日別アーカイブ: 2007/5/17 木曜日

twitterとメディアの腰が軽くなったわけ

4月以降twitterが急速に注目を浴び、かなり多くの人が使っている。
日々の会話でもtwitterという単語が聞かれることもしばしば。
わたしも1ヶ月ぐらい前から使い、かなり面白いと思った。
そこで思ったことをいくつか。
twitterはメッセンジャー@をつけ●●@仕事中、●●@今日のみに行かない?
といった形で使っていたコミュニケーションと似ている。
メッセンジャーの@の後ろは自分が勝手にぼやいて、
見る人だけ見ればいいというコミュニケーション。 
かつ、メッセンジャーに登録している人は基本的に友達だ。     

じゃあ、マイクロソフトがこのサービスを発想しても良かったと思うが、
こういった簡単なサービスを大企業は作らない。
どう儲かるかがすぐに見えなかったり、まず楽しければいいと言う発想がない。
シェアをとればどんなことでもある程度儲かると思うのだが。

twitterかなり流行っているが、常にパソコンの前に座っているような人だけ
でブームは終わるような気もする。
本当に手軽にできて、反応がすぐに見れて面白いのだが、
いつもPCの前にいない人にとってはあまり楽しめない。
携帯でもあるが、それならメールするという人が多そうだ。
さらに、常にPCの前にいる人の友達はつねにPCのまえにいる人が多いからこそ、
友達のコメントを見て楽しめるのだ。
あと思うのがウェブ系のメディアとしての腰が軽くなったと思う。
ウェブメディアの感度が良くなったとでも言うのか。
twitterがまだごく一部でしか話題になっていないような段階で、
ウェブのメディア(ITの情報サイト)が取り上げた。
ブログやSNSの初期ではここまで早く取り上げることはなかった。    

それには、ブログやSNS、ソーシャルブックマークなどのメディアが
大きな役割を果たしていると思う。
個人が情報を発信することにより、その連鎖で一気に広まる。
こういったユーザー型のメディアがなければ、twitterの急速な普及はなかった。

また、次に火がつくものを他メディアよりも早く取り上げるという
メディアとしての価値を見せるだけではない。
ネットでも社会的な大きなうねりがすぐに来るということがSNSとブログの
認知アップによって理解され始めたからかもしれない。

また、ソーシャルブックマークやテクノラティなどで今インターネットで何が注目を
浴びているのか、アーリーアダプターのような人が何に興味を持っているのかが
メディアの側にも分かりやすくなったことも 、
twitter初期の段階でメディアに取り上げる要因なんだろう。

思ったことつらつら。