「ビジネス」カテゴリーアーカイブ

引力が強い人

いろいろな人と話していると面白い。
多様な性格の人がいて。

先日旅先であった、友達の友達は、そんな人だった。
厳密には何年か前に山の中ですれ違っているのだが。

そして、会って話していると、引力を感じた。
そういった引力を持っている人は、自分の場をもっている。物理的な場であったり、バーチャルの場であったり、突発的に発生する飲み会のような場であったり、講演会かもしれないし、職場かもしれないし、本とか、ウェブやSNSでも。

引力のある人は、遠くからもその場に人を惹きつける。
そういった人はとても人を引きつける魅力があって、どんどん人が近づいてきて、新しいことが起こって行く。

どんな要素なのかなと思って考えてみる。

誰に対してもオープン
自分に素直(偉そうにも見せないし、卑下もしない、自分の弱みも素直に出せる)
固定概念にとらわれない発想アイディアマン
自分の考え(信念、想い、情熱、思い描く世界)をもっている
相手を闇雲に否定しない
言ったことを実行する、自分自身で行動する
うまく相手に頼れる
年齢や立場関係なく、偉そうでなく、常に自らの改善点を意識している
明るい性格、辛いことでも楽しめる
ルールに縛られないゆるさ

こんなんかな。

あとは、実はちょっとおっちょこちょいだったり、そんな憎めなさとか、ダメさも含めて魅力的な人が引力が強いんだろう。

送信者 雲ノ平と高天原温泉

20年先を見て、今の決断をする

少し前に、Soft Bank 2015年3月期 第2四半期 決算説明会の動画を見た。孫さんが1時間30分ぐらい話していた。自社の主要事業の紹介というよりは、社会がどうなるかっていう話しと、そのためにソフトバンクはどんな方針で経営していくか。そんなことが記憶に残っている。

やはり、孫さんの話しは面白い、それは世界をどう捉えていて、どんな方針でやっていくかが明確だからだろう。そして、昔からずっと、社会の目線とか関係なく、世界はこうなると考えているから、自分はこの方針でやる。と言ってきたことを、実践して、結果を出してきたという裏付けがあるからだろう。

アリババに投資した2000年に中国に注目し、投資をした。そして、今年NYSEで最大の上場となった。そんな今は、インドに注目しているという。そこで、一気に有望な企業に資本をいれている。

一貫していたのは、20年先を見て、今の決断をすることの重要性。未来をふまえた上で、どう今どうするか。誰も分からない未来に対して、大筋の世界を思い描き、信念を持ち、そこにアクセルを踏む。

孫さんクラスでないにしても、20年先を考えて、今の決断をするって、非常に大切だと思う。

大きなトレンドとしてどんな世界になるか、そりゃあ人工知能AIの発達×ロボットの発達が起こって単純作業もホワイトカラーの仕事もかなり代替されて人は他の仕事を求められるだろうし、医療の発達で長生きするし、インド、中国が発展を成し遂げて圧倒的なプレゼンスを発揮すると同時に日本は凋落するだろう、ウェアラブルデバイスの発達でだいたいのことは完結する、それはパーソナライズされていて、かつキャッシュレスな社会。どんどん差の拡大は起きて、自分でなんでも使いこなせる人、自分で少しの改善を施せる人とそうでない人の違いは決定的で下克上はさらに厳しくなる。だからこそ、犯罪は増えるかもしれないし、1票の権利とかが変わるかもしれないし、選挙とか政治も様相が変わっていくだろう。そんな世界だと息苦しさを感じ人はリアルの重要性、動かないものへの拠り所、依存も出てくると思う。

まあ、ちょっと思いつきで書いただけなんだけど、こういうのをデータと直感で読み解き、20年先をイメージした上で今、自分がどんな行動をとるかってことが大切なんだよなと。

送信者 奈良田から農鳥岳ピストン

あまりにまともな人が生きづらい世の中なのかもしれない

4年ほど前、それは東日本大震災が起こる前の年。
情熱大陸で、石井一男さんという画家を見て思ったこと。

「あまりにまともな人が生きづらい世の中なのかな」と。

なんで今さら、こんなことを書くのだろうかと言えば、直接的には高倉健さんが亡くなったニュースを聞いたから。そして、先日の奄美大島で田村一村美術館にいったことが重なりあったから。

高倉健さんは、自分と名前の漢字が同じというだけで、昔から一方的な親近感と言うか、何かしらの共通項があるのではという気持ちを勝手に抱いていた。そして、以前から高倉健という人物のエピソードを聞くにつれ、人として本当にすばらしい精神をお持ちで、それを実行されている人間的に魅力的で、本当に尊敬できる方だなと思っていた。なによりも、芸能界という華やかな場所に長く居続けて、それも大御所と呼ばれる地位を確立してもなお、周囲の人に対する気遣いの姿勢や映画に対する姿勢が一貫していることに、尊敬と驚きを抱くと同時に、生きづらくないのかなとも思っていた。

亡くなった後の報道を見ても、高倉健さんのエピソードがいくつもでてきて、ニュースサイトで読んでいたのだが、その場だけじゃない、口先だけじゃない、真摯な姿勢に心打たれた。

そんな高倉健さんの記事を読んでいると、田村一村の生き方や石井一男さんを思い出した。そして、東日本大震災の後に献身的にボランティアをし続けて今も東北にいながら活動を続けている仲間、地震の後に東京を離れそれぞれの地域で活動している友達たち、科学を追究して究極の答えを求めようとしている仲間たち、芸術を追求する芸大時代の仲間たち、山野井さんのような登山家も同じかもしれない、奇跡のリンゴの木村さんも。具体的な名前を挙げた方々は、僕が知っているくらいなので、今も社会でもある程度は認められ、本人もある程度適応し社会の枠組みの中で生きていける方かもしれない。でも、そうでない、あまりにも純粋でまともな人たちが世の中には何人もいるのだろう。

最近Zero to oneという本が話題のPayPal創業者でシリコンバレーでも絶大な影響力をもつPeter Thiel(ピーター・ティール)が、最近こんなことを言っていた。

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科学者達は彼らの素晴らしいイノベーションに対して、それに見合う報酬を得ていない。彼らは、頑張って良い仕事をやればそれに見合う報酬は必ずついてくるはずだ、と信じてきました。

この妄想によって多くの科学者が損をしています。テクノロジー業界も同じで、素晴らしいイノベーションが数多く生まれてきたものの、それを開発したその人がその価値に対して充分な報酬を受けていない。

例えば皆さんが20世紀最大の物理学者であり、世をうならす新発見をしたとしても億万長者にはなれないのです。蒸気機関車、素晴らしいイノベーションです。しかし、蒸気機関車に携わっていた会社のほとんどが倒産しました。なぜなら業界内の競争が激しすぎたから。

http://logmi.jp/28352
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この内容は、事実なんだと思う。でも、科学者がお金儲けをうまくなる必要もないと思う。それは、全く別の能力だから。

まあ、お金が全てではないにしろ、今の地球で生きていくにはある程度お金というものとつきあっていかなければならない。そのつきあい方がヘタというだけで、あまりにもまともな人々が生きづらくなったり、お金との付き合いはヘタだけど他の才能にあふれる人が生きづらい世の中って、何かおかしい気がする。おかしいというよりも、お金との付き合いがうまい人ばかりが表出し、そうでない他の才能を持った人が埋もれる社会ってつまらないと思う。

送信者 ALASKA 2009

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当時、情熱大陸を見た時にメモしたこと。

あまりにまともな人が生きづらい世の中。ある意味、東京で普通に暮らしているヒトこそが精神異常かもと思わせる。これは言い過ぎかもしれないが、ある程度は真であると思う。情熱大陸 石井一男
2010年01月17日
http://www.mbs.jp/jounetsu/2010/01_17.shtml

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早送りの世界を、巻き戻して見る歴史

ドッグイヤー
早送りの世界

たまに10年前の本を読む。

2005年ぐらいに95年前後に出版されているビル・ゲイツ「未来を語る」を読んだ。

つい最近、2005年に出版された梅田さんの「シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土」を読んだ。こちらは内容の大半は2001年とかに書かれたもの。

どちらもIT業界、ネット業界の本。あえて、このスピードが速い業界の本を出版されてから10年後に読む。もちろん古さを感じる部分もあるが、やはり歴史は繰り返すということを実感するし、当時は未来(今)をこう捉えていたのかと分かる。過去の推測と、実際に起こった未来を比較できる。

さらに、10年前も自分は生きていて、そのときに自分が見ていた世界を思い出す。そして、このブログを読み返す。自分は未来をどう捉えていて、本の著者はどう捉えていたのか。その違いは何か。そして、現実はどうなったのか。それを比べることができる。

他の業界とか、他の本だと10年経っても変化が少ないと、歴史を振り返りづらい。だから、スピードの速い業界で、洞察力のある方が書いた本は時間が経ってから読むと非常に学びが多い。これは、いい学習材料になると思う。

歴史は繰り返す。自分が生きていて、それなりに経験をして、自分が経験しなくても周りで起こっていることを見てきた。根本の原理は一緒だなと思うことが何度か経験した。ああ、やっぱり歴史は繰り返すと思う。そうした経験をふまえて、次の10年を見据えるのにいい材料だ。10年後、20年後を見据えて、今の意思決定をして、生きていくために。

送信者 Aconcagua&Patagonia

ビルゲイツ 未来を語る
http://teratown.com/blog/2008/07/20/yoyeyyyaiuaa/

知ってる、知らない。やる、やらない。

先週末は人生2度目の奄美大島へ。
奄美大島への飛行機は片道1480円。
電車代?ってほどの安さ。

名古屋までの新幹線でも1万円というのに、たった1,480円とは破格だ。
LCCのバニラエアのキャンペーン情報のおかげなのだ。

同じ飛行機に10倍以上のお金を払っている人もざらにいるが、提供されるサービスは一緒だ。

何が違っていたかと言えば、キャンペーン情報を、

知ってるor知らない。

そして、知った瞬間に、

買うor買わない。

これだけだ。

まあ、この世界で生きるということは、知っているか、知らないか。知ったとしても、やるか、やらないか。これで成り立っている。

これによって、享受できるものが変わるし、それによって人生も変わってくると思う。

一方で、俺は飛行機のマイルやクレジットカードのマイルこれを有効活用するのは苦手なのだ。

ためた方が得なのは知っている。

でも、地味なことを継続してやり続けるというのがめんどくさいんだと思う。
キャンペーンの安い航空券は、その場で即決で継続して何かをする必要はないが、マイルは常に意識してためてないと行けないし、何ポイントたまったかを確認して、ポイント期限が切れる前に、ポイントを何かに変換しないといけない。そういったことに、長期間意識を向けるのが苦手なのだ。

あとは、今まで、この株を買った方がいいなとか、FXもそう。円安になると分かっているのに。やっていないのは、常に株価なりなんなりを見ていないと行けないから。そういったことが苦手だったのだ。

知りつつやっていなかった。ということは、あとは、やるか、やらないか。でも、そこに大きな隔たりがあったと思う。知っているのと、やるというのでは全く意味合いが違う。

なんで、こんなことを思ったかと言えば、生きていて、いろいろなことをしていると、本当に様々な出来事に直面する。テレビの世界とか遠くの話と思っていたような様々な境遇を身近で目の当たりにする。身近な人たちが会社を売却してイグジットしたり、上場によってイグジットしたり。身近じゃなくても、google,apple,facebookといった企業のように短期間でグローバルのシェアを奪い圧倒的な存在を発揮する会社。ベンチャーキャピタルもそうだし、ソフトバンクも似たもんだ。ビットコインとか、ポイント経済圏もしかり。少人数でいっきに広がり成長する、スマホのソーシャルゲームやアプリの企業も。

別に、金が全てじゃないと思っているが、経済的な視点で行けばあまり未来のない日本において、コツコツやってるだけでは太刀打ちできない。コツコツやって、それなりに評価されているんじゃ、どうしようもない時代がやってくるなと思う。生きていくことはできるが、厳しい生活をしいられるんだろうなと思う。自給自足だったら別かもしれないが、そう生きないのであれば、知っている、知らないだと、いろいろな情報を知り、そのチャンスを確実に物にするためにスケール可能なことを実行する。この視点が重要なんだろうな。

送信者 サンフランシスコ&シリコンバレー