【地球の裏のその先へ6】休息日に休息できない人の過ごし方

【地球の裏のその先へ5】ベースキャンプへの長い道のり

本日は休息日。ベースキャンプ周辺で散歩したり、準備をしたり。体調もそれぞれだったので、頭痛で寝ている仲間も元気な仲間も。まずは、朝ご飯。そんなに食べたくない人が多かったので、卵雑炊を人数より少なめに。今回は玉ちゃんが食料係。事前にジップロックに食事ごとのアルファ毎を入れて、卵スープとかも人数分、食事ごとに準備してくれていた。さすが!こういう風にしてあると便利だし、人数が多く、日数が長い時は、こうじゃないとうまくいかないなと実感。玉ちゃん女子力高し。そして、でなりでの経験すごし。

送信者 Aconcagua&Patagonia
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食事の後もやることがないので、水を取りに行ったり、あったかい紅茶を飲みながら話したり。弘樹さんまだかなーとか。あとは、川でタオルとかパンツを洗濯してみたり。天気がいいので、ひなたぼっこしているだけで、気持ちがいい。そして、目の前の山に囲まれているのが幸せだ。暇だと気になるのが、今後の天気予報。天気予報を聞きに行くと、1月1日ぐらいまでは天気がもちそうとか。それまでの間に、登って下山できれば。そんな淡い期待が僕らを包む。天気のよい今登ってしまいたいが、高所順応がすべてなので、今は天気がよくてもじっと待つしかない。

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高山病で頭痛がひどそうなタクジさんと村さん、カッセさんは今日は寝て過ごすとのことだった。高山病はゆるい運動ぐらいが一番順応するというので、玉ちゃんとしんやさんと俺で少しだけ登ろうかと話した。キャンプカナダの5000メートルまで。そんな話をしながら、昼食の明太子パスタを作った。久しぶりのパスタはうまくて、残っていた分までおかわり。高所順応に食べ過ぎは良くないというが、ちょっと多めだったかもしれない。

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その後、過ごし休憩して、ちょっと登ることに。シンヤさんは辞めるということになり、玉ちゃんと。当初は5000メートルのキャンプカナダと話していたが、ゴールは設定せず、時間と体調を見て適当に引き返そうとなった。さーて、飲み物など軽い荷物だけもって、順応登山開始。

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ゆっくりゆっくりしたペース。歩幅は20センチぐらいで、牛歩。急ぐと高山病になりやすいので、かなり意識してゆっくりと。少しずつ歩幅やスピード、呼吸を変えながら、どんなペースがいいのかを確かめて行く。いろいろやっていると、自分にあった呼吸が乱れないペースが分かってくる。かなり、ゆっくりゆっくりと。レンジャーの人も登っていて、話したりしながら。

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高度を上げると、空は青くなり、景色を見下ろすようになっていく。高いところに着たと実感する。大きく分かれる分岐があった。キャンプカナダとニドコンドレスの分かれ道なのだが、4800mのここで辞めることに。腰を下ろして、お茶をして。

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さーて、降りるのもゆっくり。かなり速いペースで降りて行く人もいたが、ぐっとこらえて、登りと同じぐらいのペースで。下りを急ぐと高山病になる。玉ちゃんも行っていたけれど、事前に優さんに伺った時もそう話していた。登りに2時間、下りに1時間30分。スピードをコントロールするために、時々休憩を入れながら降りて行った。

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さて、ベースキャンプに戻る。すると、まだ石川弘樹さんは到着していなかったが、頭痛と話していた仲間は元気になっていた。さーて、メディカルチェック。ということで、ドクターのところに行ってチェック。無事にクリアしたが、少し頭の後ろがドーンといたくなっていた。そう話すと、高度を上げた後はそうなるよと、玉ちゃんに言われ、まあそうだよなと。

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すると、石川弘樹さんが、登ってきた。大きな荷物を背負い、さらに両手に抱えながら。思わずうれしくて、走って駆け寄った。そして、抱き合って喜び、荷物を持った。日本の真裏のベースキャンプで会えるなんて、予定していたとはいえ、うれしかった。アドベンチャーガイズ隊の優さんも到着してるとのことだった。テントからみんなを呼んで記念撮影。

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そして、AG隊のテントにも遊びに行って、今までの道のりを聞いた。すると、だんだん頭が痛くなってくる。。。とりあえず、ゆっくりしてご飯を食べて寝ようとなり、カレーを作る。人参とじゃがいもの皮を剥いて。しかし、ふらふらするので、ベッドに横たわった。歩き疲れているはずの弘樹さんが、一生懸命みんなのカレー作りを手伝ってくれた。

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みんなで、アツアツのカレー。うまいなー。山のカレーは最高だ。いつもならおかわりを食べるはずが、食欲わかず1杯のみ。早めに寝ることにした。しかし、うとうとしていたら咳が出始めた。そして、息を吸うと肺でゴロゴロと音が鳴る。水がぶくぶく言っている。肺水腫だ。。。まずいなと思った。息を吐くと、絶対に咳が出る。ゴホッゴホッと2回。何度も咳をしていると、喉が痛くなる。切れるような感じでいたい。

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そして、夜中中これは続く。周りにも迷惑をかけている。高所でゆっくりできないところ、こんな咳をしたら睡眠の妨げだ。このせいでみんなも登れなくなったらどうしようと。そして、トイレに行こうと思うけれど、そんな気力も湧いてこない。いかないといけないのに、トイレに行く力すら湧いてこない。ダメだ。

つらくて寝れなくて。横になっているよりも、体操座りが楽で、咳が少し収まるので、寝袋に入ったまま体操座りで世が開けるのを待った。そして、眠いまま、朝を迎えた。

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