ハラペコ漁師隊 銛突きin三宅島

ハラペコ登山隊のタクジさんから、銛突きに行くという誘い。
最近は海の本を読んでいて、海っていいなと思っていたので、またしても乗っからせてもらった。

登山だけじゃなくて、島へも行くということで、ハラペコ探検隊に勝手に改名。ハラペコ漁師隊がいいかな。

ということで、夏休み最後は、三宅島へ銛突きに。もう1人、トップクラスのトレイルランナーの石井君もジョイン。

送信者 三宅島手銛漁

三宅島は銛突きがOKな島なのだ。NGなところもあるので、距離と合法という観点からここに。

夜行フェリー、橘丸という就航したばかりのきれいな船。2等なのに、しきりができていた。

朝5時の三宅島に着いて、バスで大久保浜のキャンプ場へ。ここがいい。温水シャワー、トイレもウォシュレット、きれいな芝生に炊事場。日よけができるくつろげるスペースも。もちろん、目の前に海。遮る物のないオーシャンビュー。これでいて無料。リゾート並みだ。ということで、テントを張る。俺らより前に3、4組ぐらいいたが、ちょうどなにぎやかさ。

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キャンプ場はauは電波がないが、10分ぐらい歩くと商店があり、そこでは電波もつながった。ちょうどここち良い距離感。こういった野性的な生活するには、文明とのいい距離感を保てる場所。

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朝飯を食べ、島を散歩して、どこに何があるか把握。ちょっと昼寝してから、さっそく漁へ。まずは、キャンプしていた人に魚がいる場所を聞く。当たりを付けて海へ。しかし、なかなか魚がいない。いても小さくて、食べれるサイズじゃない。うーん、うろちょろして、魚を探すといた。まず、一投目は我武者らにゴムを引いて。はずれ。石を打ってしまった。そんなことを何回か繰り返す。魚の動きや追い込み方、気づかれない接近の仕方を学んで行く。

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そっとそっと、さかなに近づき、息をひそめてゴムを引く。刺さった。魚は暴れる。銛をしっかりとつかむ。ついに獲ったぞ!銛が命中してついにしとめた。よっしゃー。海の中で叫んだ。喜んで、タクジさんのところへ。俺は魚を入れる網を持っていなかったので、入れてもらうため。

ゲームだ。狙った者をしとめる快感と喜び。僕には釣りよりも、銛の方が向いていると思った。自分の目で見て、駆け引きをして、勝負をする。結果はすぐに出るし、常に魚を探したり、状況を把握しながら行動できる。せっかちな人間には向いている。釣りは見えないし、待ちが多いからむかない。

その後も、2匹取れ午前の漁は終了。さっそく、焼いたり、刺身にしたりして食べた。うまいね。獲れたては。刺身は氷で絞めたらもっとうまかったんだろうと思う。もっと銛突きでは魚が捕れないかと思ったが、想像よりも取れた。タクジさん曰く、銛がいいと。以前使っていた自作のよりも圧倒的にいいと。さすがに土佐の銛先だけある。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁
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午後は、昼寝したりいろいろ話して、銛突きに。おれは山でラーメンとかの生活をして、そのまま来たので肉が食いたかったが、店で食べる案は却下され、夕方も漁へ。昼に続いてブダイやカワハギ、タカノハダイ、エソなど。同じ魚が多い。ご飯を炊いて、みそ汁に魚を入れて、焼き魚にして、ビールで乾杯。3人で獲って料理して、飲んで、話して、豊かな時間。食べるためにする行為以外、何もしない豊かさ。

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眠たくなって、テントの前にマットを引いて飲もうとしたが、飲む前に僕もタクジさんも寝ていて、夜中に起きたら外だった。こんなことができるのも、島ならでは。

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朝の日差し。強い。背中だけ焼けたようで痛い。海に入って、底を見ている姿勢だと背中だけ日焼けするのだ。そんなこと気づかなかった。2日目からはラッシュ代わりの長袖を着ることにした。朝飯は、パンとかですごす。

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昼飯に向けて漁へ。港のテトラポットエリアへ。同じ魚ばかりでは飽きたので、違う魚を求めて。それがなかなか難しい。他の魚は動きが速かったりして、突けないのだ。狙っても逃げられる。難しい。シッタカという貝と大きなタカノハダイで終了。食べる分は、簡単な魚をとればいいと分かると、食べるために魚を突くのではなく、ゲーム性が強くなり、より珍しい魚、より難しい魚を狙うようになる。これも、人間の欲求が高度化するというか、変化するおもしろい実例。狙ったしか獲らなくなる贅沢だ。

送信者 三宅島手銛漁

昼はシッタカを醤油で煮てつまみに。そして、タカノハダイは鯛飯にした。これがなかなかうまい。肉が食いたい欲求はだんだんおさまり、夜飯も魚に。そのために夕方からまた漁にでかける。やはり珍しい魚を狙う。岩陰にいたり、岩と岩の間にいたりと、魚のいるポイントも感覚的につかめてきた。そこを狙う。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁
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しかし、今までと違う魚はなかなか獲れない。獲れないと獲りたくなるのが人間の性。ひたすら狙いを定めて海をさまよう。なかなか獲れないけれど、他の楽しみも。イカがいたり、ウミガメがいたり、小さな魚の群れが一斉に向きを変えて泳ぐ。太陽の光を反射してキラキラと輝かせながらの群れの姿は美しく、同一性を担保する魚のコミュニケーションの神秘に魅了されながら。

珍しい魚を発見、突いたのだが逃げられた。魚のどこの部分を突くかによって逃げられることもあるし、苦しめてしまうことも。逃げた時に傷がついて弱まっていた。すぐに刺せばよかった。しかし、ゴムを引っ張る時間はない。自分の手で銛を直接持って、ぐりぐりと魚を突けばいい。でも、心がちょっと痛んだ。自分の手で魚を殺す。生きる魚の反発を手で感じながら殺す行為。ゴムで銛を飛ばして突くのとは違う。銛のせいにできない辛さ。

どっちにしろ、魚を殺すことに変わりはない。けれども、小さな自分の勝手な気持ち。触感をともなって殺すことの辛さ。北野武監督が、痛みを伴う殺人しか映画にしない。大量破壊兵器でいっきに殺す場面は自分の映画にはないけれど、刀で切るシーンはある理由を語っていたが、その感覚に近いかもしれない。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁
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そんなこともあったが、魚が捕れないと夜ご飯もない。そこで、カワハギを取り、1匹だけ初めての小さめの魚を捕った。そして、夕食。商店まで買い出しに行って、それからいつものように調理。1人で来ていたキャンパーも混ぜて4人で飯。いろいろな話をして、取れたての魚をいただき、贅沢な時間を過ごした。そして、眠気とともにテントへ。

朝起きると、雄山の近くまで朝ラン。立ち入り禁止区域がまだあるので、その近くまで。一時期は全員避難したけれど、8割以上島民が戻っているという。朝ランをして、クールダウンで海にドボン。そして、テントを片付けて、島を後にした。

送信者 三宅島手銛漁

フェリーから見た夕日と夕焼け空は美しかったし、この3日間は豊かな時間だった。

送信者 三宅島手銛漁
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◆装備

登山テントで必要なモノ以外


ウェットスーツ
ミニマスシューズ(ウォーターシューズ)
長いスパッツ
長袖のコンプレッション(日焼け防止)
捨てる靴下(フィンで足がすれる)
手のひらがゴムの手袋
スイムキャップ
水着
シュノーケル
水中メガネ
フィン
ナイフ
アームカバー
スキンズのカーフ
耳栓
クッカー一式
GoPro
水中OKなコンデジ
コンタクト
サングラス
日焼け止め
虫除け
キンカン
帽子
サンダル
テントは広くてメッシュがいい(涼しい)
出刃包丁
ウロコ取り
魚を入れて腰につけるメッシュの袋(洗濯ネット、細引き、留め具)
カセットボンベがつけれるコンロ
網焼きできるセット
コッヘル
割り箸
醤油
みそ
わさび

◆ブダイ
ブダイはウロコがついたまま、ウロコがこげるまで焼いて食べる
みそ汁にいれると油が出てだしが出る

◆シットコ(貝)
沸騰した湯に入れてゆでてから、醤油で煮るとうまい

◆タカノハダイ
ぶつ切りにして、鯛飯にするとうまい
そのまま塩焼きでもよくあるタイと同じ味

◆カワハギ
刺身
焼いて食べる
皮はどこから切り口を入れても簡単に向ける

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