LOST WORLD 10 島に渡ればそこはリゾート

朝起きて、バイキング。パンやら卵やらフルーツを腹いっぱい食べると、モチーマ国立公園へと向かう。ホテルから車で送迎。同じホテルからも何組かが出かけるようだった。プエルトラクルスの海岸まで来るまで移動すると、昨日とは違った雰囲気。パラソルを広げた露天がいたり、何かを焼いて売っている。といっても2,3の露天だけだが、その先の船乗り場には旅行客っぽい人々が数十人単位でいる。えっ、リゾートっぽい。即席リゾートだwそんな感じ。ちなみに、船で夕方戻った時には、もう誰もいなく、リゾートっぽさはなかった。

ゴーグルを露店で買い、さて船に乗る。船と言っても小さなボートにすし詰め。ビールとソフトドリンク飲み放題というので、さっそくビールで乾杯。日差しが強い、さすがカリブ海。青空とビールがよく似合う日だ。海岸沿いには大きなプラントのようなものがある。何の工場だろう。煙がもくもくと上がっている。一般的なリゾートだとこういったものが近くにあることはないが、ここはベネズエラだから、これもありなんだろう。ラテン音楽が爆音で流れ始めると、みんな踊りだしたり歌い出したり、ビールも進む。

生後30日という生まれたての子供を抱えた肝っ玉お母さんは、おっぱいを上げながら、踊り、片手でビールを飲むという豪快っぷり。日本だと生後30日の子を1日ボートで連れ回すとかないよなー。でも、これでも子供は元気に育つんだよなと思った。しばらく行くと、小さな島があり、そこには青い海と砂浜、そしてパラソルが並ぶ。海の家っぽいものもあり、多くの人で賑わっている。同じ国とは思えない光景に、驚いた。


エルファロ島に着くと、まずは小高い丘に登る。そこから見渡してみたいから。サボテンが美しい。青い空、青い海。ジリジリと照りつける太陽。ああ、南米だね。この太陽は。上にいるとガイドが駆け上がってきた。ここはのぼっちゃいけなかったのかと思ったら、上からは写真を撮るなと。なんでだろうか。片言のスペイン語では、そこまで分からない。



続いて洞窟のなかにボートでよっていく。と、マリア像があった。と、ベネズエラに来てはじめておもてなし感のあるガイド&船長だと気づく。客のことを考えて、ビールを進めてきたり、濡れた床を掃除したり、客が楽しめるように、ボートで洞窟のおくまで入ったり、そして、イルカを見つけるとゆっくりと近寄って行って、イルカと並走。操縦が上手いのか、イルカのリズムを良く知っているのか、イルカも喜んでどんどん近づいてくる。どんどん集まってくる。戯れるようにいるかと一緒に進んでいく。ああ、イルカやクジラは何度見てもテンションが上がる。

その後も、島をいくつかめぐる。海で泳いだし、すでにやることがないw海に浮かびながらアイスクリームを売る人がいて、これには驚き。ランチタイムになり、魚の丸揚げをいただき腹も満たされたので、日陰で睡眠。ああ、満喫した。これで500円ぐらいだっけか。この値段には驚いた。安すぎだ。


ボートは港に戻り、ワンデイツアーはこれにて終了。元旦だけあって、町も静まり返っている。港からホテルまで戻り、プールにドボンと浸かる。せっかくプールがあるので1回ぐらいは入らないと。シャワーを浴びて、再び海岸沿いへ歩いて向かう。お店もやってないし、何食うか迷いながら。ただ、海岸沿いだけは人がいて、賑わっていた。とりあえず、チキンの丸焼きとビールで乾杯。すると、夕日が綺麗に空を染め上げるので、食べるのを中座して、写真を取りに行った。ベネズエラ最後の夕日、最後の夜。せっかくなんでということで、ピザも注文。ピザが来るまで近くのスーパーで、ピカンテなソース(タバスコみたいなの)を買った。スーパーは行列で、物資が少ないのかなと思うが、店はやっているし、不思議。スーパーに銃を持った軍隊もいるし、不思議な光景だ。ピザが出てきて、これもうまかった。


夜も更けてホテルに戻る。昨夜と違って夜は静かだった。ビールをベッドで飲んでいたら、海で太陽を浴びて疲れたのかいつのまにか寝ていた。明日の朝は、タクシーをチャーターしてあるので、そのままカラカスの空港に向かう。

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