月別アーカイブ: 2014年5月

【地球の裏のその先へ11】広大無辺なパタゴニアの大地との出会い、頂の見えない大晦日の夜

【地球の裏のその先へ10】荷物との再会、メンドーサとの別れ

雷が轟いていた夜も朝には静かな世界に変わっていた。物音で目を覚ますと、搭乗口の脇の床だった。なんでだろう、ここにいるのは。観光客の足下を見ながら、きょろきょろして気づいた。昨夜は空港で寝たのだと。ふと、自分はいったい、いつまでこんなことをしているのだろうと思ったが、まあ、若いから床で寝るとかどうとかって理由じゃなく、自分のスタイルなんだと妙に納得して起きた。ぞろぞろやってきた足下から見上げると、日本人のツアー客だった。

荷物を片付け、カラファテ行きの飛行機に乗り込んだ。年末のパタゴニア行きの飛行機ということで、満席。空からパタゴニアの大地を覗き込みながら、何にもない世界にランディング。パタゴニアって茫漠としている。そんなイメージがあったが、どこまでも続く原っぱが続いていた。ここがパタゴニア。空は曇っていたし、風も吹いていた。

送信者 Aconcagua&Patagonia

空港につくと、フィッツロイなどがあるエルチャルテン行きのバスを空港の出口あたりで見つけて予約。大半がツアー客だったので、バスに乗るのは数人程度。人数が集まると、バンに乗り込んだ。どこまでも続く原っぱを縫うようにしてエメラルドグリーンの川が流れる。どこまでいっても、学生は元気で、さらに集団化すると手が終えない。どこの国の学生か知らないけれど、同じバンに乗り合わせた彼らも元気だった。僕の横に座っていた夫婦はあきれていたが、これが若者がもつエネルギーの証なんだろう。

送信者 Aconcagua&Patagonia

僕はひとり、流れていくパタゴニアの大地を窓ガラス越しにぼーっと眺めていた。アコンカグアの敗退からまだ時間が経っていなく、いろいろなことが頭の中をよぎっては消え、よぎっては消えていった。途中、何にもないところに1軒だけあった建物で休憩。ホテル兼カフェ兼お土産屋といった感じだろうか。パタゴニアと言えばチャリダー。南米最南端ウシュアイアを目指してるであろう自転車乗りたちに何人も会った。彼らを見ると思い出す仲間がたくさんいる。僕が学生時代に南米を旅しているときに会ったチャリダーのみんな。そして、ゆうすけさんや本郷さんやタクジさんなど、チャリで世界を旅した身近な友達も、こうして雨の日も風の日も、ただもくもくと自転車をこいでいたのだろうかと。そんな日々は彼らにとってどんな時間だったのだろうかと。

送信者 Aconcagua&Patagonia
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リャマなのかピクーニャなのか、なんなのか分からないけれど、動物にもすれ違った。エルチャルテンが近づくにつれ、雲が消えていった。そして、勇ましい山々が顔を出し始めた。エルチャルテンは近い。山のエリアにきたんだ。ここがあのフィッツロイが聳える町か。

送信者 Aconcagua&Patagonia
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エルチャルテンは小さな町だった。本当に小さな小さな、フィッツロイの観光拠点のためだけに作ったんだろうと思えるほど小さく、作られた区画の町だった。バスを降りてすぐ目の前の宿に入って空室を聞くと、ドミトリーがあったので宿泊することにした。町を一通りぶらぶらして、といってもすぐにすべてを歩いてしまえるほどの小さな町で、絵はがきなどを買った。

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観光案内所に行き、地図をもらってちょっとだけ山に入ることにした。その前に、テントをレンタルしようと思ったが、どこの店もやってなくてあきらめた。テントさえあれば、2泊3日で縦走して、ひっそりと自然の中で年越しをしようとしたのに。いつまで天気がもつか分からないし、滞在期間も長くないので、とりあえずいけるところに行ってしまおうと。地図を片手に山の中へ。

送信者 Aconcagua&Patagonia
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渓谷の美しさ雄大さ、枯れた木も勇ましく、黄色く小さな花が咲き乱れ、日本の山かと思うほどしっとりとした水源があり、遠くには氷河が崩れている。ああ、パタゴニアという自然の大地は大きく、いろいろな側面を内包している。そんな自然の偉大さを味わいながら、トレイルを進む。登山者は下山してくるが、俺だけ山の中へ。荷物も少なくトレランスタイルなので、想像よりも速く進めたので、セロトーレまで足を伸ばすと決めた。

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セロトーレの峰は雲に隠れて見えなかった。ただ、氷河が浮かぶ湖の後ろに立ち尽くすセロトーレは隠れていた方が、その見えない部分を想像できて、今の僕にはよかった。頂上まで、すべてが分かってしまうよりは、頂上という場所は未知のものであり続けてほしかった。暗くなる前に戻ろうと、帰りは小走りで山を下りた。地元のおっちゃんがトレランをしていた。トレラントいう遊びは特別なものでもなんでもなく、ただ山があって走るのが好きだから、ちょっと走りにきた。そんな雰囲気。ああ、これが自然と遊ぶということなんだと感じた。自然と遊ぶことは、改めてすることでも何でもなくて、日常のヒトコマに過ぎないのだ。

送信者 Aconcagua&Patagonia
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近くの売店でメンドーサワインを買い、食堂であまっていたカップラーメンをすすりながら、夕食とした。偶然、世界一周中のカップルがいたので、旅の話をワインを飲みながら交わして、夜が更けていった。ふと、年越しの外を見てみたくなって、玄関から出た。ここはNYでもロンドンでもシドニーでもない。なんのお祭り騒ぎもなく、いつも通りの夜が流れていっているようだった。

送信者 Aconcagua&Patagonia

大晦日の夜、こんなことをFacebookにつぶやいて眠りについた。

===

無事に退院して、そのまま風に吹かれてパタゴニア。

そんな年の瀬、年のはじまり。

天気の悪いこの地域だけあって、憧れのセロ・トーレも雲で見え隠れ。

今は宿で会った、世界一周新婚旅行夫婦とメンドーサワインを飲みながら、そろそろ新しい年を迎えます。

今年もいろいろな楽しいこと、苦いことを味わわせてもらいました。特に夏のPTL、今回のアコンカグア、仕事の仲間とは本当にいい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

最後の果実を得ることはもちろんですが、その過ごした時間が僕にとっては1番しあわせでした。本当にありがとうございました。

新年はフィッツロイを見ながらキャンプでもしてきます。朝焼けのフィッツロイ、見てみたい。

===

大晦日の夜は更けていった。2013年をこうして終え、2014年をこうして迎えた。

人間はきっかけと言い訳が欲しい生き物である。

人間はきっかけと言い訳が欲しい生き物である。

何かをする理由。
良くないけれどやりたいことをする理由。

きっかけも言い訳も同じこと。

きっかけ。

そもそも知らなかったので知るきっかけだったり、
思いつかなかったことを思いつかせてくれたり、
義理だったり、
友達に誘ってもらったり、
偶然テレビや広告で知ったり、
一枚の写真との出会い、
道ばたでの出会い、
好きな小説に出てきたり、
偶然に2度連続で何かを目にしたり。

きっかけは、理由の説明だ。
「知らなければ、愛せない」ということを昔書いたが、知るのがきっかけ。
自分自身に対する説明であり、周囲に対する説明材料。
説明なんて極論しなくてもいいが、説明できると社会では何かと便利だ。
まあ、きっかけが運命のように感じることもある。

それは偶然の重なりだったりとか。
人はきっかけがあって、行動する生き物だ。

一方で、いいわけ。

人間は成功したい生き物である。
人間は他者から認められたい。
人間は一貫性をもたせたい生き物である。
人間は自己肯定をしたい生き物である。

だから、いいわけが必要だ。
そもそも社会も自分も変わり続けているので、完璧な一貫性なんてないと思う。
でも、一貫性というか、論理の正しさとされるものへの無意識での執着はあるんだろう。
だから、いいわけをできる余地を残しておくことが重要だ。

いいわけは消極的な気持を潰す理由だったりするかもしれない。
いいわけはその人が潰れないようにする理由かもしれない。
いいわけは今までとは異なる新たなことをする理由かもしれない。
でも、いいわけをする余地がないと、その人は生きづらい。
自分に対しても、周囲に対しても。

いいわけやきっかけを提供する。
それらの余地を常に残し続けることが、一番重要なんじゃないか。

仕事も趣味も人間関係も何もかも、きっかけといいわけはセットなんだろう。

なんか、まとまっていないけど、きっかけといいわけをセットで考えてた。

送信者 徳島巡り2014

ゴールというスタート地点にたどり着いたUTMF2014 

1回目のUTMFは納得のいかない終わり方だった。当時は初めての日本に置ける100マイルレースで盛り上がっていたし、自分にとっても初の100マイルだった。だから、なんとか完走したかった。100キロ過ぎから膝が曲がらなくなり、ストックに頼りきって進んだ。とうてい自力でのゴールとは言いがたい。自力なのだが、2本のストックに全体重を預けて進んでいたので、自分の足で完走したとは言えない。そんなレースだった。今年はストックの使用が完全に禁止なので、自分の2本の足で100マイル、富士山の周りを1周ぐるりと繋げるには最高の機会だ。

送信者 UTMF2014

昨年は抽選に落ちて出られず。まあ、どうでもいいかと思っていたが、大会が近づき周りが盛り上がってくると、ああ、出たいという気持ちが爆発して、夜中に応援に行った。失って気づくとは、まさにこのことだ。手に入れている間はその大切さに気づかない。

送信者 UTMF2014

3回目の今年は見事に抽選に当たった。結果として、宮古島トライアスロンがあって中4日でUTMFを走ることになった。一部の人では昨年話題になったミヤフジというやつだ。両方完走するには、なかなかの確率だ。

そもそも、トレランとトライアスロンの両方をやっている必要がある。そして抽選に2つともあたる必要がある。そして、体調が万全でないといけない。さらに、連続であるので、金土日月、また金土日と休めること、最後にそれなりのお金も必要だ。ということで、すべてに恵まれた結果、2レースに参加する権利を得て、ミヤフジに挑戦することにした。

こうした31歳初めてのレースが幕を開けた。

送信者 UTMF2014

怒濤の仕事を終えて、木曜の夜に東京駅から河口湖へと向かった。この日は誕生日。誕生日だけど夕食は電車の中でおにぎりだけ。寂しい限りだが仕方なし。23時に河口湖に到着して、駅前の河口湖ステーションホテルのドミトリーに。3000円ぐらいで安かった。ゆっくり寝て、朝起きると快晴。ゆっくりと風呂に入りながら、体を休めておく。ロングレースに向けて。

10時のチェックアウトギリギリまでベッドで横になり、コンビニで朝ご飯とレースの食料を買って準備。駅前からバスで八木崎公園へ。受付を住ませると、多くのトレラン仲間が来ていた。よく会う友達、久しぶりな友達、紹介されて初めましてな方々。

送信者 UTMF2014

時間がなさ過ぎてダッフルバッグに、装備をとりあえずぶち込んできたので、準備に時間がかかった。必須装備のチェックを受けて、心折れ部の仲間と合流して、記念撮影とか。アコンカグアのハラペコ登山隊は、石川弘樹さんが選手として参加する。そのサポーターでタクジさんとシンヤさんもきていた。弘樹さんにアコンカグアぶりに再会。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

そして、15時のスタートに向けて、盛り上がってきた。スタートの合図とともに、一斉に走り出した。飛ばさないように、後方から出発。あと、右太ももの内側の筋が痛かった。宮古島トライアスロンが終わって2日後ぐらいから痛みだして、ずっと湿布やマッサージをしていたので、痛みと違和感は和らいだが、100マイルという距離を考えると不安材料でしかなかった。

送信者 UTMF2014

走っているとぴくぴくするので、ゆっくり走ることにした。友達が抜いて行くときに、遅いけど大丈夫と声をかけてくれた。が、ここはマイペース。焦らない。焦らない。他人との勝負ではない、今回は完走することが最大の目標。そしてミヤフジの達成。急がば回れ。

送信者 UTMF2014

『激走モンブラン』でカトリーヌが言ってた「このレースの目的は大自然、仲間をリスペクトすることです。そして自分自身を知ることができます。自分の限界を超えるのではなく内面を知るのです。目標は優勝することではありません。全ての完走者が各々思い出とともに帰ってくる。完走した人全員が勝利者なんです」

送信者 UTMF2014

まさに、こんな思いで走っていた。2回目は逆回りだったが、3回目は1回目と同じ回り方。ということで、ああ、ここ走ったなという記憶がよみがえる。朝だったとか夜だったとか時間の記憶というか映像の記憶もあって、ああ、ちょっと前回より遅いかなとか。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

いろいろな友達と前後しながら走っていった。わずかに雨がパラついたが全く問題ない程度。上り坂はゆるい斜度でも走らないと決めて、とぼとぼと歩いた。後半に足が死んでしまうといけないので、走れても走らないことを徹底した。第1エイドでは岡野さんがいた。仲間の顔を見るとホッとする。そして、エイドでオレンジなどを食べて出ると、心折れ部のみんなもいてくれた。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

西に太陽が傾き、夕焼け空が美しい。富士山も淡いピンクに染められて行く。形式を楽しみながら、スピードを上げずにたんたんと進んで行く。平地は走り、登りは歩く。急な下りも急がない。足への負担を極力かけないスタイルで。杓子山へはけっこうな登りだ。1回目の時は扚子山の頂上で日が沈むところだったから、今回はペースが遅いかなと思った。なぜなら、頂上では真っ暗だったから。すれ違った友達に話すと、1回目は5月の終わりだったから日が長かったんだろうねと。そうか、1ヶ月ほど開催時期がずれていたことを思い出した。

送信者 UTMF2014

杓子山の下りは少しだけテクニカルな所もあり、渋滞していた。個人的には、ストックもないし両手が開いているので、もっとサクサク行けるのにと思いながら、渋滞を待ちながら、ゆっくりと進む。基本的な心配事は、100キロ過ぎてから足が動かなくなること。1回目のトラウマというのか、教訓というのかは分からないが、今回はストックがないので足が動かなくなった時点で終了。だから、丁寧にゆっくりと走り、なんとか足がもってくれと祈るばかり。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

エイドを過ぎ、さらに進む。すると、トレイルで寝ている人が。友達だったw何時か知らないけれど、確かに眠たくなってくる時間。僕は、音楽を聴き歌いながら目を覚ます。あとは、カフェイン入りのジェル、トメルミン、そして誰かと話す。山中湖を越えて、ロードを走りながらスマホをいじって気分転換。すばしりも大きなエイドでいろいろ食べて出発。自衛隊の演習地である、砂のエリアを走り、太郎坊、水ヶ塚へ。まあ、初日の眠気のピークはこのあたり。緩い登りのロードなんかは眠気MAX。もう、半分寝ちゃうよって感じ。この辺りになると、人の数もまばらになってくるので、会話も減ってくる。

送信者 UTMF2014

カフェインジェルを投入し、一時的に目を覚まし、そしてまた走る。そんな繰り返し。淡々と。エイドではハンバーガーや餃子などこってりしたものも食べる。胃腸が強いので、ロングレースでもどんなものでも食べられる。ロングレースで勝つには食べられるということが肝になる。ハンバーガーうめえと思いながら、眠気もあったので、このあたりでマッサージも受けた。まあ、受けながら寝るためにだけれど。それだけじゃなくて、後半の足に関して不安だったので、ケアの意味もあり。一石二鳥。

送信者 UTMF2014

夜が開けることを待ちわびながら、孤独な暗闇をヘッドライトを頼りに走る。デポバッグがある、こどもの国を目指す途中で、夜があけてきた。ありがたい。太陽って偉大だ。いつも朝が来ると思う。夜は星もきれいだし、好きなんだけれど、徹夜で走っているときに迎える朝のありがたさは何者にも代え難い。それほど人の心を救ってくれる。今日もいい天気になりそうだ。いい一日がはじまりそうだ。

送信者 UTMF2014

振り返ってみると、夜は暖かかった。Tシャツにpatagonia cap4だけで十分だった。結局、Tシャツとcap4だけでゴールまで行ったので、そうとう気象条件には恵まれたレースだった。こどもの国はだいたい中間地点で、デポバッグもできるほど大きなエイドステーションだ。ここに着けば誰かしら、仲間に会えるのかなという期待で、走って行った。前半の制限時間が厳しかったので、最初は意識していたが、この頃には貯金もできて気楽な気持ちでこどもの国に到着した。ここを出発して行く仲間とすれ違ったり、ああ、やっぱり人はいい。

送信者 UTMF2014

こどもの国に着くとセカマスさんが、丘の上に立っていた。テラさん遅いよ、ダッシュダッシュと声をかけてもらい、デポバッグを受け取る。ジェルなどを詰め替えたり、ハイドレに水を入れたり、いろいろと食べたり、レッドブルを飲んだり。履いていたHOKAのシューズが少し破れていたので、デポしてあった別のHOKAに履き替えた。マゾヒストももっていたが、足のことを考えHOKAに。計測チップもケイティやサメ先生が交換してくれて、とてもありがたかった。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

みんなにお礼を言って、大きく美しい富士山を見て出発。単調な林道をひた走る。確か、2年前はこの辺りから足が痛み始めた記憶があったので、無理しないようにゆっくりペースで走る。今のところ、スタート直後にあった太もも内側の違和感もほぼなくなり調子は良かった。膝なども痛みはない。すると、向かいからバイクに乗った人が。なんとセカマスさんだった。いい調子、いい調子、西富士中学で待ってるからと。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

明るくなったのでだいぶ気が楽だが、気温が上昇するので水分補給をまめに。まめに。まだまだ走れる状態だったので、速くはない余力が残るぐらいの一定ペースで走った。西富士中に来ると100キロを越えあと65キロ。ここで半分ぐらいのイメージ。ここにも折れ部などの友達がたくさんいて会話した。トイレにも行って、すっきりしてから悪魔の山、天子山へと。

送信者 UTMF2014

何が嫌って、一昨年の悪夢だ。ここで足が動かなくなり、ストックに頼って山を歩いた。あるけどもあるけども、天子山塊は終わらなかった。永遠の悪夢に悩まされるかのような時間だった。1日中歩き通し、日も落ちた出来事だった。今回はそうならないように、ここまでキープして走ってきた。もちろん、天子でも急がずに急がずに。しかし、急な上り坂は刺激的だ。足への疲労はゆっくり進もうと否応なくたまっていく。脹ら脛の筋肉が辛いと叫んでいる。

送信者 UTMF2014

唯一の救いは一昨年よりも天子山塊の距離が短くなり、ルートが変わっている。一回エイドに降りることができるのだ。明るいうちに天子を抜けれる喜び、安心。喜びなんかじゃない、安堵の感情がすべてだった。フラットで走れるところは走り、進む。小刻みなアップダウンがずっと続く。相変わらず登りは急だ。

送信者 UTMF2014

雪見岳を越えて、やっと麓に到着。誰もいないだろうと思っていたら、TEAM JAPON &心折れ部の仲間が勢揃い。これはうれしかった。元気になった。予期しないラッキーボーナスでパワーアップ。ここを出ると朝霧高原。広い草原が広がり、その先に富士山。いい景色だし、寝転んで休憩。ああ、普通は絶対こんなところに来ないけど、無理矢理富士山の周りを1周するから、こんなにも美しい景色に出会える。何気ない場所にある、整備はされてないけれど、圧倒的に美しい景色の場所。ここでも寝てみたり、スマホで連絡してみたり、Facebookに投稿したり。

送信者 UTMF2014
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そんなのんびりしたのは、2日目の夜がやってくるから。その前にリフレッシュして、2日目の夜も走りきりたいと思ったから。まあ、残りは45キロだけれど、ここからが本当の勝負。辛い辛い時間の始まりだ。足が元気なのが、心の支えだった。いつその時がくるかにおびえながら、進んでいく。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

登って登って登って。天子もきついが竜ヶ岳もかなりのハードな登りだった。そして、真っ暗な夜の山。そんな山に明るいヘッドライトがポツポツと並んでさまよっている。ああ、あそこでも戦っている人がいるんだ。一歩一歩進んでいるんだと思うと、自分も頑張ろうという気持ちになる。山を下りて本栖湖に。前とはエイドステーションの場所が違った。そろそろ疲れているのだが、まだまだ、ホッとするには時間がかかる。前は鹿カレーがあったから期待していたが、今回はなかった。ショック。食べれると期待していたものが食べれないショックは甚だしい笑 ゆば丼をひたすら食べて、友達と話して出発。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

山をいくつか越えて青木ヶ原樹海へと向かう。山では眠かった。ふらついているとトランスジャパンも完走されている湯川さんに声をかけていただいて、話しながら走る。眠たそうだったので話しかけたよと。助けていただいた。すると、やまもとさんも偶然一緒になり3人で話しながら走った。眠かったし、山は暖かかったので、樹海に降りたら寝ようと思った。しかし、樹海に降りるとむちゃくちゃ冷えている。寒いというよりも、ひんやりとした冷たさ。

二人と別れてちょっと寝るのを試みたが無理。あきらめた。しかたなくとぼとぼと歩く。走れるのだが、眠気が勝って走れない。歩いていると、いつの間にか棒立ちになって、立って寝ている。ああ、いかんいかんと想い歩く。が、また寝ている。その繰り返し。立って寝ていても寒い。こんなんだから、終わらない青木ヶ原樹海。ジェルを投入して、トメルミンを投入して、なんとか走って抜けた。

樹海を抜けて、橋を渡ってロードを進んで鳴沢に。もう、限界。前回もだが、このあたりが眠さのピーク。ふらふらしながら。もう眠い。前はここで幻覚を見ている。あと、ロードでは車も通るので、車にひかれないように歩かねばならない。なんとか意識を保とう保とうと。こんな時は鳴沢が遠い。もっと近いと思っていたが、遠い。着かない。あるけども歩けども。再びやまもとさんと会い、話しながら進んだ。

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やっと、ついに、到着した鳴沢。チャンプがいた。ここで毛布にくるまって仮眠をすることにした。もう、限界だ。しかし、寒い。そして、長い間寝ると、足の筋肉が固まる。その辺りも注意しながら仮眠。あと12キロしかないところで仮眠とはwまあ、タイムを気にしてないからこんなことができる。そして、足がここまでもってくれた。まだまだ走れる。ああ、よかった。ありがたい。本当にありがたい。なんとかゴールはできるだろう。この足で、この時間の余裕があれば。

送信者 UTMF2014

仮眠を終え、すっきりした頭でスタート。小走りで進む。寝て起きると太陽が昇り、完全に朝になっていた。最後の山を登って行く。マミさんが元気に走って行った。タフだなー。そして、僕はマイペースで走ったり歩いたり。写真とったり。この日も富士山が美しく、いいゴール日和になりそうだ。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

さくらが咲く河口湖に戻ってきた。山を下りると最後の湖畔のロード。山を下りたときに、ああ、よかった。大きな怪我も、足の痛みもなく、ここまでこれた。山を下りると、ホッとする。あとは数キロのロードラン。走ってもいいが、なんとなく歩きながら進んだ。ああ、自分の2本の足で帰って来れた。タイムは良くないが、自分の足だけで富士山をぐるっと1周170キロで来たことはうれしかった。そして、自信にもなった。

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

そう、UTMFを完走するということは、ミヤフジを完走するということ。

ゴールに近づくと心折れ部の仲間が迎えてくれた。ああ、帰ってきた。みんなありがとう。大会主催者も走っていた友達も、サポートしてくれた友達も、ボランティアスタッフも、山も、天気も、遠くで応援してくれていた友も。

送信者 UTMF2014

やっとのことでゴールというスタート地点にたどり着いた。次にどんなことに挑戦するか分からない。風の吹くまま、赴くままに。だけれど、たぶん、また何かをするのだろう。どんな人もゴールという場所は、スタート地点であり、何かが始まる場所なんだと思う。そんなつかの間の安堵と喜び。

鏑木さんと手を取りゴール。心折れ部の仲間もミヤフジ達成おめでとうという声をかけてくれた。写真を撮ったりして、仲間がある丸ところで休憩して、食事をした。みんなも続々と帰ってきて、ゴールの時間を楽しむ。一人一人の170キロ。僕には分からない経験やできごと、感情の変化があって、ここにたどり着いたんだろうな。ゴールの表情からそんなことを感じる。何が起こってきたか分からないけれど、その背景をぼんやりと思い浮かべると、人は多様で、人はそれぞれの人生を味わっていて、いいもんだなという気持ちになる。

送信者 UTMF2014

心折れ部の仲間と別れ、ハラペコ登山隊の弘樹さんやシンヤさんと話して、シンヤさんに東京まで車で送ってもらい帰宅。なんだか疲れていない。不思議だった。まだ、アドレナリンが出ていて寝れなかったのか。家に帰って洗濯して、まさか剛さんから連絡をもらって、剛さんの家で食事して飲んでたら、いつの間にか寝ていた。やっぱり疲れていたのだ。体は正直だな。こんな風に2回目のUTMFは終わった。

送信者 UTMF2014

ULTRA-TRAIL Mt.FUJI【UTMF・STY】

開催日: 2014年04月25日~2014年04月27日

開催地: 山梨県山梨県・静岡県

氏名: 寺町健

ナンバー: 279

種目: UTMF男子 (Male)

送信者 UTMF2014
送信者 UTMF2014

タイムリスト この記録は速報(参考記録)です
測定ポイント スプリット ラップ 通過時刻
Start 00:00:45 15:00:45
A1 02:32:37 2:31:52 17:32:37
A2 05:39:40 3:07:03 20:39:40
A3 In 06:36:14 0:56:34 21:36:14
A3 Out 06:39:42 0:03:28 21:39:42
A4 In 09:38:41 2:58:59 00:38:41
A4 Out 09:41:33 0:02:52 00:41:33
A5 In 11:46:11 2:04:38 02:46:11
A5 Out 12:08:05 0:21:54 03:08:05
A6 In 13:05:44 0:57:39 04:05:44
A6 Out 13:10:29 0:04:45 04:10:29
A7 In 14:58:32 1:48:03 05:58:32
A7 Out 15:22:16 0:23:44 06:22:16
W1 17:38:07 2:15:51 08:38:07
A8 In 19:18:34 1:40:27 10:18:34
A8 Out 19:45:16 0:26:42 10:45:16
A9 In 26:18:16 6:33:00 17:18:16
A9 Out 26:27:46 0:09:30 17:27:46
A10 In 30:47:17 4:19:31 21:47:17
A10 Out 30:57:51 0:10:34 21:57:51
A11 38:07:52 7:10:01 05:07:52
Finish 41:04:57 2:57:05 08:04:57

ナンバー
Number 氏名
Name データ
Data Start A1 A2 A3 In A3 Out A4 In A4 Out A5 In A5 Out A6 In A6 Out A7 In A7 Out W1 A8 In A8 Out A9 In A9 Out A10 In A10 Out A11 Finish
279

寺町 健

JAPAN

スプリット(Split)
00:00:45 02:32:37 05:39:40 06:36:14 09:38:41 11:46:11 13:05:44 14:58:32 17:38:07 19:18:34 26:18:16 30:47:17 38:07:52 41:04:57

ラップ(Lap)
00:00:45 02:31:52 03:07:03 00:56:34 00:03:28 02:58:59 00:02:52 02:04:38 00:21:54 00:57:39 00:04:45 01:48:03 00:23:44 02:15:51 01:40:27 00:26:42 06:33:00 00:09:30 04:19:31 00:10:34 07:10:01 02:57:05

通過/通過予想時刻(Expected)
15:00:45 17:32:37 20:39:40 21:36:14 00:38:41 02:46:11 04:05:44 05:58:32 08:38:07 10:18:34 17:18:16 21:47:17 05:07:52 08:04:57

平均時速(km/h)
0.00km/h 7.19km/h 4.87km/h 6.25km/h 5.49km/h 4.76km/h 6.14km/h 4.99km/h 5.38km/h 5.67km/h 2.88km/h 3.53km/h 2.65km/h 3.86km/h

全体順位・種目順位(Place)
637(554) 654(590) 480(434) 477(432) 442(398) 404(365) 417(377) 429(389) 393(349) 391(348) 398(355) 377(337) 396(350) 404(358)

区間順位(Point Place)
635 662 431 462 577 776 736 998 618 459 640 707 835 553

仕事を速く的確にするコツ

仕事を速く的確にするコツって何だろうと考える。
とりあえず、ぱっと思いついたことを書き散らす。
乱文メモ失礼。

【思考方法】

◆無意識での複数処理。
例えば、人は1、2、3、4、5と数えることが出来る。数えている最中に他のことを考えても、6、7、8、9、10と勝手に数えている。
イメージ的にはこれが無意識処理というやつ。

http://teratown.com/blog/2013/05/21/iuoieiyciicioaaauoeaee/

◆1を聞いて10を知る
具体的な出来事を抽象化して、他の出来事に当てはめて考える。「1を聞いて10を知る」ってやつ。

http://teratown.com/blog/2012/11/27/naiaeeoaeyaectheiinai/

◆直感、論理的、直感の意思決定スタイル
http://teratown.com/blog/2013/03/05/aaicceeeceiodhiyoyi/

【意思決定】

◆決断する
曖昧なまま残しておくと仕事が宙ぶらりんに残ってしまう。やる、やらない、意思決定をしっかりしておく。

◆意思決定の軸を持つ
最終的に成し遂げたいことゴールが何かを意識して、それにそった意思決定をする。それ以外にも自分が何を大切にするのかという軸を持つ。楽しく働けることを重視するのか、社会貢献なのか、なんなのかという軸。

◆私利私欲を捨てる
地位や名誉に固執すると正しい判断ができない。保身のために自分を良く見せるための無駄な仕事が増える。
http://teratown.com/blog/2013/04/22/eaeththioaocaceiaioaissocouaeeacce/

【業務手順】

◆嫌なことは先に済ます
嫌なことを後回しにすると、ああ、あれが残っている。やらなきゃといつもどこか脳の片隅で思っている。そんなことに脳の一部でもパワーを使うのが無駄。嫌なことを先に済ませて、すっきりして仕事をする。ネガティブな感情が残って仕事をしても、良いアウトプットは出ない。
http://teratown.com/blog/2013/03/07/aaeuiaeuathcacaiaeeie/

◆すぐに進めれるものはすぐに終わらす
嫌なことは先に済ますのと同じで、細かいタスクが頭の片隅に残っていると良くない。また、仕事を依頼されていて、すぐにアウトプットした方が相手もうれしい。相手の自分への印象も良くなり、その相手と円滑な仕事を進めるのにも役立つ。

◆悩ましいものは放置帰還を決めて放置、そしてアラートが一定期間後にあがるようにしておく
塩漬けにした方がいい仕事もある。ちょっと寝かせてまた考えるとよいアウトプットにつながるものも。その時は、再び考えアウトプットする時を決めて、未来の日程にスケジュールを入れてアラート設定をしておく。そうすれば忘れないし、常に着にかけておく必要もない。

◆段取り
次に何が発生するかを想定して、先読み先読みで、手を打っておく。トラブルのリスクヘッジにもなる。

◆習慣化する
ルーチンワークは習慣化する。毎朝5分やるとか、絶対にこの時間に済ますと決めて、そのルールは絶対に守る。

◆事前処理
トラブルになる前に、小さい芽の段階で解決しておく。
トラブル対応は時間が取られるので、未然に防ぐだけで効率的。

【悩まない】

◆自分でコントロールできないことで悩まない
自分でコントロールできないことなのに、うじうじ悩む人がいる。まあ、にんげんなので分かるが、コントロール可能なことだけを悩み、自分でコントロールできないことは悩まない。それはそれと割り切る。

◆自分に起こる問題の原因と解決策を知っている人
誰しもうまくいくこと、行かないこと。精神的、肉体的なトラブルは起こる。
その予兆を察知し、いかに先手で対策を打てるか。セルフマネジメント。これができると安定的に高いアプトプットが出せる。
http://teratown.com/blog/2013/03/14/eeueiaaeioeoeooaiaaeei/

【その他】

◆自分で手を動かした経験を1度で良いからしておく。例えばGPSの例。

GPSは徐々に慣れてきて、とりあえず上手く使えたっぽい。しかし、PTLのマップの一部が取り込めない。。。ここはあと10日でなんとかしよう。ただ、こうやって新しいことして試行錯誤していると、物事の仕組みだとかが分かるし面白くのめり込む。GPS(GPSを使うってこと)って、具体的にどんなものかを知りつつあって面白いし、こういう経験をしておくことが結果的に物事との理解スピードとかに関わってくるんだなと思った。まさに遊びの経験を一度抽象化して仕事に当てはめている感じ。

◆無駄なルールややり方は変更する
無駄だけどやっていることがあれば、それはこういう理由で無駄だと周囲に説明して、やめる。
無駄な作業とか無駄なフローは変える。その時はエネルギーがいるが、変更したらその後はずっと楽になる。
【業務内容】

◆自分で手を動かした経験を1度で良いからしておく。例えばGPSの例。

GPSは徐々に慣れてきて、とりあえず上手く使えたっぽい。しかし、PTLのマップの一部が取り込めない。。。ここはあと10日でなんとかしよう。ただ、こうやって新しいことして試行錯誤していると、物事の仕組みだとかが分かるし面白くのめり込む。GPS(GPSを使うってこと)って、具体的にどんなものかを知りつつあって面白いし、こういう経験をしておくことが結果的に物事との理解スピードとかに関わってくるんだなと思った。まさに遊びの経験を一度抽象化して仕事に当てはめている感じ。

◆無駄なルールややり方は変更する
無駄だけどやっていることがあれば、それはこういう理由で無駄だと周囲に説明して、やめる。
無駄な作業とか無駄なフローは変える。その時はエネルギーがいるが、変更したらその後はずっと楽になる。

◆同士、仲間を増やす
いつでも相談できる人、同じゴールを共有できる仲間を持つ。何かあったらすぐに相談できるし、協力もしてくれる。一人ではどんな人間でも最高のアウトプットを短期間では出せない。所詮一人の脳なんてたいしたことない。

【スタンス】

◆相手の立場に立つ
一度でもいいから手を動かしておくというのとも関連してくるが、仕事を依頼される立場になって考えて、依頼する。すると、相手への依頼レベルが変わる。心地よく仕事をしてもらうえると、アウトプットもレベルが上がる。また、仕事の背景も説明すると、いろいろ汲み取ってアウトプットしてもらえる。

◆どんなことでも、できないことはない、解決策はある、見つけ出すという姿勢
どんなことでもできないことはないという基本的な思想を持つ。なんらか解決の方法はあって、それをどんな手段をとってでも見つける。

◆仕事を楽しむ

何よりも仕事を楽しむ。すべてのベースはここ。マジで一番大切。
楽しいと自然と主体的になるし、なんとかしてやりたいと思うから、アイディアも出るし、やりたいから実行力が伴う。自分が楽しいと周りも楽しくなる。このスパイラルで組織が楽しく働けるようになり、結果も着いてきやすい。
http://teratown.com/blog/2012/04/06/icuaeaey/

送信者 ドロップ ボックス

◆過去の関連するブログ

いつも忙しい人、いつも余裕のある人。
http://teratown.com/blog/2013/02/21/aaeicaaiiuicei/

個人のスタンスとうまくいく組織のあり方
http://teratown.com/blog/2014/03/14/aiiyyyoyethaeyiceey/

何がめんどくさくて、何がめんどくさくないか

よくめんどくさがり屋だねと言われる。
確かに、めんどくさいと思うことが多い。
だからたぶん、そんな発言とかオーラが出ているんだろう。

あと、「特に気にしてないので、なんでもいいっす。」
これも、よく言うねと。
でも、なんかこだわり持ってることもあるよねと。

ここ2週間ぐらいで、めんどくさいと言いつつ、途轍もなくめんどくさいことしてるよね。
その違いってなんなの?と聞かれることが重なったので、書き残しておこうと思う。

めんどくさいと思うことは、それをやってもワクワクしないこと。
めんどくさが気にならないことは、それをやっている時ややった後の世界にワクワクすること。

掃除とか洗濯とか、生活必需品(歯ブラシとかトイレットペーパーとか)を買うこととか、床屋とか。
それをやっても個人的には楽しい未来というか、ワクワクする世界がイメージ出来ない作業。
これらはめんどくさいと思うし、できるだけやりたくない。
やったとしても限りなく効率化しようとする。

しかし、登山とかトレランとか新たな世界を描く仕事とかは、ワクワクするからめんどくさいとか思わない。
多の人からすると、トレランとか40時間もやっているとか、限りなく無駄でめんどくさい、無駄な行為だ。
でも、俺にとってはその時間が非常に有意義だ。
極限状態で考えることとか見える世界は自分の価値観に新たな視点を与えてくれる。

これと同じで、気にしないことは自分がワクワクしないことで、本当に何でもよかったりする。
一方で、ワクワクすることはこだわり持ってたりする。

自分の基準って、結局ワクワクするってことなんだなと。

送信者 UTMF2014