月別アーカイブ: 2010年8月

小笠原の動画(イルカと戯れるシーンなど)

水中で撮影するために10mまで潜れるコンデジを買ったので、その機能を活かして動画にしてみました。

しかし、ブレてるなー。特にイルカと一緒に泳ぎながら、ブレずに撮影するのって難しかった。さらに、2頭のイルカが空中を何度もスピンジャンプする時やマンタの時は興奮して撮影できなかった。まあ、目で楽しんだからよし。

今回初めて撮影してみて水中写真にハマっている人の理由が分かった。あの難しさが楽しい。そして、うまく撮影できたときの喜び。同様に動画も面白い。

BGMは南米を旅している時に路上で売っていたCDをテキトウに買ったもの。タイトルも歌手も分からないけれど、このリズムとノリが好きでたまに聞いている。おが丸のデッキで海を眺めている時に、iPodからこの曲が偶然に流れはじめて、旅気分が高揚したのでBGMに使いました。

ちなみにイルカは1分20秒ぐらいからです。前振りが長くて良くなかったと反省。テーマを絞って作る必要があるな~。

送信者 小笠原

船旅は魔法にかかったように。

前回までの旅日記「6日前に始まったBonin Islandsへの旅」はこちら。

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大きな船にゆられて、どこかの島へと向かっている。
人生において、こんな時間ほど穏やかで満たされる時間はないと思う。

送信者 小笠原

大きなフェリーであれば、食べることにも寝ることにも困らない。
もちろん、確率論的に命の危険も限りなく少ない。
生命の安全を確約された中にいる。
でも島に向かって移動しつづけている、何か意味のあることをしているという免罪符。
自分は何もせず、船が動いているだけなのに。

送信者 小笠原

そして、船からはいつもどこまでも続く大海原が見える。
潮風と太陽を浴びる。
そんな美しい風景に包まれる。
音楽を聴いて歌ってもいいし、デッキで寝ても良いし、好きな本を読んでもいい。
夕方になれば夕日を見て、夜になれば星空を、また朝になれば日の出を。

送信者 小笠原

こんな心が解き放たれ、美しい世界と向き合える時間は魔法にかかったようなひとときだ。

そう、翌朝に目を覚ましても、もちろん海の上、そして陸に着いても海の中にいた。
海に向かって、おはよう。そして、父島にはじめまして。

送信者 小笠原

25時間40分の時を経て小笠原に到着した。そう、その前に船内見学をさせてもらった。操縦室とエンジンルームの2つを。操縦室はやはり気持がいい。飛行機のコックピットのように、真正面の視界には青い海が拓けている。舵があったり、いろいろな機器、そして海図が広げられている。この時代だから新大陸を見つける航海なんてありえないけれど、船乗りでない僕に取っては、操縦室は新大陸を発見するための場所に感じられた。そして、エンジンルームは55度という暑さ。

送信者 小笠原
送信者 小笠原
送信者 小笠原

トビウオとカツオドリに出迎えられて、父島に到着した。25時間40分と聞くと長い船旅のように感じるが、あっという間の航海だった。もっと長くてもいいと思える程に。さて、船から降りると「南国荘」と書かれたプラカードをもったおじちゃんがいた。そう、3日間お世話になる宿だ。同宿の数名と車に乗って宿まで3分。7人ぐらいの相部屋に荷物を置いて、その中の1人と昼飯を食いに出かけた。同い年で東京で働く旅人だった。島魚の漬け丼を食べる。なかなかの美味。そして彼と別れ、PAPAYAというマリンショップへ。明日のマッコウクジラ&父島一周ツアーの予約。支払い(1万円)を済ませ、明日の集合時間(8時30分)と場所を確認した。

送信者 小笠原

続きを読む 船旅は魔法にかかったように。

6日前に始まったBonin Islandsへの旅

イルカと泳ぎたかったし、クジラと時を共にしたかった。もちろん25時間の船でしか行けないと言う、その不便さに惹かれるところもあった。まだ見ぬ、ここではない、どこか遠き場所。そんな理由から小笠原諸島はずっと僕の行きたいとこリストには入っていたし、長い休みの際にフェリーのスケジュールをチェックしたことも幾度となくある。仮予約までして、行けなかったこともある。そんな、手の届きそうで届かなかったBonin Islands。

送信者 小笠原

8/7(土)のフェリーに乗って小笠原へ向かうことに決めたのだが、そのきっかけは6日前の8/1(日)だった。7/31から巾着田で焚き火のキャンプをしていた。川沿いで泊まって家に帰ったのが思っていたよりも早く1日(日)の午前中だった。休日の日中に東京で暇だったので、トレランシューズを買いに行ったりしていたのだが、その際にふと思った。次の土曜から小笠原諸島に行けるのではないか!そう気づくと、小笠原に行くことしか頭になくなる。店の中で、歩きながら、電車の中で、小笠原について調べ始める。早速調べるとフェリーのスケジュールが8/7(土)に東京を発ち、8/15(日)に東京に戻ると言う、僕の休みにぴったり当てはまる航海予定だった。こんなにもきれいにおが丸の航海スケジュールと休みが合うことは滅多にない。この時、僕の中では行くことが決まった。

送信者 小笠原

しかし、チケットだ。夏休み、GW、冬休みはチケットが取りづらいと聞いていた。早速電話をすると土日は休み。旅行代理店でも小笠原海運に連絡が取れず無理。さらに、ファミリーマートとローソンの端末で購入可能とあったが、コンビニ分は売り切れていた。しかたない、月曜まで待つことにした。月曜の朝に電話すると、電話での予約は2週間前までだと言われ、仕方なく東京駅のJRビュープラザへ。ここで何とか往復のチケットを購入できた。さあ、小笠原への旅は始まった。

送信者 小笠原

まずは大まかなスケジュールを決める。始めは旅の鉄則通り、不便なところに先に行き、便利なところに戻るという規則に従って、母島にまず行き、それから父島に戻ることを考えた。しかし、12日の未明がペルセウス座流星群のピークだった。流れ星はより暗くて静かな場所で見たいと思い、父島→母島というルートにした。(僕が母島にいる間に父島では大きな盆踊りがあるので、なんでわざわざ逆のスケジュールにしたのかと聞かれることが多々あった。)

送信者 小笠原

さて、島内はキャンプが禁止と言うことで宿を探す必要がある。安宿で十分なので観光協会のページにあるリストから安い順に電話をした。僕は自炊が嫌だったので2食付きに。けっこう満室の宿が多かったけれど、南国荘という宿の相部屋で1泊2食6000円。問題無し。ここに決めて3泊することにした。そして後半の母島の宿も同額でママヤというところが見つかった。水曜日か木曜日に決めるという直前だった。

あとは現地で何をするか。父島の3日目にドルフィンスイムの1日ツアーをsea-tac(12,600円)という店に予約し、母島の2日目にノアという店でダイビング2本(20,000円レンタル込み)を頼んだ。とりあえず、準備しなければいけないことはした。ついでに、足ヒレとシュノーケルとマスク、そして水中10mまでOKなパナソニックのLUMIX FT2も購入した。せっかくイルカと泳ぐのだから、できるだけイルカと同じような感覚で泳ぎたかったし、それを記録に残したかった。こうして準備をしている間に、何人かの友達が同じタイミングで小笠原を旅することが分かり驚いた。そんな風にして準備を終え、当日を迎えた。

送信者 小笠原

荷物を持って浜松町駅まで。フェリーに乗る前に飲み物とパンなどの食事を購入。そして、竹芝のフェリーターミナルへ。これから島に行きますってな感じの人で溢れかえっていた。乗船券に引き換え、乗船。2等船室は広い絨毯に毛布が折り畳んで敷いてある。その毛布が自分の寝場所だ。起きて半畳、寝て1畳というが、寝て1/3畳ぐらいのスペース。ずっとここにいるのは辛いので、友達がデッキに敷物を広げてくつろぐスペースを確保してくれていた。そこに合流して、ごろごろ。

送信者 小笠原
送信者 小笠原

高層ビルを背に、東京湾から大海原へと向かって行った。茶色い海からだんだん青い海へと色を変えていった。本を読んだり、話したり、寝たりしている時に、マッコウクジラウォッチングをしたいと思い電話でパパヤに予約をした。運良く予約が取れ、父島2日目にマッコウクジラを見に行けることになった(10,000円)。この時に小笠原を何度か旅していた人に聞いたのだが、夏休み、GW、冬休みは3ヶ月以上前から宿を予約し、マリンショップの予約もすると言う。それでもキャンセル待ちなのだとか。僕は一人だったのと直前キャンセルがあったのか、運がよく空きに滑り込んだみたいだ。うん、ありがたい。

送信者 小笠原
送信者 小笠原

船旅は本当にいい。高速船とかではなくて、デッキに出られる船旅は本当に気持いいのだ。あっという間に時間は過ぎて行き、夕方になった。雲が多く夕日はお預け。さらに、波と風が強くなりデッキが閉じられた。普通なら深夜0時まで使って良いのだが、天候によっては早く閉め出されるのだ。仕方なく、貸し出しのゴザを船内の通路に敷いて陣地をとり、毛布を敷いた。それからレストランで友達4人と夕食をとった。けっこう揺れたので、たくさん食べることが出来ず残念。やることもないので通路に敷いたゴザと毛布の上で快適に寝た。

送信者 小笠原

鮮やかな夏の小笠原(夕日、流れ星、虹、イルカ、クジラ、ウミガメの産卵などの写真)

とりあえず小笠原の写真を取り込んだのでアップ。動画も撮影したけどブレていたり、なぜか2倍速で再生されてしまうので調整して1つの動画にするまでには時間がかかりそう。あと、いつものように日記も書くつもりだけれど、来週ぐらいからかな。

さて、写真で再度小笠原を旅しよう。

送信者 小笠原

さて9日間の小笠原が始まる

送信者 小笠原

船長になった気分で母島を目指す

送信者 小笠原

カツオドリに迎えられ

送信者 小笠原

父島に到着

送信者 小笠原

東京まで1000キロ。でも、ここも東京

送信者 小笠原

青い海

送信者 小笠原

美しい流線型

送信者 小笠原

南国リゾートの様

送信者 小笠原

写真だけで暑そうだ

送信者 小笠原

あおい海には魚が一杯

送信者 小笠原

クジラだけが持つ時間の流れに引き込まれた

送信者 小笠原

空には虹。そしてクジラは潮を噴く

送信者 小笠原

クジラの潮吹きも虹になる

送信者 小笠原

ウミガメは卵を産み

送信者 小笠原

母は涙を流す

送信者 小笠原

そして、今日もイルカと戯れる

送信者 小笠原

水とイルカは仲良しだ

送信者 小笠原

こんな風に泳ぎたい

送信者 小笠原

生きるために泳ぐと言うよりも、遊んでいるように見えるのはなぜだろう。

送信者 小笠原

2種類のイルカに出会った

送信者 小笠原

イルカだけじゃなく好奇心おう盛な熱帯魚もいた

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夕日はもうすぐ

送信者 小笠原

どんな夕日だろうか

送信者 小笠原

南の島の夕暮れ

送信者 小笠原

わずかなグリーンフラッシュが見えた

送信者 小笠原

ダイビングの途中イルカがついてきた

送信者 小笠原

そして、何度も空中を舞ったが撮影し損ねた。残念だったけど、思ったより爽やかな気持だった

送信者 小笠原

久しぶりのダイビング。海の中の静寂は心地よい。空に浮かんでいるのかのようにも感じる幸せ。

送信者 小笠原

毎日のように夕日を見て、月を迎えた。一番好きな2日月に心がしびれた

送信者 小笠原

夜空を見上げペルセウス座流星群を眺めた

送信者 小笠原

夕暮れの雲が美しい

送信者 小笠原

そして今日も月

送信者 小笠原

盛大な見送りにまた訪れたくなった

送信者 小笠原

そして最後にまた虹が微笑んだ