直島二人旅

父子の二人旅は初めてで、先日岐阜の実家に二人で帰ったぐらい。今回は飛行機で高松に行き、そこから直島に行く2泊3日の旅。

旅に行く前から、高松と直島で予約して、最初はレンタカーにしようとしたがメインが直島なのでバス移動にすることに。どこか立ち寄れる場所があるかなとか、子供が好きそうな場所、乗る可能性のあるバスの時刻表なんかを調べた。

一人で行くなら、宿も取らず適当に現地での偶然を大切にするのだが、今回は行く前にドキワクなので、いろいろと調べた。ある程度準備をしても、なにか忘れてるんじゃないかと気になったり、当日風邪をひかないといいなと願っていた。
で、風邪も引くことなく金曜日になって天気予報を見ると、土曜は雪の予報。特に気にもしていなかったけど、まさか羽田便がすでに欠航が決定し始めた。。。土曜の朝に起きると、雪は降っていないのに、欠航便は増える。欠航時の振替便の方法などを調べ、まずは新しい便も往復予約する。

どうなるかわからないけれど、とりあえず早めに羽田に向かった。2月の3連休だし空港が混雑してるかもと思い。まあ、飛行機が飛ばなくても、飛行機見学して帰ってこようかなというぐらいの気持ちで。

抱っこ紐での徒歩移動なので、両手をフリーにしたいのでザック。ただ、機内持ち込みサイズにしないと不便ということで、圧縮袋を使って小さくしてザックに収めた。電車で羽田に着くと小雨だったが、思ったほど混雑しておらず、チケットを発見し、飛行機を待った。無事に午後便で高松へ。

話せるようになって、ミルクを飲まなくなってはじめての飛行機なので、耳が痛くならないかが心配だった。さらに、1席なので暴れると隣の人に迷惑かけちゃうので、窓際が好きだけど通路側にした。離陸すると、お茶とたまごボーロを上げてむしゃむしゃ。たまごボーロは小さく数が多いので長持ちするので、ちょうどよかった。

1時間ほどで着陸しちゃうのであッと言う間だった。着陸のときはぐーすか寝ていた。高松空港に着くと、バスで高松市内に。高松港から翌朝フェリーに乗るので、高松港の近く=高松駅の近くにホテルを取ってあった。何年か前に来たことがあるが、新しい駅前のビルが建っていた気がした。記憶は曖昧なので、どうかわからないが。

ひとまずホテルにチェックインして荷物を置く。高松センチュリーホテルというところで、少し駅から離れていたが、新しくきれいで十分だった。駅の近くは店も意外に少なく、居酒屋はちょっと難易度高いので子連れで入れるところがなかったので、駅ビルに。

ディスプレイを見ながら、どこに入ろうかと思っていたら、お子様ランチを見つけて、ここここというので、入ることに。運良くうどん屋さん。さぬきと言ったらうどん。ということで、うどんとちらし寿司のセットとお子様ランチを食べることにした。パパの膝の上でお子様ランチを食べながら、俺も同時並行で食べる。子供だけ先に食べ終わって、俺があとから食べると待ち時間が耐えられず暴れたり、どこかに行っちゃうかもしれないので、同時に食べる。が、これが意外と大変だった。

食べ終わって、夜道を歩いていると、「ちゅるちゅる美味しかったね」と突然言い出した。ちゅるちゅるはうどんのことで、讃岐うどんが美味しいと、味覚がするどいなと。麦茶の種類変えたら飲まないとか、牛乳は飲むけど、調整した牛乳だとおいしくないと飲まないので、舌は肥えてるのだろうけど、本場のうどんも見極めたかと思った。

まずは無事に二人で高松まで来て、1日が終わる。ビールでも飲みたくなり、スーパーで1本だけビールを買って、ホテルに帰った。大浴場に入って、クリームを塗って寝た。広いベッドでジャンプしたり、きゃっきゃ遊んでから、すぐに眠りについたので、ビールを飲み、しみじみと二人の旅が始まった喜びと、1日が無事に終わった安堵の気持ちをほろ酔い気分で味わいながら、1日を思い返して眠りについた。

翌朝、早いフェリーで直島に渡ろうかとも思ったが、焦る旅でもない。はるかちゃんが自然に起きるまで寝かせてあげることにした。青空と眩しい太陽を浴びて、自然に起きたので、機嫌が非常によかった。朝食はバイキング。家族3人のときはバイキングが非常に良かった。食べないものもあるので、好きなものをその日にあわせてチョイスできるし、待ち時間もない、親も冷めた料理を食べなくていいから。でも、二人だとバイキングは難易度が高かった。朝は人も多いし、お味噌汁とか熱いのでぶつかってかかってもいけないし、一人で席においておけないから、抱っこしてトレーを持っておかずを取るのは難しい。飲み物のバランスはなおさら。持ち運びやすいパンとかを中心にして食べた。

とはいえ、パパと2人という状況を理解してくれているのか、新しい環境で不安やワクワクな気持ちでいっぱいだからかわからないが、駄々をこねることがそんなに多くなかったのは助けられた。

ご飯を食べてフェリー乗り場に。草間彌生さんの水玉のフェリーに乗り込む。大きいフェリーなので揺れることもなく、船酔いも大丈夫だった。デッキで風を浴びながら海を見たかったが、はるかちゃんは寒いので中がいいというので、中から海を見たり、シールブックで遊んだ。旅を通して、シールブックはいい遊びどうだった。大人からしたら100円ショップで買えるやすさとかさばらなさ、それなのに1冊で長持ちする。

1時間弱で直島に到着すると、赤いかぼちゃがお出迎え。バスで移動する。外国人観光客が多いなーというのが印象。バスを降りて、海を歩き、黄色いかぼちゃで記念撮影。海で遊ぶかなと思ったら、海は嫌だというので、またバスで地中美術館へ。ここは12:45のチケットを予約してあった。30分ちょっと前に到着すると、10分前からしかチケットに交換できないらしい、さらにカフェとかあると思っていたら、チケットセンターは美術館とは離れた場所にあり、チケット売り場だけ。。。やることない。。。とりあえず、パンを持っていたのでお昼ご飯にした。

チケットをもらって地中美術館へ。子供にはすぐ飽きるかなと思ったが、作品の展示数は少なく、どちらかというと空間を五感で感じる作品で、子供も楽しめた。面白いね、フシギダネと何度も言っていたのが印象的だ。日常では味わうことのない、感覚、錯覚から何を思ったのだろう。

ウォルター・デ・マリアの作品は、球体に映る青い空が美しかった

モネの作品を一番引き立てるために、あの空間を作ったのかと思うほどマッチしていた。

タレルは光の魔術師、なんだろうあの吸い込まれるような空間。光を操りきっていた

地中美術館の屋外カフェでミネストローネスープとライスバーガーを二人で食べる。ポカポカ陽気の中、海を見ながら二人でランチ。やっぱり瀬戸内海って島々と海が美しい。

美味しい、楽しい、美しい。なんと幸せなのだろう。ここでものんびり食べて、芝生で遊んで、帰りのアンケートコーナーでは、アンケートの代わりにお絵かき。再びつつじ荘までバスで行くと、はるかちゃんはお昼寝したので、歩いて家プロジェクトのエリアまで。いえプロジェクトの杉本さんの神社を見て、再びバスで宮浦エリアまで、今日の宿へと向かう前に大きな赤いカボチャで遊ぶ。かぼちゃの中に入れて、はるかちゃん大喜び。東京に戻ってからも、赤いかぼちゃで遊んだね、とか、赤いかぼちゃまた行こうねというので、一番印象に残っているのかもしれない。

宿へと向かう途中にアイラブ湯という銭湯があり、はるかちゃんが入りたいというので、たちより。そこからすぐのセブンビーチという宿に。宿を初めて13年というおばちゃんに、父子のふたり旅は初めてだよ、大変だね、よく来たねと言われた。まあ、自分(大人)のトイレとか、自分(大人)の食事とか大変だし、飛行機はひと席なので狭いとか、移動長いとぐずるとか、ママがいいとか、まあ、いろいろあるが、それ以上にふたり旅は楽しいしかわいいし、新しい体験をしてそれに反応する姿を見るだけでうれしい、いい時間だ。だから、あんまり大変という気持ちはなかった。家族旅行とはまた違う楽しみ喜びに出会った感じ。

その後、夕食はシナモンというお店でカウンターで食べた。子供用メニューがなく、おにぎりとお味噌汁といくつか頼んで、その残りを俺は食べた。また宿に戻って、岐阜のじぃじばぁばとテレビ電話をした。今日は和室で布団を引いている部屋。珍しいのか、部屋をぐるぐる走り回っていた。

明日は早いので、早めに寝ることにした。7時のフェリーと考えていたので、夜中に何度か起きて時計を見た。すると、雨。おお、でも昨日じゃなくてよかった。自分の準備をして、パンを食べて、はるかちゃんを起こさないように、小さな明かりでおむつを変えて、洋服を着替えさせたら、目覚めたようだった。フェリー乗り場に行くと、まだ真っ暗。おしりが痛いというので、ズボンを触ると濡れていた。おしっこが漏れたのだ。こんなタイミングで!とりあえず、おむつと洋服を変えてフェリーに乗った。

高松に着くと、小雪が舞う中バスで空港へ。するとまさかの、濃霧で飛行機着陸できないとのアナウンス。上空で旋回していると。2回目の着陸トライでも降りれず、時間だけ過ぎていく、これは帰れないかなー、新幹線か夕方の飛行機とったほうがいいかなと思ったら、ANAが着陸したのにJALは降りない。やきもきしていても仕方ないので、空港の探検を二人でした。すると、JALも着陸し、飛行にに乗って、東京へと。1時間のフライトは短い、すぐだった。東京に戻ると、また電車で家へと帰った。

はじめての親子2人旅が終わった。当初不安もあったが、実際に旅をしていると、それよりも楽しかったし、夜になっていろいろと一人で考えると、このかけがえのない時間が非常に貴重で、またすぐにでも旅に一緒に出たいなという気持ちになった。家族旅行とはまた違った時間だ。母子旅とか、父子旅も今後もしていきたいなと思う。

■持ち物の基本方針
カバンはひとつでリュック(機内持ち込みサイズ)
手提げ袋など街歩き用の小さなカバンも必須
両手があいているのmust
圧縮袋(荷物の体積最小化)

■手持ちのもの荷物

飲み物
ウエットティッシュ
お菓子(複数)
おもちゃ(複数)
食器類(エプロン、スプーン、フォーク)
タオル
ビニール袋
町歩きなど持ち運びに使える袋

■ザックに入れる持ち物

おしりふき
おむつ
モンベルだっこひも
オムツ替えシートセット
おもちゃ
肌着 3組
洋服 3組
顔体用クリーム
食事用エプロン
体温計
靴下
水筒
母子手帳・保険証・乳幼児医療証
スプーン、フォーク、麺きり
タッパー
座薬
パックのジュース
パジャマ
コート
おやつ・お菓子 複数種類
絵本
おもちゃ2個以上
歯ブラシ
充電器
焼き芋
タオル
ゲロ袋

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