雪の日に咲くヒヤシンスの花

つぼみがひいたらどんな色だろう。
どんな匂いがするのだろう。
どんなかたちだろう。

つぼみは
読む前の本であり、
旅をする前の国である。
つぼみの中の世界はどんなだろう、
って、そわそわ考えて、
そこにあるだけで、ひらく前からワクワクする。

まだ咲かぬ花の色を想う。

そんなヒヤシンスは寒い雪の日でも、
雪の寒さなんか意に介さない様子でつぼみを開く。

それはヒヤシンスの時間

送信者 ドロップ ボックス
送信者 北岳と間ノ岳

2 thoughts on “雪の日に咲くヒヤシンスの花

  1. teratownさん、こんばんは。

    言われてみるとたしかに、
    初めての本や知らない国はつぼみのようだよね。

    一度だけ、開きかけていたシャクヤクの花が
    パサッと小さな音を立てて開くシーンを見たことがあって、
    あれは光や温度、湿気や風が開かせるのだろうけど、
    おまえも生きてんのか、って妙な親近感をおぼえたよ。
    東京マラソン、頑張ってねー。

  2. momomoさん

    花が開くシーンを見るとは凄いことですね。
    その瞬間を共有できることがとてもうらやましいです。

    東京マラソンはとても楽しく走れました。
    こんなに楽しいと来年も出ようかと思います。

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