MMAという新しいトレランブランドのサイトでブログを始めました。
心折れ部のエディさんや渋井さんが立ち上げたブランドで、なんだかおしゃれなオーラが漂っています。
そんなMMAでブログを書くことになりました。基本的にはトレランネタになる予定です。そして、こちらのブログにも全く記事をコピペで掲載予定です。こちらはアーカイブ機能として、そうしたいと思っています。
長い旅の途上
http://mountain-ma.com/teratown/
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人はいつも、それぞれの光を捜し求める、長い旅の途上なのだ。-星野道夫-
送信者 いろいろ |
ブログのタイトルになっている「長い旅の途上」とは、写真家であり文筆家であった星野道夫さんの言葉だ。僕は、星野さんの写真と言葉がとても好きで、ことあるごとに本を読み返している。
星野さんが残した言葉の中でも、「長い旅の途上」という言葉は非常に好きで、生きていく上での指針のようなものになっている。
もともと、好奇心が強い性格で、自分でやったことのないこと、感じたことのない感情、全く想像もつかないこと、そんなことを自ら体を使って、肌で感じとり、沸き上がる感情を味わってみたい気持が非常に強い。
送信者 ALASKA 2009 |
そんなこともあって、知らない世界を見てみたいという動機から世界各地、日本各地を旅していた。同じ場所に何度も行くことは少なく、今までとは違った文化のエリアに行くことが多かった。ヨーロッパ諸国、インド、ネパール、チベットなどのアジア諸国、エクアドル、ボリビア、ペルー、チリなどの南米諸国、モロッコ、イランなどの中東およびアフリカ諸国、そしてオセアニア地域ではパプアニューギニア、北米のアラスカと異なる文化圏へ行き、現地の人と同じ物を食べ、同じようにバスに乗り、同じように生活した。
送信者 イラン |
そうした旅の中で、価値観や文化/習慣の大きな違いに触れ、衝撃を感じるとともに、世界の広さ、そして面白さに気づいていった。都会に行くことは少なく、どちらかというと自然の中へ行き、広大無辺な自然を楽しんでいた。いつの間にか、自然が好きになり、その中でも山に魅了されていった。
送信者 パプアニューギニア2011 |
運動は小さい頃から大嫌いだったが、富士山に人生で1度は登りたいと大学時代に山登りを始めたのも、社会人になって人生で1度はフルマラソンを走ってみたいとチャレンジしたのも、自らの体で体験したいと言う好奇心からだった。
初めてのフルマラソンで前泊した時に、トライアスロンサークルの友達の友達が、「先週、奥多摩の山を24時間以内に走るレースに出て完走した」と語った。フルマラソンが一番キツい耐久競技だと思っていたので、そんな競技があることに驚くとともに、一度は挑戦してみないとどんなものか分からないと思い、翌年の参戦を決めた。
思い返すと、これがトレランとの出会いだった。そして、この大会が「ハセツネ」だった。初めてのトレランがハセツネで、友達もいなく、当時はネットの情報も少ないまま、本番を迎えた。レース中は筋肉疲労、眠気、水の不足などから、拷問かと思うような連続だった。
リタイアして終わると、経験したことにはならないので再度挑戦しなければならないと思い、もう二度と走りたくないという気持ちだけでなんとか完走した。そんな風に思っていたのに、ゴールでいろいろな人に「おかえり」「おめでとう」などと声をかけられ、胸が熱くなり、うれしく、そしてホッとした。この瞬間に、71.5kmの辛い道のりを走ってきてよかったと思えた。不思議な物だ。
送信者 いろいろ |
やっている最中に、もう二度とやりたくないと強く思うものごとであればあるほど、その後からやりたいという気持が強く沸き上がるのは何だか面白い人間の性質だ。
こんなトレラントの出会いがあり、それ以来徐々にレースに出るようになり、1人で3年ぐらい山を走っているといつの間にか仲間が増え、今は「心折れ部」というトレランチームで楽しく山を走り続けている。
しばらくは、トレランをし続けるだろう。理由は純粋に楽しいからだ。ただ、人生と言う長い旅の途上にいることも事実で、様々なことを自分で体験したいと言う好奇心は止まることがない。自分で飛行機を作って自分で飛びたい、自分で家を建てて自分で住みたい、カヤックで長い期間旅をしたい、などなど上げれば切りがない。
送信者 ドロップ ボックス |
旅行と言う意味での「旅」ではなく、僕はいつも旅の途上にいる。その旅が今は「トレラン」ということだと思っている。今も新たな何かに繋がっていく過程であり、今後の長い旅がどう変わっていくかをここに記していきたいと思う。
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最後に、実は記録魔で、厖大な文章と写真を残している。こちらのブログではトレランをメインに書いていき、その他の旅や思うことネタは以下の自分のブログに書いて以降と思う。
自らのブログはこちら。http://teratown.com/blog/
自らのHPはこちら。http://teratown.com/