「生命」カテゴリーアーカイブ

人は勝手に理解する生き物である

1ヶ月ちょっとたって、体重はどんどん増えていき、おっぱいを毎日頑張って吸うので、ほっぺたは筋肉がついてきた。今は一番やわらかい部分が足の裏というのが意外だが、歩けなくて一番筋肉を使わない部分だからなのかと理解する。

泣いた。
笑った。
キョロキョロした。

まあ、いろいろな表情をするようになった。大人というのは、赤ん坊の少しの表情変化を見て、自分を見て笑ってくれたとか、うんちしたから泣いているとか、いろいろ理解しようとする。もちろん、時間を長くともにすると、そういった非言語のコミュニケーションができるようになるんだと思う。言葉というのも、もともとそうやってできたのだから。

でも、これって、赤ん坊の思いをなんとか理解しようとする大人が自分でかってに解釈しているだけで、赤ん坊の意図とは違うかもしれない。そもそもなんの意図もないかもしれない、もちろん意図があるかもしれない。こうして、大人は勝手に相手を理解しようと務める。なんとか分かろうとする。そういう生き物のようだ。

大人も一緒だろう。大人は言葉で分かり合える。もちろん、そうなんだけれど、言葉以外の部分に関しては、やはり相手を自分なりに勝手に解釈していることが多いのだろう。

でも、声を出して微笑んでくれた。笑顔というのは万国共通で、人間という種にもともと備わっている行為な気がしていて、そんな笑顔を見せてくれるだけで、心を通して分かり合えた気がする。まあ、どうか分からないが、一方的にでもそう思えるということは幸せなことである。

最後の一人暮らしと旅

阿佐ヶ谷には思い入れがあったが、北千住にはない。
なぜだろう。
巣鴨もそんなになかった。
ただ、なんとなく寂しさがあった。

町に暮らすと、町が好きになる。
ただ、寝に帰るだけだと、この街に愛着がないから、さっと離れられるのかもしれない。
住んでみないとわからない。

一人暮らしを続けるとわがままになる。
僕は14年と半年ほど1人で暮らしてきた。
そんなに長く?って、思うがたぶん、数字で振り返るとそういうことらしい。
随分とわがままになった。
そして、随分といろいろなことがあった。
そりゃ約15年なんだから。
何もなかったら、そのほうが驚きだ。
表面的には人生で一番変化の大きかった15年だ。
って、その前の15年は幼稚園から高校だから、当たり前か。
内面的には小さい頃の方がより大きな変化があったんだろうが。

一人暮らし最後の日なぜだか、youtubeで深夜特急を見た。
知らぬ町の雑踏を歩く。
自分が何者でもないこと、
どんなことが起こるかわからない不安
でも、未知の世界に触れるワクワク感。

旅だけが持つ唯一の鼓動。
そんなものを感じながら、一人暮らしを終えた。

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こんな文章を書いたのがちょうど1年前、すなわち一人暮らしを終えて1年がちょうどたった。なにも気にせずに生活できるから一人暮らし最高だと思っていた。人と暮らすのなんて不便と思ってきたのだが、食わず嫌いだった。一緒に生活してみたら、別になんの不便もない。逆にメリットの方が大きかった。結局自分の性格含めて分かっていないんだなと、やってみないと気づけ無いことばかりだ。そして、偶然また一人暮らしをしている。ただ、もうすぐさらに1人増えて、3人ぐらしが始まろうとしてる。想像するだけなのだが、買い物にいったり、近所を散歩したり、公園にピクニックに行ったり何気ない日常を今から楽しみにしている自分がいる。

youtubeで深夜特急を見て寝るとするか。

小さい頃にやっておけばよかったなぁと、今更思うこと

宇多田ヒカルさんは、子育てを通して自分の記憶にない自分自身の小さかった頃を見ているように、追体験しているようだと話していた。自分自身にとって大きな影響を与えたけれど、記憶になくて空白になっていた時間を子育てを通して、取り戻し、今の自分自身たる所以を理解できたみたいな発言がすごい刺さっている。

そんな話から、自分の人生というものも振り返り、友達の過去と今を見たりなんかして、こんなことをした人生がよかったなと思ったことをメモ。

■コミュニケーション
・多様な人との交流(同年代も、大人も、考え方も、仕事も)
 →小さい頃にいろいろな仕事をしている大人と触れ合うと、自分の将来を考えるときに選択の幅が一気に広がる。
→年上、年下とも頻繁にコミュニケーションすることで、状況に応じた振る舞いが学べる。
・リーダシップ、組織を率いること
 →友達や学校組織の中でリーダシップを取ることは、大人になってからも重要。慣れていると大人になってからも自然にリーダシップを示せる。
・恋愛
 →コミュニケーションを学ぶ手段や感情を表現する手段、相手の立場に立った言動など学べる。
・悪いこと・喧嘩
 →人間社会で活きるということは、綺麗事だけじゃ生きれない。そこで、喧嘩したりすることも慣れておく必要がある。
   悪いことをし続けるのは良くないが、悪いことをして反省したり、悪いことってなぜダメかを学ぶのにも良い。

■学び・教養
・英語
 →いずれ自動翻訳もあるだろうが、人と人が心を通わせるには同じ釜の飯を食べると同じで、同じ言葉でのコミュニケーションは必須
・お金の勉強・経験
 →学校では学ばないけれど、生きていくには必須の能力。概要とともに実際に小さい頃から投資とか運用したほうがいい。
・教養(歴史・名著・文化)
 →それなりの人たちと対等にやっていく際は、教養が必須。それがないと、馬鹿なのって感じになるし、信用もしてもらえない。
・プログラミング
 →エンジニアになるかどうかは別にして、ある程度プログラミングを理解しておいて、モノの仕組みの原理原則を理解して考えを発展できるようにしておく。

■行動パターン
・自分で考え、自分で行動すること。どんなことでもPDCA
 →何か決められたことをただやって達成することは学生までで、それが染み付いているとダメ。自分でゴールを見据えて、逆残して自分でアイディアを出して行動計画まで落とし込む。そんな習慣がついていないとダメ。
・自分の好きなことを、とことん追求する
 →好きこそものの上手なれ。これは本当に正しい言葉だと思う。大人になってから好きなことがなくて、結局ダラダラした人生を送るよりも、マニアックなことであっても好きなことに出会い、好きなことを追求する。それを親も応援する。やると決めたらすぐに辞めない。これがポイントかな。
・一緒ん懸命取り組んで成功や失敗
 →本気で取り組んで、成功や失敗する経験をするといい。その感情の起伏も味わえる。喜びや悲しみは、大きなエネルギーになるし、その経験が人生を彩り豊かなものにする。
・バンテージポイントにいつもいること
 →朱に交われば赤くなる。周りがだめな人ばかりだと、それで良いと思ってしまう。一方で常に最先端だったり、自分より優秀な人がいると見える視点が違うし、さらなる世界を見ようと努力する。そして、小さいことに仲が良かった仲間は、大人になって様々に活躍する。そうすると、大人になってから、小さい頃の繋がりが大きく価値を生む。
・多様な視点で考える
 →答えはひとつではない。偉い人や権威が正しいわけでもない。1つのことでも、多様な視点で常に考え、それを踏まえた上で自分の意見を持つ。
・表現をする
 →自分の意見は表明する。自分の意見は変わっても良くて、その時全力で考えたらそれを伝える。簡単に伝わらないことも多いので、ひとつのことをAという表現で伝えたり、Bという表現で伝えたりと、いろいろ試すことが重要。後からいろんな人と議論して意見が変わっても良い。その時は、またそのことを率直に伝える。
・ロジカルとクリエイティブ
 →ロジカルとクリエイティブをうまい具合に行ったり来たりできる思考ができると強い。片方だけじゃ足りない社会。

■人間のベース
・睡眠
 →しっかり寝なきゃ、体が作られない。健全な肉体に、健全な心がやどり、最高のパフォーマンスがだせる。
・健康的な食事
 →睡眠と同じで、食事が体を作り上げる。
・運動
 →運動することで、肉体も強くなる。しっかりした肉体だと、何をするにしても馬力がある。小さい頃に運動しておくと、運動神経が良くなっておとなになってからも様々なスポーツがうまくできて、人生を楽しむことができる。運動によって脳が使われるので、そういった意味でも脳の活性化につながる。

■人生の彩り
・旅
 →知らない世界や知らない文化、人に出会える。偶発的な出会いを生むので、自分の人生が非連続に拓かれていく可能性をくれる。
・自然とのふれあい
 →人間も自然の一部であり、自然の循環は本当にできた仕組みで、学ぶことがたくさんある。日々の生活とは少し離れた環境と触れ合うことで、楽しみ学ぶことが非常に多い。なんたって、僕らは自然の中で生きているのだから。
・音楽・楽器
 →世界を旅して思ったのが、音楽って人を幸せにする。空間彩り豊かにする。できたら楽しめる。
・絵などアート
 →言葉以外で表現する手段を持つ。自分から溢れ出る気持ちをそのまま表現する。芸大に通って、そんな仲間を見て心の底からアートというものの力を知った。
・本・映画・漫画・ゲーム
 →どれも俺は小さい頃やってこなかったが、どれもやったほうが良かったなと今更ながら思う。

と、色々書いたけれど、自分の子にこれらを押し付けたいだけじゃんと思われそうだが、それもちょっとある(笑)でも、押し付けることは好まない。その過程の中で、自分も考え、議論しながらやっていきたい。まず環境だけは整えれるようにはしたいなと思う。

変化

たった数日で顔も変化するが、肌の質感も変化する。
まあ、生まれて2週間だとすれば、その人生において1週間の変化は人生の半分であるんだから、大きな変化なんだろう。

顔はどんどん輪郭がはっきりしてくるし、肌のハリが出てくる。泣き声も強くなる。

例えば、ほっぺたのスベスベ。このすべすべは死ぬまでに自分の子供の生後1週間しか触れないかとと思うと、2人子供がいたとして人生で2週間のみの至福。生後1週と2週では、ほっぺたのスベスベと柔らかさがぜんぜん違うのだ。1週目は何にも触れてないかと思うほどの柔らかさとスベスベさ。これが2週目には張りが出てきている。肌の変化を証明するかのように、自分で引っ掻いた顔の傷が朝あったのに夕方にはなくなっていたりする。

泣き声も。特に生まれた日はか弱い声だった。が、2週目にもなると全力で泣くので、顔は真っ赤。こんな小さな体が、ココまで泣いたら血管切れるんじゃないと思うほど。

そして、生後8ヶ月の子と並んだのだが彼は8キロだった。これで標準の成長。かたや生まれて2週間だと3キロで、標準より少し小さいくらい。並ぶとその差に衝撃を受ける。生後0〜10ヶ月ぐらいが最も成長速度が速いので、同じ0歳でも本当に大きさが違う。これにはびっくり。こうして、日々変化をして大人になっていくのだ。そう、そして我々大人も、子供と同じように今とは違う自分が、明日には待っているのだ。

HARUKA

2週間という期限ギリギリまで粘ったと思えるかもしれないが、粘ったという感覚はない。

直感的に良いなと思う漢字があった。偶然にも、夫婦揃っていいと思っていた名前だった。ただ、直感で決めるのも微妙と思い、いろいろ「思い」や「願い」とかを列挙して辞書で漢字を調べてみたりもした。けれど、結局直感で思いついた漢字に落ち着いたのだ。

それにしても難しいよね。
名前って。
この瞬間に決めたことが、ある1人の人生80年ぐらいをずっと共にするのだから。

でも、決める必要がある。

名前を決めた。
出生届を提出した。
婚姻届を出したときと同じく、時間外で同じ場所に。

子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることがきっとある。
(「長い旅の途上」文春文庫)

こんな星野道夫さんの言葉がある。この言葉が大好きなのだが、今回名付けてみて、この言葉とは違うことを思った。

人生の岐路に立った時、人生に悩んだ時、困難にぶち当たった時、自分の名前をふと振り返り、励まされたり、勇気をもらえたりすればいいなと。そう願って名前をつけた。

ようこそ「悠HARUKA」
この世界とteratownに(笑)

はるかはどんな人生を歩むのだろうか。
はるかかなたを一緒に見据えながら、家族で楽しく生きていこう。

アラスカの自然に憧れ、この土地に移り住み、根なし草のように旅をしてきた自分が、家庭をもち、父親になった。それは家を建て、アラスカに根をおろしていった時と同じように、まわりの風景を少しずつ変えている。うまく言葉に言い表せないが、たとえば木々や草花そして風やオーロラのなかにさえ、自分の子どもの生命を感じているということだろうか。同じ場所に立っていても、さまざまな人間が、それぞれの人生を通して別の風景を見ているのかもしれない。
(「長い旅の途上」文春文庫)

名前の持つ意味 名前を考える