日別アーカイブ: 2014/4/28 月曜日

UTMF2014-終わっての気持ち-

3回目のUTMF。
第1回に続いて、2回目の参加(去年は抽選に落ちた)。
いろいろ意見はあったりするだろうけど、日本で1番のトレランの祭典であることは間違いないと思う。

世界中からトップ選手はきているし、参加する選手じゃなくても、応援にくる仲間がたくさんいたり、山を走る人々が集う場所。

自分が所属する心折れ部やTEAM JAPONの仲間は選手もしくは応援としてほぼ全員来ているし、それ以外のトレラン仲間も。ハラペコ登山隊の石川弘樹さんはトップ選手として、そのサポートにタクジさんやシンヤさんも。そんな仲間が集結する楽しい場。

宮古島トライアスロンから中4日というハードなスケジュールだったけれど、そんな大会だからUTMFはやっぱり出たかったし、通称ミヤフジ(宮古島トライアスロンとUTMF2週連続完走)も達成したかったので、参加を決めた。

そして、両方ともなんとか完走できた。この1年ぐらいは激しく練習不足で、逆に飲む回数だけ増えた。まあ、それはそれで良いのだが、完走しない「いいわけ」にはできない。この半年ぐらいは、どんどん太っていたのも事実。去年のPTLとアコンカグアを失敗したのも事実。だから、負け癖をストップするためにもミヤフジを完走したかった。

勝負は勝つためにやるのであって、最初から負けるための勝負はしないし、負けてもいいというスタンスでする勝負は精神的な意味で勝とうとする気持ちがないので、勝負とは言わない。常日頃そう思っている。

そんな偉そうなことを言っているけれど、1回目のUTMFでは、足が動かなくなって辛い記憶がある。そして、今回は宮古島トライアスロンからすぐのUTMF、さらに前回頼りに頼ったストックも使えない。練習もしていないときたら、不安でしかない。怖さでしかなかった。

スタート前から不安だったし、足が動かなくなったらどうしようとか、天子山が怖いなとか。100キロ以降でも足が残っているかなとか、胃がやられて食べれなくなるんじゃないかとか、眠気でふらふらして滑落しないかとか、とかとか。ミヤフジと偉そうなこと言っているけど、また失敗したらどうしようとか。とかとかとかとか。正直なところ天子山を降りて、麓のエイドステーションに着くまでは完走できるかどうか、ずっと不安でしかなかった。しかし、天子を越え、完走が見えてきた。麓のエイドステーションで仲間に会い、夜がやってくる前の富士山を見ながらスマホでやり取りしたり、ホッとできた。残り45キロで自分の体や精神、制限時間を考えても完走が見えてきた。今回は、結果的に経験と戦略、そして何よりもサポートで勝つことができたと思う。

まあ、そんなことがありつつ、完走できた。前回のようにストックに頼らず、自分の2本の足で富士山をぐるっと1周できた。天気にも恵まれた。いつも富士山はきれいだったし、夕焼けも星空も日の出も、小鳥のさえずりも、朝の雲海も。そして、いたる所に仲間がいた。走っているトレイル上にも、サポートしてくれるエイドステーションにも、応援してくれる気持ちは会場とは離れた場所にも。

1回目とけっこう同じコースを走るので想いで巡りをしながら。つくづく仲間ってありがたいなとか。絶対にこんな場所に来ないぞって、100マイル富士山を1周無理矢理つないだから通る道も。だからこそ、そんな場所から見える自然の美しさだったり。

限りなくまとまりのない文章で、何が言いたいのか自分でもわけが分かんなくなった。でも、まあ、こんな風に書いてしまったのが今の自分なので、そのまま残しておく。

最終的に言いたいことは、たったひとつで「ありがとう」。それだけです。ロングレースというのは、純粋に様々なモノ、人に「ありがとう」と感じる場なんだな。自分が調子に乗って「ありがとう」という本当の意味を忘れそうになったら、1人ぼっちの100マイルでもやろうと思う。

送信者 UTMF2014

麓のエイドステーションで心折れ部とTEAM JAPONの仲間

送信者 UTMF2014

麓の草原からスマホをさわりながら見た富士山