月別アーカイブ: 2013年10月

ねじ伏せられた根源欲求を満たすビジネス

3、4年前に書いてドラフトにしていた記事。
昨日、久しぶりに大学時代に会社をやってた時の友達と飲んでて、改めて思ったのでメモ。

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満月の夜に走っていて思う。
こんな日は道路じゃなくてトレイルを走りたい。
そう思っていたら、ダイヤローグインザダークを思い出した。
ダイヤローグインザダークとは、真っ暗闇の建物の中を探検するエンターテイメント。

そういえば、僕は中学生ぐらいから真っ暗にして風呂に入っていた。
本能的に闇を求めていた。
寝る時の様に何もしない時のクラヤミではなく、動いている時のクラヤミを。
ダイヤローグインザダークが流行るのも、オレが風呂を暗くして入るのも根本の欲求は一緒なのかなと思う。
それは、太古の昔にはあった闇が今の時代にはないこと。
その闇でしか味わえない、穏やかさと感覚が鋭敏になる様を求めているのかも。

そうか、今はねじ伏せられてしまった根源的な欲求を呼び覚まして、満たすってのがビジネスとして成り立つんだなと。
と、抽象化して、一般化してみた。
そう思うと、いろんなことがこの構図から見える。

気づいてないだけで、もっともっとある。
そして、満たされていない根源欲求があるはず。
それを満たしてやるようなものをサービスとして提供出来れば、あるていどはビジネスとして成り立つはず。

ダイヤローグインザダーク クラヤミ
ボクシング 他者を打ちのめす
マラソン 肉体を動かす
サッカー 獲物(ボール)を追いかける
家庭菜園 土壌
美容整形 若さ生命力
家 外的からの安心
車(移動手段)自分の五感で味わいたい
電話 他者とのコミュニケーション(1人の脳では限界) 

とかとか。
左側に書いたのが根源的な欲求。
これをもっと出してみて、今は満たされていないものがあれば、それを満たすサービスや商品考えたら面白いんだろうな。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

色鮮やかな紅葉の絨毯@富士山

今年の富士山は雪がない。
初雪も1ヶ月以上遅れている。

ということで、ちょくちょく富士山に。

最高の紅葉。
心躍る。

黄、赤、橙。
紅葉の絨毯。

送信者 登山

いつものように、朝6時の新宿発のバスに乗るために4時45分に起きる。
まだ外は暗い。夏であれば明るいのに、外に出ると星が瞬いている。
誰もいないけれど、半月と星がきれいな阿佐ヶ谷の町を抜け、新宿へ。
電車に乗っていると、おしゃれなカクテルのように天頂は青く、水平線はオレンジ、その間は淡い白。

送信者 登山

富士急ハイランドで下車して、8時前にスタート。
いつものように浅間神社を越える。
吉田口遊歩道というトレイルを走りながら、茶屋をスルーして馬返し。
トレイルの方がやっぱ好きだ。

送信者 登山
送信者 登山

馬返し辺りは紅葉。
灯籠と真っ赤な紅葉。
もう、目がくらくらするほどの鮮やかさ。
台風が過ぎ去り、空も青く、陽光が紅葉した木々を照らす。

送信者 登山

5号目までずっと紅葉真っ盛り。
佐藤小屋を越えて、河口湖を見おろす。
赤や黄色の紅葉の絨毯が広がる。
こんな世界があったのか。
本当に美しいこの世界。

送信者 登山

でも、なんだかいつもより体が重い。
毎日飲み会が続いたからか。
と言っても、偶然重なっただけだし、好きな人たちばかりなので問題ナッシングなんだけど。

送信者 登山

さすがにこの時期なので人は少ないが、友達が何人か富士山に来ている。
すれ違うかと思ったら、すれ違えず残念。

頂上付近はとっても冷たい風が吹いていた。
もう、冬だなと想いながら、お鉢巡りを1周して、下山。

吉田口5号目15時発新宿行きのバスに乗るために、下山は急ぎ目。
15分前に到着して、間に合った。

いつものように少しばかりの渋滞で、18時過ぎに新宿着。
なによりも美しい紅葉が輝く富士山だった。

2013/10/27
8時前に富士急からスタートして、馬返し、頂上、お鉢巡り、吉田口5号目でバスで東京

一度、何かを共有した友

一人の人間にはいくつかの側面があって、ビジネス、思想、価値観、笑い、スポーツ、学問、芸術感覚、好奇心、趣味、音楽、文化、おかれた社会的状況、おかれた身体的状況など、その一つでも心の底から分かち合える友に巡り合えることは幸せだ。

それは共感かもしれないし、重なりかもしれないし、対立かもしれないし、共に挑戦した経験かもしれない。

そして密度の濃い時を経て、また共有できる面白さ。
再び濃い時を過ごしたり、距離ができたりしつつ死ぬまで続くんだろう。

出会うタイミングが違ったら全く仲良くならなかった友もいるだろう。
そのとき、その人だったからこそ生まれた関係性。

そのときは近かったけれど、またぜんぜん違うことをすることもある。
それは、友といえど別人なのだから、似た趣向の時もあれば、違う時もある。
でも、1度接点が生まれて何かを共有すると、その後離れても根本の何かは共有できている。

様々な経験をして、様々な人に出会い、時を経る。
年を重ねると、そんな友との出会いや、時を経ての共感などがある。

時間や距離が離れても関係ない。
家族の様に、時を経ても時間を共有できる。

時間を越えて分ちあえる感覚と今この瞬間だからこそ共感できる感覚。
毎日いろいろなことがあって、感じたり、考えたりするけど、1度なにかを共有した友との時間はなんだかやさしく幸せな気持にさせてくれる。

一度、何かを共有した友に、ありがとう。

送信者 ドロップ ボックス

紅葉の下ノ廊下 なんだか社会見学みたいなハイキング

1年の間に1ヶ月か2ヶ月しか行くことの出来ない下ノ廊下。残雪が溶けるのが9月で11月には雪が積もるから。その時期は紅葉で、なかなか素敵な場所。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

この下ノ廊下という変わった名前のトレイルは、北アルプスの黒部ダムから欅平まで続く30キロほどの道だ。標高は1000メートル前後で、登山と言うよりは水平移動。水力発電を建設するための調査用に、岩をくり抜いて作った道だとか。それもあって水平歩道と日電歩道と呼ばれている。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

金曜の夜に新宿バスターミナル集合で夜行バスに乗って扇沢へ。ここはこの夏も来て、ここから鹿島鎗とか白馬鎗温泉まで歩いた起点。翌朝5時ぐらいに到着したら、寒い!でも、トローリーバスの始発は7時30分.寝るしかないと言うことで、マットとシュラフを出して寝た。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

そして、トローリーバスでいざ黒部ダム。黒部ダムに着たのは20年ぶりぐらいだろうか?ダムが50周年と言うから、けっこう時がたったものだと。ダムを起点に登山開始。山に入ってすぐに奥深い山だなと感じた。秘境と言われるだけはある。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

しばらく行くと、渓谷沿いを歩く細い道。紅葉はまだ始まったばかりなのか、今年は色づきが悪いのか。絶壁になっている道を歩く。川の水がとってもきれいで、透き通って、エメラルドグリーンだったことがとても印象的。滝の下をくぐるような場所も合ったりして、面白い。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

そして、木のはしごや細い道をすれ違いながら歩いて行く。切れ落ちているので高度感はあるが、今年の夏のPTLと比べると、安全だ。ずっとワイヤーが張ってあるので、それを持っているだけでバランスと安心感が違う。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

仙人ダムで、ダムの建物に入っていくと硫黄の匂いのする熱風が。なんだか温泉につかったような気持に。そして、洞窟の中を歩く探検みたいに。線路が続いていたので、歩いて行ってみると今も作業をしている作業者向けの列車が走っていた!なんとも面白い。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

20キロちょい歩いて、阿曽原温泉に到着!山深いところにある小屋&露天風呂。ここにテントを張って、乾杯!ビールにワインにウイスキーに、みんな違うお酒を持参。さらに、おでんに、野菜スープに、生ハムに、つまみにと。なかなか楽しい宴に。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

それから、露天風呂。最高!最近はゆるい登山じゃないと行きたくなくて、温泉のある山ばかりだ。今年の白馬鎗温泉もそうだし、昨年の八ヶ岳の本沢温泉も。雲ノ平にも温泉があるので今度行ってみたい。で、この温泉も開放感抜群でいい湯だった。風呂につかりながら空を見上げていると、山肌から満月が上がってきた。月の出だ。たまらん。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

体もあったまり、汗も流して、熟睡。雨音で朝起きた。あいにくの雨。しかたない。とりあえずラーメンを作って食べて、テントを片付ける。雨のテント撤収はいつも嫌なもんだ。それから6時ぐらいから歩き始める。しっとりした山も悪くない。またまた、真っ暗な山の中に。洞窟というか作業用の通路なのか。なんだか、不思議なルートが多くて、社会見学のようだ。無事に欅平に到着して、トロッコ列車に観光客と一緒に乗って宇奈月温泉へ。ここで汗を流して、食事をして帰路に。電車に乗って、新幹線に乗り換えてとなかなか遠く、新潟では日本海を眺めて。東京から山梨、長野、富山、新潟、東京と、ぐるっと一周回った山旅だった。

送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20
送信者 下ノ廊下@北アルプス20131019-20

◆山行の概要
日時:2013/10/19-20
天気:くもり→雨
コース;新宿(18日夜)バス→扇沢
    トローリーバス→黒部ダム→トレッキング→十字峡→半月峡→仙人谷ダム→阿曽原温泉:テント泊
    阿曽原温泉→けやき平→トロッコ列車→宇奈月温泉→電車→新幹線→東京
人数:3人

Shimonorouka 下ノ廊下


EveryTrail – Find trail maps for California and beyond

Shimonorouka 下ノ廊下 at EveryTrail
EveryTrail – Find trail maps for California and beyond

アコンカグアに向けて

年末年始に10年ぶりぐらいの南米に行こうと思っている。
行き先はアルゼンチン。
アコンカグア。

南米最高峰ながら、テクニカルなところはなく、高所順応さえできれば難しくない山だ。
とはいっても7000m弱あるので、未知の世界であることにはかわりない。

今回は友達が行くと言うので、のっからせてもらった。
なかなか1人では行けないし、タイミングなのでお金と時間はかかるがチャンスは逃せないと思い。

今のところ7人で行く予定で、ほぼアウトドア業界で働いているので、ガイドさんを紹介してもらったり、装備についてみんなで相談したり。準備ミーティングと称して、ちょくちょく集まりワイワイガヤガヤやっている。

PTLの時も思ったが、昔見たいに一人旅にこだわると言うよりも、仲間と一緒に目標に向かって行くのは面白い。昔見たいに自分だけでなんとかするという若い時の意地みたいなものはなくなったのかもしれない。自分の好きなことをやっているうちに、価値観を共有できる仲間に出会い、そんな仲間と一緒にチャレンジできる喜び。ありがたい。

しっかりと準備して、無理をせず、仲間とともに楽しみたいと思う。

送信者 登山

高所順応テスト