日別アーカイブ: 2016/11/13 日曜日

HARUKA

2週間という期限ギリギリまで粘ったと思えるかもしれないが、粘ったという感覚はない。

直感的に良いなと思う漢字があった。偶然にも、夫婦揃っていいと思っていた名前だった。ただ、直感で決めるのも微妙と思い、いろいろ「思い」や「願い」とかを列挙して辞書で漢字を調べてみたりもした。けれど、結局直感で思いついた漢字に落ち着いたのだ。

それにしても難しいよね。
名前って。
この瞬間に決めたことが、ある1人の人生80年ぐらいをずっと共にするのだから。

でも、決める必要がある。

名前を決めた。
出生届を提出した。
婚姻届を出したときと同じく、時間外で同じ場所に。

子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることがきっとある。
(「長い旅の途上」文春文庫)

こんな星野道夫さんの言葉がある。この言葉が大好きなのだが、今回名付けてみて、この言葉とは違うことを思った。

人生の岐路に立った時、人生に悩んだ時、困難にぶち当たった時、自分の名前をふと振り返り、励まされたり、勇気をもらえたりすればいいなと。そう願って名前をつけた。

ようこそ「悠HARUKA」
この世界とteratownに(笑)

はるかはどんな人生を歩むのだろうか。
はるかかなたを一緒に見据えながら、家族で楽しく生きていこう。

アラスカの自然に憧れ、この土地に移り住み、根なし草のように旅をしてきた自分が、家庭をもち、父親になった。それは家を建て、アラスカに根をおろしていった時と同じように、まわりの風景を少しずつ変えている。うまく言葉に言い表せないが、たとえば木々や草花そして風やオーロラのなかにさえ、自分の子どもの生命を感じているということだろうか。同じ場所に立っていても、さまざまな人間が、それぞれの人生を通して別の風景を見ているのかもしれない。
(「長い旅の途上」文春文庫)

名前の持つ意味 名前を考える