日別アーカイブ: 2015/3/5 木曜日

共産主義と資本主義

走っている時はだいたい考え事をしている。
あるテーマについて考えようと思って走り始めるときもあれば、走っていてふと気になることが浮かぶ時もある。
ただし、トレイルは地面や垂れ下がっている木枝、動物などに意識を向けているので、あまり考え事はしない。

先日のナイトリレーマラソンを走りながらふと考えが浮かんだことがある。

それは「共産主義」と「資本主義」。
なぜまた?と言う感じだが、走りながら考えが浮かんだ。

今回参加した12時間リレーマラソンが共産主義で、普通のフルマラソンが資本主義に思えて来たのだ。
それは、対比としての比喩表現であるのはもちろんだが、構造が似ている気がした。

リレーマラソンは12時間という「時間制限」の大会を、ここでは指している。
マラソンは42キロと言う「距離制限」の大会を意味している。

「時間制限」
だらだらしても、一生懸命走っても、終了時間がくれば終わり。
今回の12時間リレーマラソンで俺はダラダラしてしまった。
実社会において、共有するということは、個人所有があった上で成り立っている気がする。リレーマラソンは個人所有の積み上げであり、共産主義的な感じがする。

「距離制限」
頑張って速く走れば、早く終わる。
自分の努力次第で、ゴールに近づける。
ゴールまでの時間は自分次第でどうにでもなる。
だから怠けない。
先日の、忍野トレイルレースでは、32キロと言う距離を精一杯走った。

そんなイメージで、このリレーマラソン大会は共産主義 マラソンは資本主義と例えたのだ。

時間制限の3時間走が人気にならず、フルマラソンがこれだけ普及して人気があるのも、そこにある気がする。そことは、人間の根源的な欲求。達成欲であり、時間を縮めたいと思う人の方が多数であると。

来週から、キューバに行ってくるので、昔に書きかけたこんな文章を掘り出してみた。

キューバは4月11日までに、アメリカとキューバ双方に大使館ができるという噂もある。その前に、キューバという国を見ておきたい。別に自分が資本主義だからとか共産主義者だからというわけではないが、今しかないその国の状態がある。

なんだかんだ、世界中を旅してみて、結局すべては性格に基づいている。まあ、政治とか制度で縛り上げて、性格を強制することはある程度可能であるが、やっぱり国民性と言うのだろうか、それで経済が発展するものんびりなのも決まる。もっと遡って、性格は気候とか地形とか地理的条件にも影響するなーって思うけど。キューバの陽気さは、そんなことにも起因しているし、だからアメリカと合わなかったんだろうかと想像している。

話があっちいったりこっちいったりしすぎた。