同じ時間が流れる大人

赤ん坊は母のお腹の中でどんどん大きくなっていく。

現代はテクノロジーと医学の発達で、今の体重や大きさ、心拍数がわかり、そして写真で見ることもできる。

手が出来始めた、心臓ができて心拍数がいくつだ、目が少し見えるとか。キックやパンチが強くおお聞くなったとか、肺呼吸ができるようになったとか。毎日何十グラムずつ大きくなるとか。毎週毎日毎時間変わり続けている。

その変化のスパンが、サイクルが短い。

そう思った瞬間に、一方、大人は俺は何も変わっていない。いや、厳密には変わっているけれど、その変化の幅やスパンのが長くなり、変化が明確に分からなくなっている。

ああ、時間軸が変わったのかと、少し寂しくなる。でも、その時間軸は自分でコントロールできるはずで、変化を起こしてより楽しめる時間軸で生きていくことだって、自分次第なのだ。

慣性の法則は物にも人の行動にも当てはまっていて、そこから抜けるには大きなエネルギーがいる。

でも、そのエネルギーがないと、人生面白いものにならない。

そんなことを変化のサイクルの速い赤ん坊という存在から気付かされるのであった。

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