計画を立てる。トカラに行ったことがある友達に聞いてみたり、ネットや本で調べてみたり。こんな事前の楽しさがあるから、行ったことないところに行くことが多いのだろう。

さて、トカラ列島に行ったことがある友達から写真を受け取り、悪石島と小宝島に届けるというお楽しみもありつつ、トカラの旅の始まりです。

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