月別アーカイブ: 2013年11月

昔は人をバカにしていたよね、と。

5年ぐらい前の仕事ぶりを知る方から、「人をバカにしていたよね。」といわれた。
偶然にも立て続けに、言われたので実際にそういう風に映っていたのだろう。

当時、人をバカにしているように見られているとは、正直自分では気づけてなかった。
でも、今そういってもらえることが嬉しくありがたい。

人をバカにするというのは自分が未熟な人間である証拠だし、今は当時と変わったねと言われるとよかったと思うが、完全にバカにする姿勢がなくなったかというとそうではないと思う。常に気をつけねばならないこと。

でも、何がきっかけだったのか。何か変わったのか。バカにせず感謝できるようになったのか。
おそらく、自分じゃできないことを、仲間と一緒に成し遂げていく経験を重ねて、心から感謝できるようになったからかな。

まあ、自分が変わることができたのであれば、どんな人もその可能性があって、世界は楽しみだなと思う。

送信者 ドロップ ボックス

全てを楽しみに変えるとを知った

僕のことが分からないという人がけっこういる。
目の奥で何を考えているのか分からない。
価値観が分からない。
どうして、そんなに楽しそうなのか分からない。
なんでそんなにも色々なことを経験しているのかわからない。
まあ、いろいろな人に言われる。

昔は自分もつまらない性格だったと思う。
しかし、徐々に自分で判断して、自分で行動できる自由と責任を持ってくるに従って、変わっていった。

でも、周りでつまらなさそうな人を見かける。何が違うのかかんがえてみた。

きっかけは、こんなことから、いろいろと学び意味を吸い取ってそれを実践してきたからだと思う。

高校時代はこの4つ。

デイベーと胃潰瘍
ディベートの考え方
ディベートで出会ったいろいろな超優秀な仲間
夜行列車で好き勝手に東京のディベート大会に行った経験

大学時代はこの4つ。

海外一人旅
芸大
Gnet
起業

社会人になってから

トレランや山など自然のつらさと歓喜と美しさ
トレランや山、旅の仲間
旅と本と自分の過去のブログと写真
仕事という経験

なにしろ、これらから学んだことはシンプル。

「いろんな価値観生き方ある。
 それでいい。」

何があるかわからないし、自分がどう変わるもわからない。

そしたら、今目の前にあるものをなんでも楽しもう。楽しくないと思っても、見方を変えてみよう、そして楽しもう。

楽しんでる間にやりたいことに出会っていく。

インドに大学時代に行き、世の中何でもありで、死ななければ生きている、いや最悪でも死ぬだけと感じたことも大きかったと思う。

同じことでも見方をかえれば楽しくなる。
意識とかについて気になりはじめ、芸大に通い、どうせなら楽しまないと損と思い始めた気もする。

色々な生き方を直接見てきた。
そして、テレビや本などを通して、色々な生き方をみてきた。
自分の生き方の参考になった。

学者
アーティスト
サラリーマン
起業家
役人
NPO
旅人

我慢して、頑張ることが全てじゃない。
出来ないと思う前に、自由な発想でやってみる。
意外となんとか出来る。
無理して無理して、頑張って、疲れて、結果が出る。
楽しんで、仲間とアイディア出し合って、ドライブがかかって仕事して、結果が出る。
どっちでも結果は一緒だとしても、楽しんで結果が出た方がいい。
それは、どうせ結果が出るなら苦しむより、楽しんだ方がいいということもある。
でも、それだけじゃない。苦しんで結果が出ても長続きしない。
楽しんで結果が出たら、長続きする。

そして、このような考え方は、社会の価値観(ものさし)に左右されない生き方だと思う。
それに左右され生きていると、心があっちこっちに振り回されて疲れる。
自分の信念となるもの、価値観の軸、ベースがあれば、それによって生きていく。すると振り回されることなく無駄な労力を使わなくてすむ。

とまあ、バラバラと書いたけど、そんなこんなで自分が出来上がっている。
なかなか文章では書ききれない部分もあるが、結局のところなんでもありで、挑戦してやってみなきゃわかんなくて、どんなことでも楽しんじゃうというスタンスだと思う。

送信者 甲斐駒ケ岳20110709-10

アコンカグアトレーニング 富士宮口から

高度順応で頂上で寝る。
遠征メンバーの息を合わせる。

この二つが今回の富士登山の目的。
時期も時期だし、頂上で寝るし、アコンカグアの練習なので完全装備で。

ただ、標高差は一番低い富士宮口から。
実はこのルートは初めてだったのでちょっと楽しみだった。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

と、その前に三鷹へ。
今回の遠征仲間の家におじゃまして拝見。
1回が物置兼自分の空間になっていた。
簡単にいうと、いろいろなアウトドアギアが並んでいて、好きな本が並んでいて、ギアを洗えるスペースがあって、PCがあって。すてきな空間で、こんな部屋が俺も欲しいという気持ちにw

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

で、富士宮口へ向かう。
14時ぐらいに登山開始と遅め。

ただ、天気はよくて青空!雲一つないいい天気。
ぽかぽか陽気だからこそ、夜は寒いかなとちょっと不安。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

いろいろな話をしながら上っていくのは楽しい。
いつもは一人でさくっと日帰りで走っているから、こんな上り方は貴重だ。
かつ、平日に休みをとって行ったので、人もいなくて快適。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ
送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

夕方になると、西の空に日が沈み、雲海がオレンジ色に染められる。
本当に美しい、「自然の美しさを知らない人はもったいないね」と仲間が話していたが、本当にそう思う。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

太陽が沈むと、ヘッドライトを取り出して登る。
見上げると星が出始めた。そして、三日月。
美しい。こんなよい景色は滅多にみられない。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ
送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

そして、頂上に到着。
風がかなり強くて、避けられるばしょとして、小屋のすぐ横にテントを3張り。
手際よくやらないと吹き飛ぶ。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

テント設営後は、テントの中でそれぞれ食事。
打ち合わせをしようと事前に話していたけれど、風も強いし中止w

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

すぐに寝た。
かなり気温は低いし風が吹いていたが、寝袋にSOLのエマージェンシービビイをかぶせたら暖かかった。まあ、銀マット+エアマット、さらにダウンなども着て、ホッカイロも使っているから温かいこと違いなし。

夜中に何度か起きた。風と雪が強くて目が覚めたのだ。
翌朝起きると、テントが狭い。雪が降って、居住空間が狭められてしまっていた。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

外に出ると風と雪が降っていて、1晩で1メートル弱ぐらい降ったようだった。
寒い中、手際よくテントを片付ける。
そして、すぐに下山。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

風が強くて、顔に雪があたって目の周りがいたい。
ゴーグルが必要だった。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

まだ、新雪なので滑ることもなく、それなりに速いペースで降りていく。
7合目をすぎると徐々に雪も減った。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

そして、下山してお風呂に入って、飯を食べて打ち合わせして帰宅。
とても、いい時間を過ごせた。
美しく厳しい自然に触れたことと、経験を積むということと、仲間の感覚の共有という意味で。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

◆今回学んだこと
・ザックのフィット重要。買うならSサイズ
・オーバーパンツがずり落ちるので、サスペンダーなど購入する
・ゴーグルは必須
・ピッケルをつなぐためにスリングを忘れない。いつも持っていくのを忘れやすいので
・M-Solのエマージェンシーシートシュラフとセットで暖かい
・象足は暖かいし外に出るのが便利
・ホッカイロを寝袋に入れると朝まで暖かい
・標高が高く寒いとバーナーの火がつかないライター必要。ガス缶とバーナーヘッドを暖める
・ゲイターはオーバーパンツがあっても、靴がぬれないために必須
・手袋は、替えを何枚か持っていく。濡れたら替える。

Mt.Fuji Fujinomiya-guchi


EveryTrail – Find the best hikes in California and beyond

Mt.Fuji Fujinomiya-guchi at EveryTrail
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絶対得なのに、なぜか損した気持ちになること

このタイミングで、アルゼンチン行きのエミレーツのキャンセル待ちのチケット取れた!

もともと買ってたエアカナダのキャンセル料を払ってもエミレーツが安い。
さらに、エミレーツになると、みんなと一緒のエア。

にもかかわらず、エアカナダのキャンセルするのがほんのすこしもったいない、躊躇した。

不思議だが、これが一度手に入れたものへの愛着って感情バイアスなんだな。

この矛盾。

一度手にいれるということは、もともと良くも思ってないのに、好き嫌いに関わらず愛着がうまれる。

合理的な意思決定には妨げになるけれど、人間が感覚的にそう感じるには理由があるんだろう。

送信者 art

読書行為の底には

私達の読書行為の底には「過去とつながりたい」という願いがある。

そして文章を綴ろうとする時には「未来につながりたい」という想いがあるのだ。

by井上ひさし

友達の結婚式に出席したら、僕のネームプレートの裏に友達が書いてくれていたメッセージがこれ。

八ヶ岳に行ったがあいにくの天気でペンションにとどまっていたっら、そこの本棚に星野さんの本があった。

久しぶりに読んでいたら思い出した言葉が、この井上ひさしさんの言葉。

まさにかことみらいをつなぐことば。

送信者 ドロップ ボックス