アコンカグアへ行った仲間と妙高へ滑りに行き、翌日の昼に1つ打ち合わせをして、そのまま羽田へ。今回はキューバの帰りに極寒のカナダ・ナイアガラの滝へ立ち寄るので若干荷物が多く、20Lのリュックがパンパンだ。
都心から羽田はやっぱり近くて便利だ。すぐについてしまって、18時50分の便までは時間があった。もしかしたら羽田から海外へ行くのは初めてかもしれない。ということで、羽田の中をうろちょろ。といっても、やることはさしてあるわけでもなく、セキュリティを通って出国。
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羽田からこの時間に飛ぶ飛行機が少ないのか、人もまばらだ。実家に電話をして、飛行機に乗り込む。まずはトロントまで13時間ほどの旅。とりあえず行きは寝る、そして帰りの飛行機で映画を見るというのがいつものパターン。今回も、速攻で寝たが食事が運ばれてきて、食べた。
大学生の頃は、機内食ならなんでも美味しく感じていたが、そうも感じなくなってしまったここ数年。贅沢になってしまったのか、美味しいの基準が上がってしまったのはいいことなのか、なんでも心の底から幸せに感じるチャンスが減ったのかと思いながら、とりあえずカナダのビールを飲み異国感を味わい始める。
とは言っても、すぐに寝る。眼が覚めるとキューバのガイドブックでも読んで、また眠くなって寝る。この繰り返しですぐにトロントに到着。トロントはAirCanadaのホームエアポートだけあって、大きいし綺麗だ。ハバナ行きの飛行機まで1時間しかなかったので、心配して急いだが何もかもスムーズに進み余裕だった。ハブ空港ではこれが超重要だよなと思う。そして、wifiもバリバリ繋がって、スマホでネットを楽しんだ。
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ハバナへ。トロントからハバナは真南に行くと到着する。すなわち時差がないのだ。さらにアメリカを縦に越え3時間ほどで到着。ほとんど国内線扱いで、軽食とソフトドリンクだけ。日が沈み、羽衣のようなオレンジ色の雲が漂う。北米大陸を越えると海に浮かぶ島が光っている。あれが、キューバか。
飛行機は高度を下げ、明かりはよりハッキリと見え、家々が立ち並び、車が行き交う。どこか、飛行機の中も暖かくなった気さえする。さあ、旅の始まり。夜の空港に着く旅の始まり。これは、何度経験しても不安を覚える。
入国手続きをして、上着を脱いで出国。おお、それなりに客引きがいる。けど、小さい空港だな。まずは、両替と明日のバスViazul(ビアスール)の予約をしなければならない。日本円から現地外国人通貨のクック(CUC)に。大金かつ日本円は空港を出て外の両替所しか無理と。。。人目につくとこだと嫌だなと思いながら、並ぶ。日本人の男性がいたので話しをして時間を潰す。うーん、オペレーションが実に悪い。全然進まない。まだまだ東京のビジネスモードというか時間感覚でラテンの時間感覚になっていない。これがキューバなのだと思い、次に何をしようか考え事。
8万円ほどを632CUCに。キューバを旅するのは金がかかる。現地の人は安く生活できるが、外国人旅行者は何かと高いのだ。それから、infoでバスの予約を聞くがここじゃ無理と。いろんな窓口で聞いたら、Viazul(ビアスール)はあそこに人がいるんだけど、今日は夜遅くて担当が帰っちゃったみたいだから、明日だねと。まあ、しかたない。
日本でViazul(ビアスール)のサイトから翌々日のバラコア行きは予約してあったので、翌日にはハバナを旅立ちたかったが、諦めることにした。空港の前でタクシーを捕まえる。ホテルまで25CUCと言われたが、20CUCにすぐ下がった。クラシックなバンのような車でホテルへと向かう。
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今回は初日の宿を日本で予約していたので、そちらへ。夜遅いこともあって、人もまばらだし、よく町の雰囲気がつかめない。ノリノリなDVDが流れ、ボリュームもいい具合だ。もちろん運転手さんはリズムを取りながら踊って運転する。最初は慎重にと思ったが、どうやら良さそうな人なので、俺もその音楽に合わせてリズムを刻む。おっちゃんはより気分を良くし、ボリュームアップ。ああ、ラテンだな。こういう国かと感覚をつかんでいく。
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革命広場のゲバラの像はライトアップされ、自分がどのあたりにいるのか感覚がつかめるとやはりほっとする。高速のような幹線道路を降り、スラム街かなと思うようなボロボロの家が並ぶエリアを抜けマレコン通りに。あの有名なマレコン通り近くに泊まってみたくて、この宿にしたのだ。もう夜遅く宿の人は寝ていたがベルを鳴らすと起きてきた。マンションの一部を宿にしたという感じで、ホテルといレベルではないが、特に問題ない。知らない場所で宿が決まっていないことほど落ち着かないことはない。ああ、移動疲れだなと思い、着いてすぐに寝た。
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