月別アーカイブ: 2008年6月

外部接触のない部族の集落

リオデジャネイロ──南米ブラジルのアマゾンで、外部社会との接触がまったくない部族の集落を撮影することに、ブラジル国立インディアン・ファンデーションが成功、写真を5月29日にウェブサイトで公開した。

部族の集落が見つかったのは、ブラジル西部のペルー国境に近い、エンビラ川沿いの熱帯雨林地域。小型機で4月28日から5月2日にかけ、同地域を20時間飛行した際に撮影した。写真には、住居や飛行機に向けて矢を構える先住民の姿が写っている。

写真の人々は戦士のようで、健康で力強い様子だった。

世界には現在、外部社会と接触を持たない部族が、100以上あると考えられている。その半数以上が、ブラジルとペルーのアマゾン地域で暮らしているとされる。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200805300041.html

このニュースを聞いてホッとした。
この現代社会の人々が知らない世界があることに。
どんなに世界が発展したとしても、どんなに科学技術というものが発達したとしても、未知の部分があってほしい。

全てをわかりっこない。
そのことを本当に理解するために。
そうすることによって、自分が世界を支配しているとか、自分が全て知っているとか、そういった感情を抱かないようになると思う。

でも、もっといえば、この事実すら気づかなくても良かった。と思う。
知らないところで、現代社会はまったく知らない人が生きているということ。
それだけで、十分だと思う。

外部接触のない部族

八重山諸島の旅 まとめ

長々と八重山諸島の旅日記を書いた。
今までも長い旅日記は何度も書いたことがある。
それらはどんなに長くても1日で一気に書き終えた。
でも、今回は長いにもかかわらず何回にも分けて書いた。

自分でも途中で書くことをやめるんじゃないかと思っていた。
そんな意に反してというのか、最後まで書いた。
嫌々とか無理矢理という感じではなく、すんなりと楽しく書けた。
それだけ、僕にとって楽しく、意味深い旅立ったんだろうと改めて思う。

また、こんな旅ができたらいいな。

第1話「そろそろ沖縄について書こうと思う(はじまり)
第2話「響きにつられ、この島に行く(波照間島)その1
第3話「響きにつられ、この島に行く(波照間島)その2
第4話「何もない島 黒島
第5話「多くは語れない新城島(パナリ島) その1
第6話「多くは語れない新城島(パナリ島)その2
第7話「最も気に入った島(西表島)その1
第8話「最も気に入った島(西表島)その2
第9話「最も気に入った島(西表島)その3
第10話「良く立ち寄った島(石垣島)
第11話「ふらっと行った(竹富島)
第12話「ちょっとだけ本島(那覇)

ちょっとだけ本島(那覇) おわり

前の旅日記はコチラ「ふらっと行った(竹富島)」

竹富島を後にして、石垣島に戻った。
そして、空港へバスで向かった。

ああ、巻き戻し。
しばらく前に来た道を、戻っていく。

来た時は、これからくる未知なる旅に胸を躍らせ、
戻る時は、旅の思い出を胸に。

旅路にはいつも「気持ち」がついてくる。

ほとんどの旅では旅を終え家路に着く。
行きと同じ道を遡る帰路もあれば、
行きとは違う道で帰路につくこともある。

行きと同じ道を帰る。
すると、今まで旅した時の流れがあっという間だったように感じる。

飛行機で那覇へと飛んだ。
那覇と言えば、国際通り。
何かしらないけど、とりあえず向かった。
うーん近代的。
もっと、細い道路に古びた薄暗い商店街だと勝手な想像を膨らましていた。

国際通りをすり抜け、公設市場へ。
噂で聞いたように、色とりどりの魚や今までに見たことのない食べ物が売っていた。
しかし、市場は想像したよりも小さく、驚くほどではなかった。

グルクンの唐揚げ定食を市場の上で食べ、壷屋町のあたりをふらついた。
相変わらず、お土産を買わない人間なので、こういった所では町をぶらぶらするしかない。

本当は、農連市場に行きたかった。
公設市場よりも、ディープな市場だと聞いていた。
ディープというと安っぽいが、地元の人が昔から買い物をしてきた市場。
そんな市場だという。ただ、朝しかやっていない。。。

町を歩き、お店をのぞき、最後の沖縄の空気を吸った。
大都市の那覇と言っても、少し裏路地を歩けばゆったりとした時間が流れていた。
そんな光景に、ほっとさせられた。

夜の闇の中を轟音とともに飛行機は離陸して、旅を終えた。
そして僕の記憶の中で、この旅が永遠にはじまった。


沖縄(八重山/那覇)旅の写真はコチラ

http://teratown.com/OKINAWA2008.html

ふらっと行った(竹富島)

前の旅日記はコチラ「良く立ち寄った島(石垣島)」

石垣で時間があったし、お土産を買う人間でもないので、竹富島へ行った。
竹富島は石垣から10分もかからない所にある。
船もたくさん出ているので、ふらっと行ってみることにした。

いわゆる沖縄のイメージが存在する島。
沖縄のイメージとは、石垣がありその奥に平屋の家。道には牛車がいる。
そんな世界だ。

僕が行った時は人も少なく、落ち着いた島だった。
港から集落まで歩き、また集落の中も行ったり来たりしながら歩いた。

特に何もしていない。
ただ、集落をぶらぶらと歩いた。
僕は旅先でよくぶらぶらする。
なんの当てもなく、ただ町を歩く。
地図も持ちやしないし、目的もなく。

すると、些細なことが目に入ってくる。
石垣の上にある小さなシーサー。
ふてくされて座り込んだ牛。
草っぱらの中で虫を捕まえる女の子。

のんきだな。おれ。
のどかだな。しま。
曇ってるな。今日。
昨日と明日。人生。
さあたびは。続く。

旅日記の続きはコチラ「ちょっとだけ本島(那覇)」


沖縄(八重山/竹富島)旅の写真はコチラ

http://teratown.com/OKINAWA2008.html

良く立ち寄った島(石垣島)

前回の旅日記はこちら「最も気に入った島(西表島) その3」

翌朝起きると、どんよりとしていた。
釣りやカヤックでお世話になったトシオさんに挨拶しにいき、船乗り場に。
昨日の夜飲んだ仲間も見送りにきてくれた。

すると、港で大雨が降り出した。
どしゃ降り。

船に乗り、大雨で荒波の中を石垣へ向かった。
乗った船の次の便は欠航していた。

今回の旅の起点は石垣島だった。
島に行く時は石垣島に一回戻って、また目的の島まで船で移動した。
そして、石垣へ。

石垣について、伊原間を目指す。
伊原間の宿で小さな音楽会があるためだ。

と、その前に焼き肉。
石垣牛はなかなか有名なのだ。
牧場の前の焼き肉屋さんへ。

うまい。うまい。
久しぶりに沖縄料理以外のものを食べたことに気づく。

それから伊原間へ向かう。
すでに舞台はできていた。
沖縄民謡とブラジル音楽。
夕暮れとともに音楽祭は始まった。

沖縄民謡は実にいい。
三線と宿のにぃにぃの伸びのよい声。
おじぃの落ち着いた少し枯れた沖縄の歌。
こんな歌に包まれると、沖縄っていいなとつくづく思う。

そして、ブラジルのボサノバやサンバのノリ。
この時はみんなステージの前に行き踊った。
声を張り上げ歌を歌い、踊る。
自分の体を使うと自分も参加している気分になって楽しい。

それから、腹の出たおじぃが面白い芸を繰り広げ、宿の孫の女の子がオリオンビールの歌で踊る。
何とも、ほのぼのした幸せな音楽会。

歌い踊り疲れ、眠りについた。

翌朝、バスで石垣市街へ向かう予定だったが、バスを待ってもこない。
沖縄の時間だからと思っていたが、行く待ってもこない。
聞いてみると、今日はバスが来ないという。。。
宿のおじぃに石垣の市街まで送ってもらった。

旅日記の続きはコチラ「ふらっと行った(竹富島)」


沖縄(八重山/石垣島)旅の写真はコチラ

http://teratown.com/OKINAWA2008.html