日別アーカイブ: 2017/2/18 土曜日

3Dプリンタで欲しいものがいつでも簡単にできるというワクワク

3Dプリンタがすごく低価格かつ精度が上がってきたという話をネットで昨年末に読んで以来ずっと欲しかった3Dプリンタ。3Dプリンタにかぎらず、パソコンというものも何十年前はとても高かった、しかしどんどん低価格になり誰でも持てるような時代になると、パソコンが変える我々の生活は、想像を遥かに超えるものになった。今が当たり前だから、なかった時代を振り返るのは大変だが、パソコンとネットがなければ今の生活の半分以上がなくなるぐらいだろう。

朝のアラームはスマホ、電車に乗れば日経やヤフーニュースで情報を得て、メールやLINE、フェイスブックでコミュニケーションを行う。移動手段も料理のレシピも、宿の予約も株の取引も、行動の一部は常にパソコン、スマホ、ネットが関わっている。AIとか自動運転とかドローンとか、3Dプリンタというものが大きな変化をもたらすのは分かっている。であれば、その扉を早めに叩こうというのが、自分の考え。

ネットで調べた結果XYZprintが良さそうということがわかり、価格と評価が高いものとして、「XYZprinting da Vinci Mini Maker」にした。定価4万が3.5万ぐらいでアマゾンで売っていた。自分で買おうと思っていて話していたら、結婚祝いと出産祝いということで、先輩が買ってくれた。ありがとうございます。

さっそく届いて、使ってみる。まずは組み立て。組み立てといってもそれほどやることはない。
それにしても、ネットで買って、チュートリアルはだいたい動画で見て、ライブラリにいろいろな人が作った3Dデータがあってあとはプリントって、なんとも面白い時代だなと思う。そして、簡単に3Dの自分の欲しいものが出来上がる。これは体験してみると驚きだ。すごい時代だな。ちょっとしたものなら買いに行くより速いとか、壊れたパーツが売ってないって時は自分で作るとか、そんな時代が当たり前になりそう。メーカーもパーツの部品は3Dモデリングのデータだけネットに配布しておいて、壊れたら自分で3Dプリントしてねとか。そんな時代が来るのだろうか。

面白かったのは、ギャラリーにあったクッキーカッター。型抜きだ。普通ならハートとかが市販されていると思うが、ここにはムースや、なんとヤクのクッキーカッターがあった。さすがに市販されないから、みんな作るんだろう。なんとも面白い。こうして、独特の文化が作られていくのはインターネットと同じで、想像もしない使い方が発展していくのだろう。そんな兆しを感じてワクワクしている。

■組み立て

・説明書と動画を見ながら作業
・テープなどを取り外す
・プリントモジュールの設置
・フィラメントを設置
・シートを貼り付けて完了

PCと3Dプリンタの接続
・USBケーブルで繋ぐ
・XYZprintのサイトから「XYZware」というプリンタドライバをダウンロード
・位置の調整
・フィラメントのローディングおして試しにフィラメントが綺麗にでるか試す

3Dプリント
・モデリングデータをダウンロード(最初は自分で作るより、誰かが作ったデータで3Dプリントだけを試す)
ここに公式のデータやいろいろなユーザーが個人で作ったものがアップされている
・使えそうなフックのデータをダウンロードしてプリント開始

■課題

接地面が乾いて離れてしまうと、ずれてしまう。
→最初に接地面にノリを塗っておく。ノリの接着力というよりも、その凸凹がポイントらしい。ただ見た感じだとノリは乾いてもOKで、3Dプリントが始まるとノリが熱せられて再び粘着力を発揮して、出力されたオブジェクトが台にしっかりとついているからオブジェクトがずれなかった印象。

上記とは逆に、くっつきすぎてしまい離れない
→ヘラみたいなので剥がそうとしても、しっかりとついてしまって剥がれない。シートを貼り付けてあるけれど、それもネチネチしてヘラが入っていかない。力づくでゆっくり、じわじわとヘラをさし込んでいくしか無い。プリント完了して時間がたちすぎると、剥がれづらくなるのだろうか?ノリを付けすぎたのが原因なのだろうか?まだまだ試行錯誤が必要。

ノズルが詰まる。

→これは仕方ないので、定期的に掃除したりとか、詰まってないかみてあげる。あとは、プリントする前にフィラメントのローディングをして、きれいにでるか試すのがポイントかな。


自分で作ったものを3Dプリントしたい

xyz wareはプリンタドライバみたいなもので、モデリングはXYZmakerで行う。でも、このmakerもちょっとしょぼい。XYZwareでもサイズの変更は可能なので、ギャラリーからダウンロードしたデータを好きなサイズに変更してから使うと使い勝手がよさそう。

ステップ1 3Dデータの作成
ステップ2 STL形式での出力(またはSTL形式への変換)
ステップ3 STLデータの整合性をチェック
ステップ4 STLデータをツールパスデータに変換
ステップ5 ツールパスデータを3Dプリンタに読み込ませて出力

XYZmaker

ブラウザで3Dモデリングできてstl型式で落とせる

3Dモデリング フリーソフト


■3Dプリント用のモデリングデータ共有サイト

3Dモデリングデータ共有サイト

naverまとめ共有サイト

3Dモデリングデータサイトへのリンク
2017年のやりたいことをひとつできたけど、かなり奥が深いので、いろいろと勉強して試していきたい。


■将来的にはロボット作り

ロボットを自作する。3Dのデータを作り、3Dプリンタで骨格となるオブジェクトを作り、プログラムして動かす。
おそらく10年後の中学とかの授業でやっているんだろうなー。面白そう。

凧を作るというプロジェクトもあるので、俺はまずそこからかな。

http://www.michaelang.com/project/polycon

https://github.com/Rhoban/Metabot/

そうそう、最後にプリントの時間って結構かかって、1時間から5時間ぐらい普通にかかるんだよな。まあ、そりゃそうかとも思うけど、最初はちょっと驚いた。