僕の夏休み

今年の夏は感じ、考え、こころ動いた。

休み初日の始発で岐阜へ向かい、
林業の実態を習い聴く。
こんな状態になってしまっているのかと衝撃をうける一方で、
何とかしなければと強く思う。

そして午後からは間伐をするためのチェーンソーの使い方やロープの使い方を習う。

翌日は実際にチェーンソーを使い間伐。
あの緊張感は久しぶりだった。
足場の悪いところで、高速で回転するチェーンソー。
そして、10メートル以上ある木が、
バキバキという音を鳴らし倒れていく。
体の中から魂が抜けたような、
体の中身が空っぽになったような感じ。

林業を教えていただいた方のビジョン、考え、
実際の行動などかなり刺激を受けた。
こんなのは久しぶりだった。

それから、エマルジョン燃料の施設を見て話を聞いたり、
豆腐工場のマイクロ水力発電を視察したり、
マイクロ水力の実験候補地であるいとしろの水量などを見に行ったりと。

まあ、これらもすごい興味深かったし、
文字だけではなく実感できてよかった。

さらに良かったのは、実際にこういった田舎で生活している人の話が聞けたこと。言葉の端々に実際の生活の苦労や自分たちがこうしていきたいという思いが伝わってきた。
そして、やさしさも。

それと採れたてのおいしいトウモロコシやナス、トマト。
うまいんだな。体が欲している食べ物そのもの。
まさに田舎のおばあちゃんちにも泊まらせていただいて、
本当に幸せ。どっしりとした木の柱に支えられた日本家屋。
目の前には鮮やかな緑色の田んぼ、そして山。
しずかな夜には川のせせらぎが聞こえてくる。

あ、本当に生きている感じ。
体の細胞ひとつひとつが喜びを感じている。

自然児としては、こんな自然に包まれて暮らしたい

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