月別アーカイブ: 2015年12月

こんな絵が好きなんだって

パプアニューギニア
キューバ
小学生の頃に見たジミー大西

旅立つ理由の挿絵を見て、ふと思ったのだ。

意識してみると、そういえば、PNGに行った後に、俺はこんな絵を描くって思ったことあったな。

こんな絵が好きなんだって、やっと分かった。

原色の絵だ。

水色、赤、黄色、緑。
なんだか、南の温かい国を感じる絵なのだ。
塗はちょっと雑なぐらいがいい。

一方で、写真は静寂が好きだ。
モノクロの張り詰めた精度の高い写真が好きだし、アラスカの凛とした風景の写真も。
写真と絵ではぜんぜん違うテイストが好きだけれど、この歳になって、芸大に通ってから10年以上建って、自分が好きな絵ってこれなんだと、ふと気づいた。
おれって、こんな絵が好きだって。

送信者 パプアニューギニア2011

この世は通過するだけのものだから、

この世は通過するだけのものだから、あまりきばる必要はないよ。

水木しげるさんが亡くなった。

正直なところ、あまり存じあげないのだが、いろいろな人が影響を受けたと様々なところにアップしていたり、LINEグループなどでもメッセージを頂いたりしたので、いろいろと水木しげるさんの言葉を見ていた。いろいろと読んでいる本質的な思考をしていらっしゃってかつ、それを表現する言葉がシンプルで伝わりやすい。

さすが、漫画で表現するということをされていた方なので、そのあたりの表現がとても洗練されていて、ああ、スゴイ方だなと思ったのでメモ。

冒頭に書いた、「この世は通過するだけのものだから、あまりきばる必要はないよ。」という言葉も、まさにそうだと思う。基本的にこの考えに賛成なのだが、日々生きていると負けず嫌いな気持ちが出たり、なんかやってやろうという大きいことを望んだりする気持ちが出てくる。両極の思想だと思うのだが、根底は水木さんの思想で、それが大前提だけれど日々の生活に刺激を求めて、より知らない世界を知りたいという欲をもとめていろいろとやっている感じ。ただ、それが失敗しても、悔しくはあり勝負には勝ちたい、が、まあそれはそれであって死ぬわけでもなく、多様な生き方があるわけだし、最終的にはまあいいかと思う。

5つぐらいは自分の気持ちも行動も同じかな。でも、残りの2個はぜんぜん違うかなといったところ。

幸福の七カ条

第一条
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条
しないではいられないことをし続けなさい。

第三条
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条
好きの力を信じる。

第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条
怠け者になりなさい。

第七条
目に見えない世界を信じる。

毎年1回の忘れちゃいけないこと

2004年1月
もう、12年ぐらい前のことである。

たしかあの時は、大学生で試験勉強をしていた。リフレッシュで取得したのがteratown.comというドメインだ。それから、毎年1回ドメインとレンタルサーバーを更新契約している。忘れてしまうと、ドメインが破棄される、もちろんすべてのデータも。

ブログのデータはサーバーでも自動バックアップにしてあるし、ワードプレスでもバックアップして保存していたりするのだが、まあ忘れないようにしている。年末になると、契約更新のアラートメールが届き、おおっと思って再登録する。10年分一括で払っても良いのだが、なんだかこの行事が好きなのだ。

最近はPCのメールをあまりみないので、見逃すリスクも高くて余計ドキドキなのだ。ただ、この何の価値もなさそうなドキドキが意外と好きだったりするから、10年一括払いをしていないんだろうと思う。

それにしてもこのドメインが12年。ながいなー。小学校2回分。小学校から高校卒業するまでの期間だ。簡単に言うと、小学校ぐらいから人としての記憶がしっかり残っているから、人生の意志というか意識がしっかりしてから半分はこのドメインでブログを書いていることになる。すなわち、自分の人生の半分はココに存在している。

これって、スゴイことだよな―。なんだかんだいって書き続けていることの凄さってあるとおもう。ジャンルを問わず、その時に経験したことや思ったことを殴り書きしているわけだけれども、これから自分の人生の半分以上がこのブログに残っている時間を生きていくわけだし、その割合はどんどん増えていくのだ。

そりゃ毎年1回の忘れちゃいけないことだなと、改めて思うし、やらされていたらこんなに続かないから、本当に考えたり、記録することが好きなんだろうなと思う。続けることってすごいな。このまま80歳ぐらいまで書き続けたら、将来どうなってるんだろう。以前にも書いたように、このブログデータから、俺のコピーロボット(人工知能)を再現できる気さえしてくる。