海の向こうの旅先から絵はがきを送るのが好きだ。
普段の生活では手紙やはがきを書くことなんてないけれど、海外を旅していると絵はがきを書きたくなる。
最近は海外でも携帯電話が通じて、日本にいるのと変わらないコミュニケーションが取れる。
けれど俺は旅に携帯電話は持って行かない。
せっかくの旅だから、日常とは切り離したい気持があるからだ。
だからこそ、人恋しくなり、絵はがきを書きたくなるのかもしれない。
最近は携帯電話やPCのメールの発達で友達の住所も知らないことが多いし、
自分自身に絵はがきを送るのも照れくさく実家や年賀状をくれる友達に送るようにしている。
今回の旅に出る前にふと思ったことがある。
これは年齢的なものも関係しているのだろうけれど、友達の子供に絵はがきを送りたいなと思った。
子供がいる友達が何人もいる。
そんな子達に異国の地から絵はがきを送ってみたくなった。
絵はがきには不思議な魅力があると思う。
子供達に届いた絵はがきを、友達であるお父さんやお母さんが、寺町の兄ちゃん(おじちゃん?)が送ってくれたんだよ。
今は、こんなところにいるんだって。と、地図を広げながら説明してくれたらうれしい。
子供にとってまだ見ぬ世界があって、そんなところに行くことが出来て、そんなところでも自分の知らぬ人が同じ時代を生きている。
そんなことを、感じてくれたら幸せだ。
送信者 ALASKA 2009 |
送信者 ドロップ ボックス |