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雲ノ平と 高天原温泉へ

原始感覚美術祭のあとに登山。せっかく北アルプスのお膝元である信濃大町に行ったのだからというのが理由。去年と同じ流れだが、昨年は扇沢から針ノ木岳→白馬岳までの縦走。今年は、ちょっと移動して新穂高温泉から雲ノ平を目指すことに。

雲ノ平は秘境と呼ばれているけれど、どんな景色か見てみたい。そこにはアラスカ庭園という名前の場所もあるので、アラスカ好きな自分としては興味を持っていた。ただ、アプローチが悪く、かつ日数もかかるので夏休みぐらいしか行く機会がなく、のびのびになっていたのがついに実現。さらに、高天原温泉という日本で一番アクセスが不便な山の中に露天風呂がある。最近は、山を歩いた後に、山深いところで露天風呂に入るのが楽しみのひとつ。阿曽原温泉、白馬鑓温泉、本沢温泉などにつづいて、山の温泉が楽しめるということで、雲ノ平エリアに決定。

送信者 雲ノ平と高天原温泉

みんなは松本経由で東京に戻るので、一足先に稲尾駅から松本へ、そこからバスで新穂高温泉に向かった。松本駅前のコンビニで4日分の食料を買い、バスターミナルからバスで山道を進む。朝出たけれど、着いたのは昼過ぎ。この時間からどこまで行けるかなというのと天気が持つかなというのが気になりつつ、早足で登る。

送信者 雲ノ平と高天原温泉

どんより曇り空。地図を見ながら、コースタイムと自分の速度を比較しながら、どのテント場までいけるかにらめっこ。わさび平小屋にはテント場があるけれど、全然歩いていない。4日間の行程を考えるともっと先まで歩きたい。でも次の鏡平山荘にはテント場がない。小屋は混んでいて嫌いなので、なんとかテント場まで行きたい。とすると、その先の双六小屋まで行かねばならず、何時に着くか気になるレベル。フラットなところはコースタイムより短縮できない。登りはけっこう短縮できる。高低差を見ながらの、攻防。雨が少しパラついたり、霧はでたが16時45分ぐらいに双六小屋に到着。めでたしめでたし。テントを張ると雨が。夕食のラーメンを食べ、寝た。星も見えるはずなく、朝までぐっすり。

送信者 雲ノ平と高天原温泉

朝はテントを叩く雨音で目が覚めた。この雨じゃある気にならない。半分以上の登山者はテントを片付けて歩いて行ったが、俺はテントの中で音楽を聴いて、本を読む。飽きると地図を開いて、今後の天気を何パターンか想定して、どんな行程にするかをシミュレーション。やまない雨。何度か小雨になり、止むのだがまた降ってくる。13時過ぎてまた雨がやんだ。今日、この場所を出て次の場所である雲ノ平へ行くにはタイムリミットが近かったし、これ以上雨が降らない気がしたので、小屋に天気を聞きに行き、出発。

送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉

最初はかなり雲が厚く、霧で包まれることもあったが、次第に雲は流れて行った。この時間だけあって、あまり登山客にはすれ違わない。黒部川の源流を過ぎて、渡渉して靴はびしょぬれ。靴が濡れると靴連れとか嫌だし、気持ち悪いがしかたなし。雪渓を見ながら上り詰めると、青空も。おお、いいじゃん。なんだか、明日は晴れそうじゃん。木道が多く、周りには北アルプスの山々が。のんびり歩くのにはいい場所かもしれない。雲ノ平へテントを張り、夕食。

送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
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送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉

茜色に染まる夕焼け空は美しかったし、月も星も瞬いていた。明日は晴れるという確信が生まれ、朝から長い距離を歩こうと決めた。朝焼けも美しく、いい一日が始まった。雲ノ平のテント場は沢沿いだったからか、けっこう寒かった。6時頃にスタートして、高天原温泉へと向かう。ザックを全て持って。というのも、一度雲ノ平に戻ってくる予定だったからザックはおいておくのもありだったのだが、途中で時間がかかりコース変更するかもと思い、持って行くことに。

送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉

幸い、コースタイムをかなり縮めるかたちで進んで行った。やっぱり青空の山は気持ちがいい。これがあるから、また山に来てしまう。周囲の山も、足下の花も美しい。沢を渡り、冷たい水を感じながら。8時には高天原温泉に到着。想像よりもかなり速い。露天風呂につかる。ほっ。山の中で汗をかいて、それを流す露天風呂。最高なんだ。ゆるく登山して、山の中の温泉につかるというのが至福の時だ。そんな風に思うようになったのも年のせいだろうか。

送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉

汗を流してさっぱり、さーまた歩くぞ。先ほどの道を戻って行く。向きが違えば見える景色も違う。まずは雲ノ平まで戻り、そこからアラスカ庭園を越えていく。ちなみにアラスカ庭園はたいしたことなかった。雲ノ平のいい場所は山荘の前後ぐらいで、そこを見れば十分かな。それより、アラスカ庭園からの下りが石だらけ、倒木、苔むして滑る。なんだか嫌なトレイルだった。こんなところは嫌いだな。と思っていたら、トレイルランナーの山本健一さんが登ってきた。あの速さはおかしいとおもったし、荷物がトレラン。ここはトレランあんまりしないはず。やっぱり、普通の人じゃなかった。トップランナーだからできること。

送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉

おれは下る下る。無心で下る。薬師沢小屋について、川で足を洗う。靴は泥だらけなので、靴の泥を流して豆防止。そこからは比較的いい道で太郎兵平に。さらに、15分ぐらい離れたテント場に到着。14時30分ぐらいだったが、テントで埋まっていた。お盆がスタートしたからだろう。早めに突いてよかった。そして、よく歩いた日だった。また、本を読みながら過ごす。いい時間。音楽を聴く。いい時間。ただ景色を眺める。いい時間。曇ってきて夕日は見えなかったが、疲れたのだろういつの間にか寝ていた。

送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉
送信者 雲ノ平と高天原温泉

翌朝、目を覚まして朝食を。今日は折立に下山するだけ。バスにあわせて、急ぐことはない一日の始まり。曇っていたが、遠くまで見渡せる山の木道を眺めながらの下山。静かでのんびり。折立に到着し、バスで有峰口駅へ。ここがすんごい古い駅舎でびっくり。富山に出て、越後湯沢に行き東京へ。

送信者 雲ノ平と高天原温泉

荷物を入れ替えて、三宅島で銛突きに行くために、竹芝桟橋へと向かった。

8/11(月)

稲尾から松本 8:30ぐらい出発 9時30分松本着
松本から新穂高温泉
松本10時 新穂高温泉12時
予約は必要なし

8/14(木)
折立に下山
折立から有峰口駅へ 9:20発のバス
有峰口駅から富山駅へ特急で越後湯沢駅、新幹線で上野駅

1日目 新穂高温泉 - 鏡平小屋 - 双六キャンプ場            .

2日目 双六小屋 - 三俣蓮華岳 - 三俣山荘 -  - 雲ノ平

3日目 雲ノ平(雲ノ平散策)- 高天原山荘 高天原温泉 雲ノ平 薬師峠テント場 

4日目 薬師峠テント場  太郎平 折立                .

夏は甲子園球児のように

8月

夏が遠くに去っていく

朝夕が涼しいなと思ったら、寒いと感じるほどになっていた

夏が遠くへと去っていった

時の流れは常に一方通行で、戻れないからこそ楽しい時もあれば、なにか雲をつかむような物悲しさを感じる時もある

まだまだ、夏山へ行ってないし、汗を流して空の下でビールも飲み足りないし、外で音楽を聴いていたい

夏の延長戦がほしい

8月、夏の終わりになると、

去年も一昨年も、この時期はシャモニーにいたことを思い出す

数年前に憧れたUTMB、そして大いなるチャレンジだったPTL

自分にとって、届くか届かないかギリギリの背伸びがシャモニーにはあった

でも、今年は、今こうして東京にいる

去年PTLに出た日本人のもうひとつのチームメンバーは、まさに今モンブラン山群のどこかを走っていたり、UTMBを迎える仲間もシャモニーに到着したようだ

そうした写真や言葉を見ると、やっぱりいいなと思う

未練たらたらだけど、いいなとおもう

いや、シャモニーがというわけでも、PTLがというわけではない

ただ、そうした届くか届かないか分からないことに我武者らに、仲間と一緒に向き合っている夏がいいなと思う

それが、いい夏なんだろうな

まるで甲子園球児のように

送信者 TEAMJAPON

ハラペコ漁師隊 銛突きin三宅島

ハラペコ登山隊のタクジさんから、銛突きに行くという誘い。
最近は海の本を読んでいて、海っていいなと思っていたので、またしても乗っからせてもらった。

登山だけじゃなくて、島へも行くということで、ハラペコ探検隊に勝手に改名。ハラペコ漁師隊がいいかな。

ということで、夏休み最後は、三宅島へ銛突きに。もう1人、トップクラスのトレイルランナーの石井君もジョイン。

送信者 三宅島手銛漁

三宅島は銛突きがOKな島なのだ。NGなところもあるので、距離と合法という観点からここに。

夜行フェリー、橘丸という就航したばかりのきれいな船。2等なのに、しきりができていた。

朝5時の三宅島に着いて、バスで大久保浜のキャンプ場へ。ここがいい。温水シャワー、トイレもウォシュレット、きれいな芝生に炊事場。日よけができるくつろげるスペースも。もちろん、目の前に海。遮る物のないオーシャンビュー。これでいて無料。リゾート並みだ。ということで、テントを張る。俺らより前に3、4組ぐらいいたが、ちょうどなにぎやかさ。

送信者 三宅島手銛漁

キャンプ場はauは電波がないが、10分ぐらい歩くと商店があり、そこでは電波もつながった。ちょうどここち良い距離感。こういった野性的な生活するには、文明とのいい距離感を保てる場所。

送信者 三宅島手銛漁

朝飯を食べ、島を散歩して、どこに何があるか把握。ちょっと昼寝してから、さっそく漁へ。まずは、キャンプしていた人に魚がいる場所を聞く。当たりを付けて海へ。しかし、なかなか魚がいない。いても小さくて、食べれるサイズじゃない。うーん、うろちょろして、魚を探すといた。まず、一投目は我武者らにゴムを引いて。はずれ。石を打ってしまった。そんなことを何回か繰り返す。魚の動きや追い込み方、気づかれない接近の仕方を学んで行く。

送信者 三宅島手銛漁

そっとそっと、さかなに近づき、息をひそめてゴムを引く。刺さった。魚は暴れる。銛をしっかりとつかむ。ついに獲ったぞ!銛が命中してついにしとめた。よっしゃー。海の中で叫んだ。喜んで、タクジさんのところへ。俺は魚を入れる網を持っていなかったので、入れてもらうため。

ゲームだ。狙った者をしとめる快感と喜び。僕には釣りよりも、銛の方が向いていると思った。自分の目で見て、駆け引きをして、勝負をする。結果はすぐに出るし、常に魚を探したり、状況を把握しながら行動できる。せっかちな人間には向いている。釣りは見えないし、待ちが多いからむかない。

その後も、2匹取れ午前の漁は終了。さっそく、焼いたり、刺身にしたりして食べた。うまいね。獲れたては。刺身は氷で絞めたらもっとうまかったんだろうと思う。もっと銛突きでは魚が捕れないかと思ったが、想像よりも取れた。タクジさん曰く、銛がいいと。以前使っていた自作のよりも圧倒的にいいと。さすがに土佐の銛先だけある。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁

午後は、昼寝したりいろいろ話して、銛突きに。おれは山でラーメンとかの生活をして、そのまま来たので肉が食いたかったが、店で食べる案は却下され、夕方も漁へ。昼に続いてブダイやカワハギ、タカノハダイ、エソなど。同じ魚が多い。ご飯を炊いて、みそ汁に魚を入れて、焼き魚にして、ビールで乾杯。3人で獲って料理して、飲んで、話して、豊かな時間。食べるためにする行為以外、何もしない豊かさ。

送信者 三宅島手銛漁

眠たくなって、テントの前にマットを引いて飲もうとしたが、飲む前に僕もタクジさんも寝ていて、夜中に起きたら外だった。こんなことができるのも、島ならでは。

送信者 三宅島手銛漁

朝の日差し。強い。背中だけ焼けたようで痛い。海に入って、底を見ている姿勢だと背中だけ日焼けするのだ。そんなこと気づかなかった。2日目からはラッシュ代わりの長袖を着ることにした。朝飯は、パンとかですごす。

送信者 三宅島手銛漁

昼飯に向けて漁へ。港のテトラポットエリアへ。同じ魚ばかりでは飽きたので、違う魚を求めて。それがなかなか難しい。他の魚は動きが速かったりして、突けないのだ。狙っても逃げられる。難しい。シッタカという貝と大きなタカノハダイで終了。食べる分は、簡単な魚をとればいいと分かると、食べるために魚を突くのではなく、ゲーム性が強くなり、より珍しい魚、より難しい魚を狙うようになる。これも、人間の欲求が高度化するというか、変化するおもしろい実例。狙ったしか獲らなくなる贅沢だ。

送信者 三宅島手銛漁

昼はシッタカを醤油で煮てつまみに。そして、タカノハダイは鯛飯にした。これがなかなかうまい。肉が食いたい欲求はだんだんおさまり、夜飯も魚に。そのために夕方からまた漁にでかける。やはり珍しい魚を狙う。岩陰にいたり、岩と岩の間にいたりと、魚のいるポイントも感覚的につかめてきた。そこを狙う。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁

しかし、今までと違う魚はなかなか獲れない。獲れないと獲りたくなるのが人間の性。ひたすら狙いを定めて海をさまよう。なかなか獲れないけれど、他の楽しみも。イカがいたり、ウミガメがいたり、小さな魚の群れが一斉に向きを変えて泳ぐ。太陽の光を反射してキラキラと輝かせながらの群れの姿は美しく、同一性を担保する魚のコミュニケーションの神秘に魅了されながら。

珍しい魚を発見、突いたのだが逃げられた。魚のどこの部分を突くかによって逃げられることもあるし、苦しめてしまうことも。逃げた時に傷がついて弱まっていた。すぐに刺せばよかった。しかし、ゴムを引っ張る時間はない。自分の手で銛を直接持って、ぐりぐりと魚を突けばいい。でも、心がちょっと痛んだ。自分の手で魚を殺す。生きる魚の反発を手で感じながら殺す行為。ゴムで銛を飛ばして突くのとは違う。銛のせいにできない辛さ。

どっちにしろ、魚を殺すことに変わりはない。けれども、小さな自分の勝手な気持ち。触感をともなって殺すことの辛さ。北野武監督が、痛みを伴う殺人しか映画にしない。大量破壊兵器でいっきに殺す場面は自分の映画にはないけれど、刀で切るシーンはある理由を語っていたが、その感覚に近いかもしれない。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁

そんなこともあったが、魚が捕れないと夜ご飯もない。そこで、カワハギを取り、1匹だけ初めての小さめの魚を捕った。そして、夕食。商店まで買い出しに行って、それからいつものように調理。1人で来ていたキャンパーも混ぜて4人で飯。いろいろな話をして、取れたての魚をいただき、贅沢な時間を過ごした。そして、眠気とともにテントへ。

朝起きると、雄山の近くまで朝ラン。立ち入り禁止区域がまだあるので、その近くまで。一時期は全員避難したけれど、8割以上島民が戻っているという。朝ランをして、クールダウンで海にドボン。そして、テントを片付けて、島を後にした。

送信者 三宅島手銛漁

フェリーから見た夕日と夕焼け空は美しかったし、この3日間は豊かな時間だった。

送信者 三宅島手銛漁
送信者 三宅島手銛漁

◆装備

登山テントで必要なモノ以外


ウェットスーツ
ミニマスシューズ(ウォーターシューズ)
長いスパッツ
長袖のコンプレッション(日焼け防止)
捨てる靴下(フィンで足がすれる)
手のひらがゴムの手袋
スイムキャップ
水着
シュノーケル
水中メガネ
フィン
ナイフ
アームカバー
スキンズのカーフ
耳栓
クッカー一式
GoPro
水中OKなコンデジ
コンタクト
サングラス
日焼け止め
虫除け
キンカン
帽子
サンダル
テントは広くてメッシュがいい(涼しい)
出刃包丁
ウロコ取り
魚を入れて腰につけるメッシュの袋(洗濯ネット、細引き、留め具)
カセットボンベがつけれるコンロ
網焼きできるセット
コッヘル
割り箸
醤油
みそ
わさび

◆ブダイ
ブダイはウロコがついたまま、ウロコがこげるまで焼いて食べる
みそ汁にいれると油が出てだしが出る

◆シットコ(貝)
沸騰した湯に入れてゆでてから、醤油で煮るとうまい

◆タカノハダイ
ぶつ切りにして、鯛飯にするとうまい
そのまま塩焼きでもよくあるタイと同じ味

◆カワハギ
刺身
焼いて食べる
皮はどこから切り口を入れても簡単に向ける

梅雨明け、新月、山の上、星空を見上げる農鳥岳

梅雨明け

新月

山の上

星を見るのに最高な日

梅雨明けの週末は晴れる。
自分の中でそんな決まりがある。
そこで、いつも山にテントを持って遊びに出かける。

今回は南アルプスの農鳥岳へ。
今まで北岳や間ノ岳は何度か行っているが、2泊3日だったりもしたのに、のんびりすぎて農鳥岳には行かずだった。まあ、農鳥岳は奈良田から行くのだが、バスだと非常に不便なので、行ってなかったのが正しい。今年は土砂崩れで広河原行きの道が閉じているので、甲府から奈良田のバスが出ているのだ。これはチャンスということで、農鳥岳に行き先が決まった。

ついでに、新月なのだ。すなわち星がきれい。金曜日の最終の特急で甲府駅まで。日付が変わった0:40に甲府に到着したけど、バスは3時。駅の待合室で仮眠をして、2時30分ぐらいに、バス停に。

すると、いきなり声をかけられる。富士山やスイスのグリンデルワルトでも偶然会ったジョリーさんにまたも偶然。そして、他にも3、4人ほど知り合いがいた。みんな考えることは同じだ。それにしても、深夜の甲府駅でこんなにも友達に会うとは。ジョリーさんは農鳥岳から塩見岳に抜けるというので、途中まで一緒に行くことにした。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

バスに揺られ、5時30分ごろに奈良田に到着。車で来ている人もいて、かなりの人数。みんなここからバスに乗って、広河原へ行くようだ。僕らは奈良田からそのまま農鳥岳なので、歩いて登山道へ。大門沢のルートは急なのだ。そして長い。ひたすら登って行く。けっこうつらい。今回は、テント泊にしては荷物を軽くしてきたが、それでもハード。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

吊り橋を渡り、丸木橋を渡り、沢を越えていく。予想通りの快晴。雲一つない青空。なのだが、天気がよすぎて暑い。暑すぎる。。。休憩して沢で水遊びをしたり。やっぱり山の水は冷たくきれいだ。これが最高の瞬間。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

大門沢小屋に7時50分ぐらいに到着。冷たいジュースで生き返る。まあ、コースタイムよりかなり早く順調なペース。この調子なら北岳山荘まで行って、明日は北岳を越えて広河原に降りれるかもしれない。そんなことを思いながら登って行く。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

ここからの登りもつらい。地道に登って行く。木々も低くなり森林限界が近づいてくる。暑くて、登りが急で疲れるのだが、それより眠たい。ジョリーさんも眠たいということで、休みが多くなる。そして、脇でこっくりこっくりと寝てしまう。空気もきれいで、眺めも良くて、いいお昼寝なのだが、これだと進まないw

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

分岐まで着たら、完全に森林限界を越え、青空と山の世界。最高の眺めで、富士山もきれいだ。北岳もハッキリ見える。でも、富士山が好きだ。何度見ても富士山が好きだ。左右対称で、安定した末広がりの形。ぼくはあの富士山の姿が好きで、そんな富士山を一番間近で見える南アルプスへ何度も来てしまうのだろう。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

農鳥岳山頂に11時45分ごろ到着。かなりペースが遅くなり、もう農鳥小屋に泊まろうと言う話で、二人とも合意し始めたwなんともゆるい奴らなんだろうと笑えてくるが、これぐらいが僕にはあっている。無理するのは向いていない。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

西農鳥岳には12時30分ぐらい。もう、小屋はすぐ目の前。でも、あせっても仕方ないし、心地よかったので山頂でのんびりして、景色を眺める。うん、最高な日だ。14時に農鳥小屋に到着して、テントを張って、休憩。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

やることもないので、本を読んだり、音楽聞いたり、のんびりと過ごす。15分ぐらい下った場所に水場があって、冷たい水が豊富にあるというので、水をもらいに。うまい。冷たい。顔も洗ってすっきり。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

ビールで乾杯をして、ジョリーさんが今年出かけたニュージーランドの山が良かったけど、物価高すぎたという話や、仕事の話や、いろいろと。テントをあけると、富士山が見える最高の家に今日は泊まる。暗くなる前に、夕食。今夜は肉じゃがとラーメン。うん、うまし。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

雲で日が沈む瞬間は見れなかったけれど、淡く橙色にそまる世界を満喫。富士山もやさしいピンク色に染め上げられていた。暗くなるので、就寝。今回は軽量化でシュラフの代わりに、SOLのエスケープビビィだったが、全く寒くなかった。2800mというのに。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

夜中に目を覚まし、空を見上げると、満点の星空。そして、天の川。手が届きそうなぐらい、星が瞬いている。外に出て、ぼーっと星空を眺める。1人のこの時間が大好きだ。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

また寝たが、風が強くなって、テントがバタバタ。こりゃ、困った。テントが飛ばないか、外を確認したが、大丈夫そうだったので、また寝る。テントだから良かったが、ツエルトはかなりバタバタして、寝れやしなかったと思う。朝になり、起きても日の出は見えず、風は強い。霧もすごい。再び奈良田に降りることを決めた。ジョリーさんも、そうするといい、テントを片付け、下山。西風が本当に強くて、飛ばされそうだ。風に気をつけながら、慎重にすばやく降りて行く。雲の流れも速い。農鳥岳までくると青空も出始めた。岩を挟んで東側にくると、無風。太陽も当たって、とても心地よい登山日和。10メートルも離れていないのに、東側と西側で天国と地獄。山とは、紙一重の場所だと痛感する。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン
送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

ここからはどんどん下山。樹林帯に入ると風もなくなり、暑くなってきた。空も晴れてきた。山の天気は変わりやすい。まだ着かない、まだ着かないと話しながら、冷たい沢で水浴びをしてみたり、遊びながらゆっくり下山。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

12:30ぐらいに奈良田の里の湯に到着して、ひとっぷろ。あー、気持ちいい。1時50分のバスで下部温泉駅まで行って、甲府まで、さらに甲府からあずさで新宿へ。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

7月25日 かいじ(全車禁煙)123号 新宿(23:00)~甲府(0:40)

奈良田・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)・・・吊橋(森山橋)・・・大門沢小屋・・・大門沢下降点・・・農鳥岳・・・西農鳥岳・・・農鳥小屋泊

同じルートで下山

装備はこちら
装備リスト

甲府駅夜中3時発、奈良田5時20分
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2014hirogawara2.htm

軽くなってテント泊@農鳥岳

トレラン

テント縦走

どちらもやるし、ミックスしたのもやってきた。
最近は、ウルトラライトハイクとか流行だけど、それとは関係なく最近のアウトドアギアは高性能かつ軽量化してきている。

そこで、自分が持っているもので、無駄なものは持たず、安全のために必要なものはすべて持って、できるだけ軽量化して登山に行ってみようということで実行。もちろん、トレランだと軽いのは当たり前なので、テント泊の装備で。

今回は、 梅雨明けそして新月、星空が最高!ということで、標高の高いテント場をチョイス。広河原行きの道ががけ崩れで通行止めのため、今年は甲府から奈良田行きのバスが出ている。ということで、今年に限りちょっと便利な農鳥岳へ。

詳細は別途書くとして、今回は荷物に関してのみ言及。

まずは、ザックが違う。いつもは60リットルぐらいだが、今回は30リットル。入りきらないのは、ザックの底にエアマットを括り付けた。にしても、荷物の量が全く違った。重量も5キロぐらい違ったかもしれない。

これだけ軽いと登りが楽だ。歩行スピードも重たいザックの時よりはいくぶんか速かったと思うが、初めてのルートなので比較できず。あとは、風が強く吹いてもザックが小さいと煽られない。これはメリット。バランスもとりやすいし。

ポイントとしては、寝袋の代わりに、ダウンジャケットとダウンパンツを着て、SOLのエスケープビビィに入って寝た。SOLのエスケープビビィは良いという噂だったが、全く蒸れず確かに便利。標高2800mで風も強かったが全く寒くなかった。エアマットで底冷えを防止して、cap4のフリース着ていたからかな。同じ標高でも冷える時もあるので、もう少し実験が必要だが、なかなかいけそう。

あとは、雨がスゴく降ったときに、テントでその夜も寝ないといけない場合の着替えをどうするかもポイントになりそう。まあ、日本の山で事前にルートをしっかり確認して行けばだいたいの場合はエスケープできるので、無理しないで下山すれば解決かな。

残りの軽量化は、サンダルを持って行くか、もっと軽いテント(ストックシェルター ・PRO)にするか、火器を固形燃料の小さいやつにするぐらいといったところだろうか。これらはウルトラライトハイカーになりたいわけではないので、使っているのが壊れたら計量なものにするって感じかな。

総じて、景色もよく楽しい登山だった。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

◆ウェア
 【上着】
  ・ファイントラック アクティブスキン
  ・Tシャツ(予備1枚)
  ・キャプリーン4
  ・インナーダウンジャケット(パタゴニア)
  ・レインウェア(モンベルトレントフライヤー)

 【下着】
  ・パンツ
  ・超薄手タイツ(ユニクロ)
  ・インナーダウンパンツ(ナンガ)
  ・ラン短パン(ノースフェイス)*2
  ・レインウェア(モンベルトレントフライヤー)

【靴下】
  ・DRYMAXなど速乾性靴下(予備1)

【シューズ】
  ・トレランシューズ(モントレイル)
・サンダル(任意)
  
【眼鏡】
  ・眼鏡ケース(いらないかも)
  ・サングラス(いらないかも)
  ・予備のコンタクト

◆装備

【ストック系】
  ・ストック(ブラックダイアモンド Zポール)

【ザック系】
  ・ザック(ミレー30L)
  ・コンパクトになるズタ袋(シートゥーサミット)
  ・圧縮袋2枚
  ・ゴミ袋2枚
  ・防水袋2つ

【地図系】
  ・地図
  ・コンパス
  ・腕時計(高度計)

【ファーストエイドキット】
  ・基本的な薬やファーストエイドキット
  ・ホッカイロ
 
【シュラフ】
  ・SOLのエスケープビビィ
  ・エアマット(マウンテンイクイップメント)
  ・エマージェンシーシート(SOLのエスケープビビィとは別に)

【テント】
  ・モンベル ステラリッジ
  ・夏用フライヤー
  ・グランドシート
 

【電気系】
  ・ヘッドライト
  ・ハンドライト
  ・充電器
  ・iPod
  ・携帯電話
  ・一眼レフ(PENTAX)

【食料系】
  ・折り畳みコップ
  ・食器(コッヘル、フォーク、スプーン)
  ・ライター
  ・バーナーヘヘッド
  ・ガス缶
  ・プラティパス
  ・ナイフ

 
【その他】
  ・薄いタオル
  ・歯ブラシ
  ・トイレットペーパー
  ・筆記用具、ノート
  ・時計
  ・財布
  ・ウェットティッシュ
・ファーストエイドキット
  ・虫さされの薬(キンカンなど)
  ・虫除けスプレー
・日焼け止め→マスト
  ・本
  ・保険証(旅行保険、山岳保険)
  ・入山申請書類
  ・細引き
  ・カラビナ

■食料
 ・フリーズドライ
 ・行動食(SOYJOYとか日本のやつ)
 ・水
 ・普通の食事類