最後に100マイルを走ったのは10年前。宮古島トライアスロンを完走し、中4日でUTMF100マイルを走ったのだった。100マイルは疲れが残るし、事前にしっかり体を作る練習がいる。マイルを走れるぐらいのトレーニングを日常的にしていればいいが、そんなモチベーションは昔に置いてきた。とは言え、もう一度ぐらい人生でマイルを走ってもいいかなとは思っていたが、行動には移さず誘われても断っていた。
でも、10年というのを知り、身体能力が落ちきってしまう前に再度チャレンジしておこう。100マイルから20年後にチャレンジとなっても、もう100マイルチャレンジはしなさそう。今チャレンジすれば10年後もまたチャレンジするんだろうなと思った。今できるかどうかちょっと怪しいなというぐらいのことを事前準備をして、調べて工夫して、練習して達成していくというプロセスは面白いし、こういうことをやり続けていないとチャレンジすることに億劫になるので、チャレンジしようとおもったのも大きな理由だ。)まあ、適度な難易度のチャレンジは面白いのだ。
まぁ、そんなんで走ってみるかなとふと思った。子供にも親が何歳になってもチャレンジしている姿はいい刺激になるはずだし。
仙元山100という友達がやっている葉山のローカルトレランコミュニティーのセルフチャレンジのイベントでの100マイル。ポイントなしでも出場できる(マイルのレースは参加条件に100kmレース完走して何ポイント必要とかあるが、今は0ポイントしか持ってない)のも大きな理由だった。あとは、場所が近いし、コンビニとかもあるので、装備なども気楽にいけるというのもめんどくさがり屋の自分には良かった。
そんなんを決めたのが8月下旬ぐらいだったと思うので、本番の11/16-17までは2ヶ月半。急にトレーニングを増やしても故障するので、徐々に増やすことにした。10月のトレーニングを最大にする、9,10月ともに200km以上走る、50km程度のロングトレランを2回というのを目安にした。結果的に、8月135km、9月220km、10月291kmとなった。11月119km(100マイルの前の距離)となって理想的な距離を踏んだ。そのために平日朝も走る日を増やした。あとは週末は山に行けなくても早起きして1回20-25kmと長めのロードを走ることにした。ロングは箱根外輪50k、高尾山陣場山35k、仙元山の試走32kmとなった。11月は走るのを抑えて前週はとくにレストとした。そんなトレーニングを経て本番に望んだ。この辺りは運動用スマートウォッチのおかげで適切なトレーニングができるように変わった点。
足の故障のないように、走る前はストレッチを必ずして、5分歩いてから走り始めることを徹底したら膝の痛みなども出ることがなかったので、あらためてストレッチなどは大切だとこの年齢にして実感した。こうして本番に向けて進んでいった。