日別アーカイブ: 2011/8/26 金曜日

パプアニューギニア 旅の概要

パプアニューギニアに行った旅の概要です。

パプアニューギニアへ個人旅行で行く人がかなり少ないらしく、行く前にネットで調べてもほとんど情報が出てきませんでした。

聞いてみると日本人は年間2000~3000人程度で、ほぼツアー旅行者のようです。
その内訳は半分ぐらいが戦争の慰霊で、残りはダイビングツアーが多いとのこと。

町中を歩いていて日本人含め外国人旅行者に会うことはありませんでした。そりゃ、ネットに情報を残す人が少ないなーと。

一方で、パプアニューギニア(PNG)は文化も人も自然(山も海も川も)魅力的なので、行く価値はかなり高いです。
そこで、使えそうな情報をまとめておきました。
いつか、誰かが行く時の参考になれば。


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◆スケジュール
2011年
8/10 成田発(エアーニューギニの直行便)
8/11 ポートモレスビー着。国内線に乗り換え ポートモレスビー発 マウントハーゲン着 
8/12 Paiya mini show @paiya (パイワ村)
8/13 Mt. Hagen show @Mt. Hagen(マウントハーゲン)
8/14 Enga Festival @Enga(エンガ)
8/15 マウントハーゲン→マダン バス移動15時間ぐらい
8/16 シアー島
8/17 クランゲット島
8/18 ハヤ村
8/19 ダイビング Pig島付近 @マダン
8/20  マダン発 ポートモレスビー着 14:20 PORT MORESBY発 成田着 19:55

◆アクセス

成田→ポートモレスビー
AIR NIUGINI ニューギニア航空(PX 055)
11年08月10日(水)21:25 NARITA INT`L
11年08月11日(木)05:00 PORT MORESBY

ポートモレスビー→マウントハーゲン
AIR NIUGINI ニューギニア航空(PX 180)
Departing at Thu, 11 Aug 2011, 09:10 Port Moresby
Arriving at Thu, 11 Aug 2011, 10:10 Mount Hagen
エアーニューギニのサイトで購入

マダン→ポートモレスビー
AIR NIUGINI ニューギニア航空(PX125 )
From:Madang Sat,20 Aug 2011, 07:20
To:Port Moresby Sat,20 Aug 2011, 08:30

ポートモレスビー→成田
AIR NIUGINI (PX 054)
11年08月20日(土)14:20 PORT MORESBY
11年08月20日(土)19:55 NARITA INT`L

◆国内交通
長距離は主に飛行機。(飛行機料金は日本と同じぐらい)
ハイランド地方は道路があるためPMVとよばれる乗合バスがある。
旅慣れている人であれば、気をつければPMVでも移動可能。
道は凸凹なので、それなりの覚悟は必要。
奥地には小型飛行機を利用するのが一般的。

◆予算
合計 27万円程度
日本パプアニューギニア往復チケット 14万5千円ぐらい(航空券 108,000、サーチャージ27780 など)
ポートモレスビー→マウントハーゲン航空券 1万7千円ぐらい(ニューギニア航空のサイトで購入)
マダン→ポートモレスビー航空券 2万円ぐらい(現地のニューギニア航空のオフィスで購入)
滞在費:8万円(宿泊費、食費、バスの移動費、ダイビング、現地ツアー参加費など含む。)

◆レート
1キナ=38円
(両替のコストとか考えて、1キナ=40円)

◆両替
ポートモレスビーの空港で両替可能。日本円も問題ない。
しかし、町中では円は無理。かつ両替にかなりの時間がかかったり断られることも。

◆物価
日本とほぼ同じ。
例:コーラ120円(3キナ)
  メシ 600円(15キナ チキン、ポテトフライ、ジュース)
  宿泊2000~4000円/泊(ゲストハウス)
  露天のカウカウ(さつまいも)40円(1キナ)
  バス(マウントハーゲン→マダン)2000円(50キナ)
  ポートモレスビー→マウントハーゲン国内飛行機 1万7千円

◆旅行者
かなり少ない。日本人は年間2000~3000人程度
ほぼツアー旅行者。
半分は戦争の慰霊で、残りはダイビングツアーが多いとのこと。
街中で日本人含め外国人旅行者に会うことはない。

◆治安
スリなどは多く、大きな町は気をつける必要がある。
彼らのような窃盗集団はラスカルと呼ばれている。
方法としては、複数人でボコボコにするか、PNGの人が持っているナタみたいなので切りつけるみたい。
ただ、それなりの国を旅していて、慣れていれば防げる。
夜は人がほとんどいないので出歩かない方がベター。
まあ、娯楽がないので出る意味もない。
田舎は治安が悪くない。

◆人
スリなどはいるが、ほとんどの人はとてもフレンドリーでとても優しい。
カメラを持っていると、俺を写真に撮ってくれと言ってくる。
かなり大人も子どもも無邪気な印象。

あと、男の体格はほぼ全員マッチョでガタイがいい。
かつ肌が黒く、髪の毛が剛毛。
腰にはナタみたいなナイフを持っている人が多い(ココナッツなどを切るため)
だから、見た目の印象は怖い。が、優しい人が多い。

◆ライフスタイル
仕事は農業が中心。(自給自足)
しかし、働いている人は少ない。
町から少し離れたブッシュの中に家があり、9時ぐらいに町に来る。
町では特に何もせず、ぶらぶらして人と話している。
夕方5時か6時ぐらいにまた家に戻る。
暗くなったら町に人は皆無。
映画、カフェ、ショッピングなど娯楽というものは一切ない。

◆平均年齢
19歳。
町中にも子どもが非常に多い。
義務教育はない。

◆食事
コーラをよく飲む
酒に弱い人が多く、一般的にあまり飲まない
ヤムイモ、タロイモ、カウカウ(さつまいも)などの芋を煮たものが中心。
野菜は人参、キャベツ、ブロッコリーなど。
落花生を生で食べる人が多い。
パパイヤ、ココナッツ、柑橘類などのフルーツも豊富。
鶏肉、豚肉を主に食べる。
海近くの町は魚も食べる。

旅行者が安く食べるのは、KAIBARと呼ばれる店。(街中にある売店?みたいな食事する場所)
ここではフライドポテト、フライドチキン、揚げパン、豚や牛、ラムの煮込み、ライスなどがある。
ポテト、チキン、ジュースのセットで15キナ(600円ぐらい)

飲み物はコーラをよく飲む。ファンタのパイナップル味も。俺は水中心だったけど。

あと、ビートルナッツ(ブアイ)というものを常に噛んでいる。
赤というかオレンジ色っぽくて、町に吐き捨てられている。

◆宿泊
高級ホテルは数万円するみたい(泊まってないから分からないけど、設備はよいらしい)
ある程度の町なら、ゲストハウスがある。
1泊50キナから100キナ程度(2000円~4000円)
設備は宿により異なるが、ベッドのみが多い。トイレ、シャワーがつくと80キナ以上な感覚。

◆天気
ハイランド地方(ハーゲン、ゴロカ)などは8月でも涼しい。
昼間に太陽を浴びると暑いが、朝夕は長袖がマスト。
海岸沿いになると一気に蒸し暑くなり半袖と短パンでOK。

昼間は晴れていることが多いが、夕方から早朝にかけて雨が降ることが多い。

◆祭り
祭りはシンシン(英語のsingがなまった)と呼ばれ、各地で行われる。
結婚や歓迎などの際に歌い踊られる。
太鼓や笛などの楽器を使い、音楽に合わせて踊る部族も。
木の実を染料にして顔にペイントしたり、ココナッツの葉、鳥の羽などを身にまとう部族が多い。
一方で、体を黒く塗ってお面をかぶり、ゆっくりと歩くだけの部族(例:アソロ集落のマッドマンなど)も
各地の部族がそれぞれのスタイルのシンシンを披露するのがマウントハーゲンショーなどのショーになる。

今回の旅ではハイランド地方のパイワ村のショー、マウントハーゲンカルチャーショー、エンガ州のエンガフェスティバルに参加。

◆言葉
国民の4割ぐらいは英語を使える感じがした。旅は困らない。
また、800近い部族が降り、800近くの言語がある。
そこで、ピジン語という共通言語が標準語とされている。
このピジン語は英語と同じ部分も多い。

◆時差
日本より1時間進んでおり、日本が正午の時、午後1時となる

◆郵便
日本までの海外郵便(絵はがき)は7キナ
ちなみに絵はがきは町中に売っていない。
高級ホテル内にお土産屋があり売っている。
あとポートモレスビーの空港にあるので、到着してすぐに買うのはあり。
(お土産は買う店は町中に全くない。)

◆ネット
ネットカフェはほとんどなかった。大きな町に1ヶ所あるかないか。
かつネットカフェがあっても回線が遅い。
1時間15キナ(600円)

◆電気
240ボルト、50ヘルツで、プラグは一般に「Oタイプ」と呼ばれる「ハの字」二股形、3つ穴式でオーストラリアやニュージーランドと同じ。
停電は経験しなかった。
ただ、島などには電気が通っていないところもあり、暗闇ライフ

◆虫
セピック川の周辺に行かなければマラリアのリスクは高くはない。
しかし、虫は多いので虫除けやムヒなどがあるとよい。

念の為に日比谷クリニックでメファキン(マラリア予防薬)とウルトラソンという日本では買えない強い虫除けクリームを購入。
メファキンは週に1回飲む(行く前週から飲み、帰っても4週飲む。6錠)6000円ぐらい。
ウルトラソン'(DEETが30%以上)は2500円ぐらい。

その他、マラリア対策
ハマダラカは黒い色を好み、夕方から夜明けにかけて吸血。夜間や睡眠時に注意。
長袖、長ズボンを着用する。特に夜間は明るい色の衣服。
皮膚の露出部には虫除けスプレーを使用する。
蚊取り線香、虫除けベープも効果的
網戸や蚊帳を使用する

◆服装
半袖、短パン、サンダルが基本
寒いときはTシャツに長袖、長ズボン。ソックス&靴を履いた。

◆保険
いつも通り損保ジャパンの一番高い奴に入っていった。

◆ビザ必要
空港でもビザは取得可能  100キナ=4000円
東京の大使館でも取得可能2000円
http://www.png.or.jp/nihongooct%2022000/visanihon.htm

◆ガイドブック
LonelyPlanetが便利
(パプアニューギニアの地球の歩き方は販売されていない)

送信者 パプアニューギニア2011

◆日記
・現地からのエントリー

【お知らせ】パプアニューギニアに行ってきます

【お知らせ】パプアニューギニアに行ってきます

From Papua new guinea

ただいま from PNG

・旅への思い
どこでもドアは使わない

・写真
主だった写真

・旅日記はこちらから
【PNG紀行1】未知の国パプアニューギニアへと舵を切る

【PNG紀行2】日常から非日常の扉をあける日

【PNG紀行3】祭りの始まり

【持ち物】

・現地に行って何がしたく成るか分からないので、山登り、セピック川下り、海などに対応できるように荷物を持って行った。
パスポート
パスポートコピー×2、
パスポート用の写真×2
航空券(引換券)往復分、Eチケット3部
旅行保険手帳
クレジットカード
クレジットカード番号を控える、紛失連絡先
財布×3(ポーター、バッドボーイ、100円財布)

ドルキャッシュ
長袖(忍野トレイル)
ももひき(タイツ)
長ズボン(ジップオフパンツでハーフパンツにもなる)
短パン
雨具など長袖(薄っぺらいウィンドブレーカー)
帽子
メガネケース
予備の眼鏡
コンタクト(ダイビングなどに便利)
下着(靴下×2)
Tシャツ×2(速乾性のシャツ)
トランクス×2
マスク
薄い軍手
バックパック
安全袋(首から提げる)
安全袋(腰に巻く)
洗面用具(歯ブラシ、歯磨き粉)
綿棒
固形石鹸(洗濯用)
薬(風邪薬)、下痢止め(正露丸)、胃薬、リンデロン、ムヒ、虫除け、マラリア予防薬、高山病の薬
バンドエイド(バイオバンド)
タオル×1
ティッシュ×3
ウェットティッシュ
爪きり
一眼レフカメラ(充電器、変換プラグ、メンテナンスセット)
コンデジ(充電器)
変換プラグ
デジカメSDカード4枚
SDカードケース
ヘッドライト(ジェントスの安い奴)
ヘッドライトの予備電池
小さいノート持ち歩くよう
大学ノート 日記を書くよう
筆記用具(ノート、ボールペン、世界地図1枚、文庫本、英語)
旅行ガイドブック(ロンプラ)
メールアドレス、住所などのメモ(絵はがきを送るため)
南京錠、ワイヤーの鍵100円鍵
ビニール袋×5、
圧縮袋×1
メッシュ袋(洗面具などを入れるため)
腕時計(安い奴)
電卓
旅行に関する注意事項を印刷したもの(外務省の安全情報)
非常食としてキャラメル
切符など入れるクリアファイル
デオドラントボディータオル(使い捨て)、
水着とゴーグル
運動靴(安い奴)
マラリア予防虫除け塗り薬(ULTRATHON DEET34.34% 日比谷クリニックで処方2500円)
マラリア予防薬(メファキン、日比谷クリニックで処方1錠950円)
iPod
薄いブランケット(寒さ対策、ダニ対策。シュラフカバーでもOK)
ペットボトルorプラティパス
トイレットペーパー
ダイビングライセンスカード
虫除け(持ち運びベープ、強力なやつ)
キンカンなど塗り薬協力
小さな三脚(ハーゲンショーの動画を撮影する時に使う)
スリッパ