心折れ部合宿@箱根とトレランについて思うこと

去年はアコンカグアだったので行けなかった年末の行事。

Forget me notも5、6年続く年末行事だが、この心折れ部の箱根合宿も同様。

久しぶりにトレラン仲間に会って思った事をつらつら。

もともと、一人でトレランを始めた。厳密にはインドを旅していた時の友達と2人で一緒にハセツネに出たのがきっかけ。その後も一人で、山に走りに行ったり、大会に出たりしていた。そんな2、3年があった。その中で、知り合いが増え、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアのおかげもあって、心折れ部という仲間ができて、楽しく一緒にレースに出たり、遊びに行ったり。UTMBにも一緒に出かけた2、3年。

まさかだが、いつの間にかトレランが人気のスポーツになってきて、いろいろな人がやり始めた。のめり込む人も増え、多様な人が遊ぶスポーツになっていった。

そして、僕は去年と今年はほとんどレースに出ていない。なぜだろう。UTMBとPTLに出て、とりあえずやり遂げた感じがした。そして、いろいろな人が増えて、あまり自分の好きでないジャンルの人が増えたのも理由だろう。

純粋に山を走るのが好きでやるのではなく、ブームだからとか、お洒落だからとか、日々の仕事や家庭などの鬱憤を晴らすはけ口としてみたいな人がちらほら。あとは、自然保護とかいう理由でトレランを不必要にに批判する人々。

なんか違うなーと思った。こういった人と一緒にいると、気分が良くないなというのがあった。だから、大会には出なくなっていった。もちろん、トレランブームでエントリーが困難になったのも理由だ。ちょっとレースにでるだけの遊びなのに、エントリー日時を覚えておいて、必死でエントリーとか、ちょっと違うきがした。もっと、気楽にエントリーして、もっと気軽に楽しみたいなと。

だから、レースには出なくなったけど、行ったことない山にふらっとトレランに行ったり、登山に行ったりはしている。行きたいところに行くのだから一人が多いが、友達と一緒に行くことも。そんな時は、気の合うTEAM JAPONの仲間や最近レースに出てない友達だった気がする。

たぶん、これからも頻繁にレースにでることはないと思う。が、100マイルとかそれぐらいの距離になると一人でやるにはサポート面や気力的に難しい。(それは自分の問題なのだが。)一方で100マイルとか長い距離を走るからこそ湧き上がる感情とか、新たな発見があるので、ちょくちょくやり続けたいと思う。そのための練習としてのレースにはでる方針だ。

まあ、そんなことに考えを巡らしながら、心折れ部の仲間はいいなと思っていた。心折れ部の仲間は自立していて、依存していないのがいい。そのベースがある仲間同士だから、気持ち良く付き合える。

互いに依存しすぎたり、嫉妬しすぎたりするのは、山を走ることが好きだからじゃないと思う。山を走ることが好きなのだったら、一人でもいいし、気が合う人と山に行けばいい。トレランを理由に傷を慰め合う集団だったりとか、誰かを批判して自分の位置を作って安心する集団である必要は無い。あくまで山を走ることが好きな人々の集まりなんだから。

あんまり組織に属すのが好きじゃないし、好きなら好きなことを自分でやればいいと思う僕が、心折れ部で居心地が良かったのは、「個人個人が自立した遊びとしてのトレラン」を趣味としている集団が心折れ部だったからだ思う。

英語で言うならば、「Alone Together」

この一言に尽きる。

それは、サポート隊に依存しすぎるレースの話や、全国にたくさん生まれたトレランチームの話、そしてそんなチームの中で起こるどーでもいい問題、トレラン批判がメディアでなされる話を聞きながら思うのでした。

で、箱根合宿は、どんな感じだったか。
特に何をしたわけでもないけど、みんなでロマンスカーで箱根へ。
雨の中、13キロぐらい山を走って、千代田荘という千代田区民や勤務者が安い宿で温泉入って、トランプして、カラオケして。

偶然にも僕が千代田区で働いていたので安かった。名前的にボロボロの宿かと思ったら、新しいし、綺麗だし、なかなかよい。露天風呂もよかったし、飯もそこそこうまい。家に帰って調べたら、富士屋ホテルグループだったから頷けた。

翌日は快晴で、走って、温泉入って、飲んで帰った。2日目に飲みながら話したことが面白かった。面白いというのは、なぜ自分がトレランの大会に出なくなったのかが詰まっていたし、同じことを思う仲間がいるんだなと実感した。それは、上に書いた話し。

という、まあ、どうでもいい思ったことでした。

送信者 心折れ部2012忘年会トレランin箱根

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