あの頃、ホームレスになりたいと言った

テレビで大阪のドヤ街を取材した番組をやっていた。すると旦那さんが昔、一度ホームレスをしてみたいと言っていて驚いたという話を聞き、俺も小学生ぐらいに同じことを両親に言ったことを思い出した。

街によって色がある。それは国単位でもそうだし、ひとつの国の街ごとにも。人が移動する行動範囲によって色が出るので、電車の沿線沿いごとにも色が出る。

若い人が多くおしゃれな街もあれば、古くからの金持ちの街も、貧しいエリアもあれば、下町もある。

横浜の寿町はアートの町になっているようだし、南千住の山谷あたりも外国人旅行者のたまり場となり、外部に対してオープン化し綺麗になっている。
この社会は一般的に綺麗であることが良いとされている。もちろん、綺麗か汚くないかで言ったら、綺麗な方がいい。一般的には、衛生的であるし。ただ、すべての人にとって、それが心地よいかといえば、違うと思う。日本という国は、汚い場所を排除して、すべてを綺麗な街にしてきた。昔、汚いとされていた街も再開発して、本当に綺麗でオシャレに変わってきている。

ある種の価値観の強要だろう。これは、行政による価値観の強要とも言えるが、まあ、国民の総意(総意ではないが多くの人がそうだと思う価値観)によって、推し進められていることなんだろう。

ホームレスになりたいと言った。
それは、楽そうだからと。
たしか、母は、一度やるとお前は病みつきになるから止めなさいと言った。
今思うと、なんと的確な教えだったのだろうと思う(笑)。
自分ながらそんなこと言う小学生もどうかと思うがw

まあ、そんなちょっと汚く、だらしがない人が居心地の良い街が、世界に社会にあってもいいんじゃないかと思う。いろんな人がいて、いろんな場所があればいい。それを全部ひとつの色で染めてしまうことは面白くないよなって。

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