たとえ話は、身近なもので

山から降りて温泉に入っていると、小さな子供がお父さんに「温泉卵の匂いがする」と。

あれれ???

温泉卵は温泉で茹でてるから、その名前になったんじゃないのか。これは勝手な俺の解釈ww。しかし、温泉よりも温泉卵の方が子供には身近なのだ。だから、逆だけど、そんな表現になったのだろう。

ダイビングをして、まるで水族館みたい!と表現するのも同じ現象。海がもともとあって、それを真似たのが水族館でしょ!と。

でも、人はより身近なもので、例えたがる。それは、身近なもの、すなわち日常的に接していてよく理解しているものなのだ。身近なものに例えることによって、新しいものを理解しようとする。人間の言語学習の過程と同じだろう。

そう、もしみんなの前で、たとえ話をする時は、聞き手の身近なものを意識して話すことが重要なのだ。当たり前すぎるが、こんな場面から改めてその意味の本質に近づけた気がする。

逆説的な話とか、当たり前のことを日常のふとしたことから、新たな理解をすることが趣味というか習慣になっている俺は、こんなことばかり考えてしまう。

送信者 小笠原

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