いつもどこかで空を見上げていた。
いつもどこかで星を見上げていた。
いつもどこかで月を見上げていた。
仕事帰りにふと見上げたビルの隙間に輝く丸い月。
ジョギング中に道標をしてくれた月。
山の中でテントから見上げた明るい月。
中国の砂漠で見た黄金のムーンライズ。
ボリビアのピンクの湖の地平線から昇ってきた月。
アラスカで見た1ヶ月で2回目の満月ブルームーン。
いつも繊細な美しさを二日月。
ベランダから思いで巡りをしながら見上げた月。
そして、地球の影に入った赤い月。
2011年12月10日は今年2度目の皆既月食。
今年の6月もあったが、天候が悪く見えずに終わった。
今回は条件が非常に良い。
地球の影に入った赤い月が見られるかもしれない。
週末で休みの人が多い。
始まりから終わりまでの全過程見れる。
それも日本全国で。
さらに、月食中の地平高度も高くビルの邪魔もない。
たまには週末だし、夜空を見上げてみてください。
いつかどこかで出会った誰かも、同じ瞬間に世界のどこかで同じ月を見ているかも。
そんな風に、月の奥に鏡を見る日。
今回は長崎の五島列島(上五島)で夜空を見上げて来ます。
月の鏡を通して、久しぶりな方とも出会えるかも。
2011年12月10日
皆既月食
半影食の始まり 10日 20時31.8分
部分食の始まり 10日 21時45.4分
皆既食の始まり 10日 23時05.7分
皆既食の最大 10日 23時31.8分
皆既食の終わり 10日 23時58.0分
部分食の終わり 11日 01時18.3分
半影食の終わり 11日 02時31.7分
送信者 燕岳登山心折れ部2011 |