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絵日記の中の夏休み in 湖畔の原始感覚美術展

芸大に潜っていた頃の友達である杉原さん@阿佐ヶ谷が中心となって長野の木崎湖で展示をしているので行ってきた。この展示には他の芸大時代の友達や阿佐ヶ谷友達である本郷さんも参加している。

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日曜日の朝4時に阿佐ヶ谷友達かつ水泳仲間であるごうさんと出発。前日の夜にレンタカーを借りていてくれた。感謝。カーナビを頼りに迷いながら長野を目指す。いつものように陽気な2人は、CDをかけながら大熱唱&替え歌大会。途中の湯の丸SAでごうさんの高校時代の水泳部仲間(まどっぺさん)も参加。彼女は現在長野に住んでいると言うことで、ここから参加。まどっぺさんは初めて会ったとは思えないほどで、楽しい3人の夏休みが始まった。

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今回の展示は「湖畔の原始感覚美術展」というタイトルだ。このタイトルからして非常に興味がある。さらに、会場である木崎湖は2年程前に訪れて田植えをしたり、山菜採りをした。そして、湖が山に囲まれた落ち着く場所だったのでとても楽しみだった。

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木崎湖に着くと、杉原さんのお父さんがちょうどいらっしゃった。西丸震哉 記念館の前にある杉原さんの作品について話しを聞く。この作品を作るとき、ちょうど土の中から土器などが見つかったと言う。今回の展示のテーマでもある原始感覚というキーワードと重なり合う運命のような気がした。

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木で作った竪穴式住居の様である。ここでは宿泊も出来るようで、昨日も泊まった人がいたらしい。こういった経験は現代社会に生きる我々に、プリミティブな太古からの記憶を呼び覚ますきっかけになるような気がする。それから記念館の中を見学し、浅井裕介さんの作品を見る。壁画と和室の天井とふすまに書かれた土の絵は素晴らしかった。原始的な人間の本能が漲っている絵が描かれているような力強さを感じた。

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さて、今回の展示は木崎湖畔のいろいろなところに作品がある。最初は車で移動しようとしたのだけれど、サイクリングをしながら1周して作品を見ることにした。この選択が大正解。天気も良く湖畔を風を切って自転車で走るのはとても気持よかった。3人でルンルン気分。

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3人とも人間の持っている感覚を大切にしている性格だったし、自然が好きだし、無邪気に楽しむタイプだったので、まるで小学生が夏休みの合宿に着た時のようだった。田んぼの中の1本道を走り、絵日記の中の夏休みのようだった。

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そして虹の家に到着。ここは古い蔵。本郷さんがせっせと片付けをして綺麗にしたようだった。蔵の扉を開けて電気をつける。ヒンヤリとした空気が漂い、暑い外とは別世界の気がした。急な階段を上るとそこには何点かの写真が展示されていた。東京近郊の沢で撮影した写真と木崎湖周辺で撮影した水辺の写真。どの写真にも水のもつ美しさ、輝きが表現されていた。水って偉大だなと思える作品だった。そして、展示されている空間とマッチしており、最高の展示だった。越後つまりトリエンナーレに何年か前に行った時に、蔵の2階にある展示を見た。あの時も、独特の空気感を感じ非常に心打たれたが、今回も同様だった。

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それから芸大時代の友達である蓮沼さんの自画像の作品を見る。鏡がたくさん置かれており、それに従っていくといつの間にか一周していた。そして結果的に自分の顔を見ていた。

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暑い。そして昼になり腹が減った。するとまどっぺさんが3つリンゴを取り出してくれた。近所のおじちゃんから初物のリンゴをもらってきてくれたらしい。素敵だ。3人でリンゴにかぶりつく。うまい。瑞々しさが溜まらない。体にリンゴの汁が染み渡る。食べること、生きること、そんな原始感覚をこんな所でも味わう。

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それからキャンプ場の展示を見て、ゆーぷる木崎湖という温泉施設へ。まずは食べる。そして、本郷さんの喜望峰から日本に自転車で帰った時の展示を見る。砂漠の写真と最後にオアシスから水が湧き出る写真。非常にこの場を上手くつかった展示だった。温泉に入り、また木崎湖畔を自転車で走り、記念館に。ちょうど木崎湖1週の夏休みが終わった。

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帰りは渋滞などもあったけれど、いろいろな話しが出来てとても満たされた絵日記の中の夏休みのような1日だった。木崎湖はまた訪れたいと思う、素敵な場所だった。またひとつ、戻ってきたいと思えるような素敵な場所を見つけた気がした。

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小笠原の動画(イルカと戯れるシーンなど)

水中で撮影するために10mまで潜れるコンデジを買ったので、その機能を活かして動画にしてみました。

しかし、ブレてるなー。特にイルカと一緒に泳ぎながら、ブレずに撮影するのって難しかった。さらに、2頭のイルカが空中を何度もスピンジャンプする時やマンタの時は興奮して撮影できなかった。まあ、目で楽しんだからよし。

今回初めて撮影してみて水中写真にハマっている人の理由が分かった。あの難しさが楽しい。そして、うまく撮影できたときの喜び。同様に動画も面白い。

BGMは南米を旅している時に路上で売っていたCDをテキトウに買ったもの。タイトルも歌手も分からないけれど、このリズムとノリが好きでたまに聞いている。おが丸のデッキで海を眺めている時に、iPodからこの曲が偶然に流れはじめて、旅気分が高揚したのでBGMに使いました。

ちなみにイルカは1分20秒ぐらいからです。前振りが長くて良くなかったと反省。テーマを絞って作る必要があるな~。

送信者 小笠原

カタチが作られていく

なんだかもう分からないけれど、もう1人友達がおなじ便で小笠原に向かうらしい。
いったい何人の友達が、同じ船に乗り合わせて25時間を共にするのだろうか。
友達と偶然一緒に乗り合わせるのは、イランに向かった飛行機以来だろうか。

僕は偶然の再開が多いと思う。
偶然すぎる偶然が必然かとも思える程に。

パナリ島で会い、連絡先も知らない人に1年後に悪石島で会う。
ペルーとボリビアで偶然数回会い、3年後ぐらいに浅草でばったり会う。
パナリで会い、八重洲ブックセンターで出会う。
全員、名前も知らないし、連絡先も知らない人だった。

奈良で交差点を歩いていたら、ばったり会う。
高校の時に東京に行った。中学が同じだった友達と偶然同じ車両に居合わせた。
越後つまりトリエンナーレに行く時に立ち寄ったサービスエリアで、花火を見に行く友達とばったり会う。

言い出せばきりがないほどある、偶然の再開。

そう考えると、その時は気づかなかっただけで、同じ船に乗っている、飛行機に乗っている、電車に乗っている、同じバスに乗っている、もちろん同じ場にいた友達が何人もいたのだろう。
そして、未来の友達とも過去に同じ場所にいた可能性だって、おおいににあるのだろう。

僕はこうして人に出会い、本に出会い、好きなことに出会い、僕が作られてきた。
そしておそらくこれからも。

小笠原に持っていく本を決めるため、家に溢れかえるほんの中から選び出した。
一冊はクジラが見る夢 池澤夏樹
開口一番 開高健
偶然の音楽 ポールオースター

それから、駅の近くにある本屋に行った。
「愛」という言葉を口にできなかった二人のために 沢木耕太郎
トゥルー・ストーリーズ ポール オースター

本屋で旅で読みたい本を探す。大きな意味で旅で出会った作家の本を。また旅で本を読みさまざまな経験をする。そして、また自分が何らかの形を持ち始めるのだろう。

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旅をして、作家に出会い、本に出会い、好きなことに出会い、そしてまた本と旅に出る。

クジラが見る夢

持っていく本が決まれば、出かける準備は終わったようなものだ。

世界中でいちばん会いたい人に、また会えた

SWITCH

プールで潜水をしていた。
ただひたすら1人でドルフィンキックをしていた。

それはイルカのように滑らかに水を捉えたいと思って、潜水ドルフィンをひたすらやっていたのだ。
どうすればより無駄なく滑らかに長時間ドルフィンを出来るか、そんなことを考えながら。

実は今までは潜水が嫌いだった。
だから、練習メニューに入っていないとあまりやってこなかった。
その理由はただひとつで、息苦しいから。

でも、イルカのように水を切るように泳ぎたいという思いが強くなり練習をしていた。
確かに、最初は辛かった。
けれど、ただひたすら潜水ドルフィンキックだけをしていたら、ある時コツが掴めた。
いろいろ工夫をして改善していったら、ある時、スムーズに潜水ができているという感覚になり、違うステージに上がった気がした。
体の動きからもぎこちなさがなくなり、滑らかになった。

そして、潜水ドルフィンが楽しくなった。
その感覚をもう一度味わいたくて、また同じように泳いだ。
やはり、気持よく泳げる。
より長い距離を滑らかに泳げるし、息苦しさも軽くなっている。
楽しい。
この感覚だ。

これが、スイッチ。

自分の根底をなす価値観の外側になければ、それを好きになる可能性が大いにある。
好きになっていなかったのは、ただそういったスイッチが入る経験をしていないだけ。
何事に関してもそう思っている。
だから、いろいろな経験を自分でしようと心がけている。

僕がいきなりブランドものを好きになることはないけれど、山を好きになる可能性も、水を好きになる可能性も、読書を好きになる可能性も、写真を好きになる可能性も持っていた。
そう、写真を好きになったスイッチは旅で出会った何処までも続く広大な風景であり、人々の笑顔だった。

スイッチは色々あって、
何かが出来るようになったときであり、
見たこともない光景にであったときであり、
人情に触れたときであり、
心から尊敬できる人にであったときであり、
今まで感じなかった心地よさにふと気づいたときであり、
爆発しそうな感情がこみ上げてきたときであり、
自分が言葉にできなかった根底の価値観に出会ったときである。

こんなスイッチに出会えると幸せだ。
人生の楽しみがまた増えた気がして。

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◆今日掴んだ潜水ドルフィンのコツ

・楽な気持になって呼吸を落ち着かせる。体をリラックス。無になる。
・軽く壁をけって体をゆっくり伸ばす
・大きく体を動かし、水をしっかり掴んでで強くキックする。
・キックは波のようなリズム。
・目線は手の先を見る。あまり下を見ない。

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出会いの一冊
http://teratown.com/blog/2008/05/21/dhniy/

クジラが見る夢
http://teratown.com/blog/2008/11/12/yyyeei/

「大人になっても、飛ぶ夢を見る」鳥人間コンテスト観戦記

遡れば二宮忠八までいくのだけれど、今回は前振りを短めにして、数年前の出来事からにしよう。

「飛ぶ夢を見た」という写真を見たのは、ちょうど6年前だった。それは、2004年7月25日。この日に特別な意味合いが付加された後だったから、写真に対する印象が変わったこともあるだろうけれど、それを抜きにして考えても、印象深い写真だった。真っ青な空に、真っすぐに昇っていく飛行機とその雲。そして、何よりもこの写真のタイトルから、空への憧れを膨らませたのだった。そして、それからちょうど6年後に、鳥人間コンテストをこの目で見るとは思ってもいなかった。

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本気で鳥人間コンテストに出場したいと思ったのは去年からだ。それまでも、小学生の頃にワクワクしてテレビを見ていた。ただ、自らが機体を作り、飛びたいとまでは思っていなかった。けれど、昨年、飛びたいと思った。明確なきっかけを説明しようとしても、それは出来ない。でも、小さい頃にみた鳥人間コンテストやスカイダイビングをした経験、山の頂から空を眺めた経験、カラスが飛ぶのに自分は飛べないと言うことに気づいた瞬間などと言ったことの積み重ねだろう。

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飛びたいと思い調べた。そして、昨年は大会の説明会に参加するためにわざわざ琵琶湖まで行った。ただ、出ようと思って1年で準備できる物でもないことも知った。それは時間的、技術的、人的、場所的な要因から。ただ、それからも、知り合い経由で設計図をもらったり、経験者を紹介してもらったりしていた。

ただ、なかなか前に進まずにいた。まずは見ないと始まらないと言うことで、今年の鳥人間コンテストの日程を調べて見に行くことにしたのだ。富士登山競争を終えて、東京に戻り、水泳をして、飲み会をして、そのまま夜行バスで行くと言う何とも素敵なスケジュールで。

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24日、土曜の朝、米原駅に着いた。1年ぶりにくる米原駅は相変わらず殺風景だった。タクシーに乗って会場まで行こうかとも考えたけれど、時間もあったので1時間ほど歩いて会場に向かうことにした。上空にヘリコプターが飛び、会場が近づくにつれてモーターボートの数が増えていった。湖の上にポールも立っていた。ついに来た。

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会場周辺では関係者や近所の人などが観戦していた。湖上には、高さ10メートルの発射台が設置されており、心をワクワクさせた。僕が到着したときはちょうど、プロペラ機のタイムトライアル部門が始まったときだった。プロペラのタイムトライアル部門は、(確か)1キロ先にあるポールを回って戻ってくるまでのタイムを競うもの。確実に飛行することと、無駄なく旋回すること、飛行スピードがでることが勝利の条件になる。これを実現するにはかなりの技術と経験と資金とメンバーと時間がいる。それにも関わらず、どのチームもレベルが高かった。素晴らしいフライトは風を捕らえ、空を楽しそうに飛んでいた。見てるだけで僕も気持ちが良くなるフライトだった。

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メンバーが一生懸命に押し出して発射台から飛び立つと、緩やかに落ちるもののふんわりと浮かび安定した。そしてパイロットがプロペラを必死でまわし、前進していった。折り返し地点を周り、再び戻ってきた。高度が低くなり着水しようとすると、パイロットがまた必死にペダルを踏み、持ちかえすということが何度もあった。見ていて思ったのが、パイロットの操縦テクニックが非常に重要だと言うこと。高度の保ち方、体力の配分、風向きを読んだ上でどのコースで飛ぶかなど、非常に大切で難しいことが多いようだった。戻ってくると、ゴールし着水した。着水すなわち水に突入し大破だ。ただ、優秀なパイロットであるほど、ゆっくり着水し機体へのダメージが少ないようだった。

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一通り見終えると、場所を移動して発射台の後ろに移動した発射台は浜から続いており、次に飛ぶチームが並んで待っていた。そして、湖畔には全てのチームが場所を決めて機体を組み立てたり整備したりしていた。大きなトラックで琵琶湖まで機体を運び、湖畔で組み立てていたのだ。それらの機体の形はさまざまだったが、翼の大きさ、流線型のボディは共通するようだった。

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お昼を過ぎて、暑さが増してきた。とても強い日射しが降り注ぎ、機体をアルミ箔で覆ったり、濡れぞうきんで拭いたりするチームもいた。僕は、鳥人間コンテストのTシャツをついつい買ってしまった。それから彦根ビューホテルでバイキングのお昼をとった。午後からは滑空グライダー部門。この競技は荒削りのチームも多く、ドボンのチームと数百メートルのチームに差があった。プロペラ機よりも簡単に作成できるし、サイズも小さいため初めてのチームも参加しやすい。俺が出れる可能性はやはりグライダー部門と確信した。だからこそ、ほとんど飛べないチームも多かった。さらに、チームによって機体の形も異なっていた。そこで、各チームの機体を撮影し参考にさせてもらうことにした。

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飛び立つ機体に夢を乗せ、毎回離陸を見ていた。気持よく飛ぶと、僕も夢が広がった。もちろん僕なんかよりもパイロットやチームメンバーは、大きな夢を機体に預けていたのだろう。そして、お応援団の元に戻ってきたパイロットはみんなから祝福されていた。

次は僕も夢を乗せて大空を飛びたい。

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飛ぶ夢を見た