【地球の裏のその先へ15】旅の終わり、偉大なる大陸との別れ

【地球の裏のその先へ14】地響きとともに崩れ落ちる氷河、悠久の時間の

目を覚ます。ベッドに寝転がり、窓の外を見上げる。今日もパタゴニアの青空だ。ただ、この大地との別れの空であもあった。しばらく旅した南米の大地とも別れの時がきた。昨日と同じように、ログハウスのレストランで、朝食をとる。木で囲まれた、この広い空間。吹き抜けが気持ちいい。

送信者 Aconcagua&Patagonia

特にやることもなく、バスでカラファテの空港に向かうだけなのだが、この町がパタゴニアが南米が名残惜しく、当てもなく宿を出て散歩をした。近くの湖を見て、商店に入り、道路の真ん中を空を見上げ歩いた。パタゴニアの大地と空に包まれている、この感覚を味わうのも残り数時間。

バスに乗り、空港へ向かう。特にやることもないが、お土産をいくつか。仕事で迷惑をかけているし、選別をくれた仲間もいるので。昔見たいに絶対にお土産を買わない主義から変わった、丸くなったなと思う瞬間だ。相変わらず、自分にはなんのお土産も買わないが。

空港の待合室の窓は、まるで絵画のキャンバスのようだった。

青い空と、湖と、飛行機。

絵になる風景だ。

ザックの中を探ってみると、りんごがひとつ入っていた。なんとなく、窓の近くに置いてみた。

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これまた、何か言いたげな、意味深な表情を持った光景になった。かじって、アップル風なリンゴにしてみたり、暇なのでそんな遊びが続く。ついに、飛行機の旅立ちの時。パタゴニアの大地と別れを告げ、ブエノスアイレスへと向かう。空へ、空へ。大地を離れ、大地を見下ろす。さよならパタゴニア。

送信者 Aconcagua&Patagonia

ブエノスアイレスに到着すると、空港間移動のバスに飛び乗る。行きにブエノスアイレスの空港に到着して街に出る時渋滞にはまった。もし、今回も渋滞にはまれば、飛行機乗り遅れのリスクがある。ダッシュ。バスに乗れ、町中はすいており、あっという間に国際空港に。国際空港と国内線が別れていると不便だ。本当に不便だ。外国人の我々には分かりづらい。あ、そんな国があった。日本、東京だ。成田と羽田。こりゃ、人が来ないわけだ。

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国際ターミナルにつくと、残りのお金をすべて使った。だれにでも配れるチョコ、そして残ったお金はマクドナルドでハンバーガー。残ったのは10ペソのみ。きれいに使い切った。チェックイン、セキュリティゲートをくぐり、出国。ブエノスアイレスをついに後にした。この大きな、偉大な大陸ともお別れだ。8年ぶりぐらいに降り立った南米大陸。こんな風に2回目の南米にくるとは思っていなかった。自分でも本当に驚きだ。当時と比べると、自分は変わった。価値観もスキルも年齢も趣味も持っているお金も経験も何もかも。でも、想像もしていない旅だったけれど、こうして仲間と1つのゴールに向かって準備をして、挑戦できた日々はかけがえのないもので、大人になってから経験できてよかった。学生の頃に体育会系の部活に入っていなかったので、こんな経験は大人になってからだ。

送信者 Aconcagua&Patagonia

そんなことを考えながら、映画を見ながら、いつの間にかお酒を飲んで寝ていた。ドバイに着くと、やることもなくベンチで仮眠したり、本を読んだり。そして、あっという間に成田に到着した。そして、そのままバスでオフィスに、そして新年会に赴いた。こんなことをするのも今の自分じゃないと考えられない。旅の余韻があって、旅の直後はしばらく一人でいた。社会に慣れるまで時間が必要だったのに、いつの間にか変わっていた。切り替えができるようになったというのか、旅への没入具合が浅くなってしまったというのか。

こうして、アコンカグアと偶然パタゴニアの旅を終えた。

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