何代も前からそこに

何代も前からそこにいたことが、土地への思いを強くする。
自分だけではない、その前の世代、先代、先々代の思いも僕たちの

体には息づいているのだ。 

東京に住む人が東京への愛着がないのは、親の世代から東京に住み始めたからではないか。
ずっと、岐阜に住み続ける一族は、岐阜への愛着が強い。
自分が岐阜に18年しかいなくても、岐阜への愛着は強い。
もっと言うと、岐阜に18年いて東京に20年住んでいたとしても岐阜への愛着が強い。
それは、先祖代々すんでいたという重み、そしてその土地が会ったから僕は生きているという実感がそういった気持ちにさせる。

東京だけではなく、地方の町で生まれ育った人と話していた。その親はまた違った県の出身である。
彼は、自分が生まれ育った地域にそれほど愛着はないようだ。
自分の一族がその地域で生き続けてきたという実感がないからだろう。

一族が行き続けてきたということが、地域への愛を決める気がする。

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