伊東へ

個人的には高級ホテルとかにあまり興味なく、温泉にも興味がない。
学生時代も、大人になってそれなりにお金をもってたときも、安いドミトリーだったし、海外では安いオンボロバスやヒッチハイクしていた。そういった環境のほうが、その国のことが分かるし、想定外のことが起こることが面白いから。

ホテル泊まるより、山でテントに泊まっていたほうがホッとするような人間であることは変わらない。

ただ、それはあくまで自分の感覚で、アウトドアや旅仲間以外だとその価値観はなかなか共有されない。

子供の1歳の誕生日ということで、両方の親と一緒に伊豆の伊東へ温泉旅行に行った。
思い出というのは、意識的に作った方がいい、それも後回しではなく今可能であれば、いますぐに。
34年ほどだけれど、そういった考えを数年前から持つようになった。

なかな両方の親と一緒に旅行にいくこともそんなにないだろうから、ゆっくりみんなが楽しめる温泉にでも。
岐阜から、横浜から、東京からアクセスが便利で、すこし旅行にいった気分になるような場所。
伊豆か松本周辺がアクセス的に良いということがわかり、暖かさで伊豆に軍配。
熱海だとちょっと旅行感が少ないが、下田まで南下すると遠い。
ということで伊東というアンサーになった。

どんな宿が良いかといえば、みんながゆっくりできる宿。
そんなにどこか遠くに遊びに行くというよりは、宿でゆっくりできる温泉宿。
かつ、子供ウェルカムで施設が整っている。
そんな条件で調べた結果、星野リゾート界伊東になった。

熱海駅に昼に集合し、みんなでランチ。
行こうと持っていた店がまさかの行列。ということで、急遽探して入ったところで、海鮮をいただく。
電車で20分ほどで伊東に移動し、歩いて宿に。町中に、いきなり大きな宿が出現。
中は落ち着いた雰囲気で、部屋はかなり広い作り、かつ子供用におもちゃとかスペースが作ってあった。

部屋でみんなでお茶したり、わいわい話しながら過ごし、ご飯へ。
とてもおいしく、子供用にスプーンとか飲み物とかいろいろと用意してもらった。他の旅行者も子供が多く、賑やかなので気を使わなくてよいのも助かった。
ご飯を食べ終わって、騒ぎ始めた時におもちゃを持ってきてくれるあたりはプロの仕事だなとおもった。
誕生日祝のプレートももらい、写真も撮ってもらってアルバムにしていただいた。

温泉にみんなが入りに行って、寝るだけ。
うちの両親は孫と布団を敷いて横で寝たことなかったので、一緒に寝れて楽しそうだった。

翌日もゆっくりして、朝ごはんを食べて、海を見てご飯を食べて熱海へ。
とくに何もしていないけれど、ゆっくり温泉にきたということだけで、いい思い出になる。
数年後に、伊東にいったねー、あそこのご飯おいしかったねとか、話せるってだけで人は幸せになれるのだろうから。

そのまま、奥さんの実家に行ってみんなで泊まって翌日はこどもの国へ遊びに。紅葉を見ながらピクニック。
まさか子供のご飯を忘れるという事件があったり、これもまたいい思い出。

そんな初めての誕生日は、いい時間になったな。
自分のやりたいことや興味のあることは尽きない。そして、やりたいことばかりだけれど、それはそれ。
こうした旅行や時間ってのも、今しかできないとっても大切な時間だなとつくづく思う。

2 thoughts on “伊東へ

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