月別アーカイブ: 2008年5月

最終的な答えなんて、今すぐ求めなくていいんだ

1ヶ月ほど前、Xjapanの10年ぶりぐらいの復活コンサートがあった。
そんなことは全く知らず、お茶の水でおりたら、髪の毛が逆立った人などがたくさんいた。
そして、Xジャパンの復活コンサートであることを知った。

そのときは、それで終わった。
数日たち、ネットで再び彼らのニュースを見た。
そして、ライブの映像を見た。

彼らの印象といったら、風変わりな服装をして金髪かつ長髪。
そんな髪を振り乱し、上半身裸で歌い叫び、破壊する。
僕の中ではそうだった。

今の彼らは、違った。
もちろん、過去の彼らを思い出すようなところもあった。
しかし、髪の毛は短く、いたって普通。
普通なのは髪の毛だけではなく、かなり落ち着いた感じがした。

それは、時が経ったからこそなのだろう。
人は変わる。当たり前だ。

当時の彼らは、当時あのようなことをしていたから人気があった。支持された。
しかし、時が経ったからこそ、今の彼らがあり、味が出てくる。

そう、時が経つことによって。

僕は、若いうちから、すぐに、時が経った状態を望んでいる、目指している気がする。
彼らでいうならば、髪の毛が逆立ったときを飛び越して、今の落ち着いた状態をいきなり目指している。
僕は、飛び越した状態、最終的な状態をいきなり求めている。
途中の過程をスキップしてゴール(らしきもの)目指しているのかもしれない。

それは、時が経たないと絶対分からないこと、感じられないこと。
それを無視している。

最終的な答えをすぐに求めようとするから、分からなくなる。
そして、難しい。

そんな、答えを求めなくてもいい。
そう、もっと身近な答えを、まずはつかみ取ろう。

太陽との間に

ゆりかもめに乗っていた。
夕暮れ時に、お台場の海の上をゆりかもめは自動運転でいつものように走っていた。

ふと、顔を外へ向けると橙色の太陽の光がゆりかもめを照らしていた。
東京で真ん丸の夕陽を見るのは久しぶりだなと思いながら。

しばらく、イスに座りながら頬杖をつき窓の外をぼーっと眺めていた。
普通の電車よりも遅いゆりかもめの速度も、僕の気持ちをゆっくりさせた。

突如、太陽が姿を隠した。
芝浦辺りの高層ビルに太陽が遮られたのだった。
車内の暖かみが失われ、何か冷え冷えとした空間にかわった。

僕は相変わらず、頬杖をつき高層ビルを眺めていた。

ビルの壁を見ながら、また夕陽が顔を出してくれないかなと思っていた。
そんな時、ある感情に包まれた。
太陽と僕の間に何も存在しない。
僕が大自然と太陽と、そして宇宙とつながった感覚。
太陽と僕はまるで同一であるかのような感覚。
太陽と僕の間に何もない、ただそれだけで心の奥底から喜びの感情が沸き上がってきた。

実際は太陽と僕の間の距離は永遠と思えるかのように遠い。
そんな太陽と僕の間に遮るものが何もない。
たったそれだけのことが、とても愛おしいことに感じた。

ただいま

ただいま。
このブログを更新するのも約半年ぶり。
重い腰をやっと上げた。自分でもそう思う。

いろいろなものに、ただいまと声をかけなければならない。
ご無沙汰していたのはブログだけではない。
全てに、ただいま。

そして、沖縄の旅からもただいま。
本当にいい旅だった。
やっぱり、旅が大好きだ。
そう強く強く感じる旅だった。

この旅があったから、
ブログでも書こうかなという気持ちになった。

大きなきっかけをくれて、ありがとう。
これからは暇をみて更新しようと思います。