月別アーカイブ: 2013年8月

PTLへ

去年の今ごろ、UTMB(ウルトラトレイルモンブラン)というレースにでた。数年来トレランをやっていて、1度は出てみたい憧れのレースだった。モンブランの周りをぐるっと1周、壮大な景色を見ながら限界まで走る。夢を見た日からいつの日かいつかモンブランの地に行くと決めていたけれど、思っていたよりもその日は早くやってきた。

去年は100マイルの予定が悪天候で100キロになってしまったけれど、この動画の10分20秒ぐらいからを見てもらえれば分かるようにガムシャラに走りゴールした。

距離もコースも変わり、満たされない気持ちはあったけれど、またいつの日かここに来て100マイルのコースを走ってみたいという気持ちで表彰式を眺めていました。そんな時、表彰会場で増田さんに声をかけられた。

「テラさん、来年もUTMB出るの?」

「抽選にあたったら、出たいですね」

「たぶん100マイルでも完走できるよね?」

「そうですね、走っていないのに完走できるというのはイマイチですが、たぶん完走できると思います」

「それってチャレンジじゃないよね」

「確かにワクワクは小さいですね」

「PTL出ようよ。300キロのチーム戦。」

「、、、面白そうですね!出ましょう」

当時はPTLの細かいことなんて、何にも知らなかったけど、聞いた瞬間に面白そうと思った。これは直感で。そして増田さんと300キロも一緒に走ったら面白いだろうなと。そして、もう1人のメンバー選びは慎重にやろうと話しをした。けれど、瞬間に2人の頭に浮かんだのは岡野さんだった。

あれから、エントリーをして、3人で飲んで、何度か走りに行って、先月は南アルプスに3日の山行。正直に言って、どうなるか分からない。でも、すごく楽しみだ。手が届きそうで、届かないところになんとかして、準備をして、練習を積み重ね、最後に想いでジャンプして辿り着く感じ。

憧れを掴みとると、また新しい夢が目の前にやってきて、僕をワクワクさせてくれる。

今年のシャモニーではどんな夢を見させてもらえるのか、想像するだけでゾクゾクします。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012

PTL情報 まとめ

現地時間8/20(火)に最新のコースが発表される予定のPTL。
ただ、時間もないので、準備しないといけない。

ということで、諸々情報のメモ。

◆リアルタイム位置情報?
ここのサイトからTEAM JAPONの位置が分かるはず。
http://www.nexxtep.fr/UTMB/EN/

◆PTLコースバーチャルツアー
http://www.nexxtep-online.net/GPSdataTracking_v4.2.1/Default.aspx?id=3f864933-1f30-4dc3-8a9b-9d8898e917cf

◆コース概要

送信者 記録

◆高低図

高低図と地名、制限時間まとめ
http://utmb.livetrail.net/parcours.php?course=ptl

送信者 記録

◆2万5千分の1の地図
http://www.ultratrailmb.com/documents/download_fiche_coureur/Parcours_PTL_2013_-_version_2013_01_18.pdf

◆詳細なコース案内(テキスト)
http://www.ultratrailmb.com/documents/download_fiche_coureur/GUIDE_PTL_EN_2013_05_23.pdf

◆特に気をつけるトレイル箇所
At the start in the limestone massifs of the Fiz and Aravis (particularly crossing the Cols Tré l’Epaule km 35 and Des Verts km 65)
When crossing the Col du Breuil km 155, to the Col Chavannes km 165, good navigational skills required
When crossing the Col du Bataillon d’Aoste km 200, delicate on the western face.

◆ライフベース(デポのポイント)
at Plan de Laar, km 90
at Morgex, km 195
at Champex, km 260

◆タイムチャート
http://www.ultratrailmb.com/page/96/Time_charts.html

◆エイド(山小屋)などのポイント

送信者 記録

◆往復の飛行機

【行き】
AY 74
Tokyo Narita Terminal: 2 Helsinki-Vantaa Terminal: 2
25AUG13 11:00 → 25AUG13 15:20

AY 2869
Helsinki-Vantaa Terminal: 2 Geneva Terminal: M
25AUG13 16:10 →  25AUG13 18:10

【帰り】
AY 2868
Geneva Terminal: M Helsinki-VantaaTerminal: 2
03SEP13 10:55 → 03SEP13 14:55

AY 73
Helsinki-Vantaa Terminal: 2 Tokyo Narita Terminal: 2
03SEP13 17:15 → 04SEP13 08:55

◆ジュネーブからシャモニー往復バス
予約済み?

◆宿
レジデンス オテリエール レ バルコン ドゥ サボイ (Résidence Hôtelière Les Balcons du Savoy)
http://jp.hotels.com/ho230200/rejidensu-oterieru-re-barukon-do-u-saboi-shamoni-monburan-furansu/
8/25-9/2まで予約済み

◆保険
 トレランはアイゼンとか使わず、危険な登山に該当しないので、普通の保険でOK(損保ジャパン加入済み)

◆買うもの
 ぬると温かくなる唐辛子クリーム
 
◆持ち物
 寄せ書きの日本国旗
 TEAM JAPON手ぬぐい

◆デポに置くもの

必須装備など

◆大会から支給されるもの
・ゼッケン
・GPSタグ
・マップ2.5万分の1
・コース説明文
・GPSのルートデータ
・40km、80km、165km、245km地点でエイド

◆【個人】必須装備
・1リットル以上の水
・ヘッドライト2つ、予備電池
・サバイバルブランケット(140*210cm)
・ホイッスル
・携帯電話
・速乾性Tシャツ
・長袖2枚
・フリース長袖
・レインウェア上下
・長ズボンorレギンス
・サングラス
・手袋
・帽子
・コンパス
・高度計
・ナイフ
・パスポート

◆共同必須装備
・GPS
・ログブック(行程記録するノート?)
・テント(超悪天候でも3人が入れるサイズと防水性)
・ファーストエイドキット

◆大会がお勧めする装備
・バナーとコッヘル
・ストック
・替えのウェア
・日焼け止め
・ワセリン
・細引き(ロープ)

◆個人的に必須装備
・歯ブラシ

北アルプス5日間縦走のGPSデータと写真

扇沢から針木岳、鹿島槍ヶ岳、白馬鎗温泉への縦走を5日間してきた。原始感覚美術祭からの続きで。とりあえずGPSデータと写真だけアップ。PTLに向けて5日ほど動いてテント生活というのに慣れるのとGPSの練習だった。

GPSは徐々に慣れてきて、とりあえず上手く使えたっぽい。しかし、PTLのマップの一部が取り込めない。。。ここはあと10日でなんとかしよう。ただ、こうやって新しいことして試行錯誤していると、物事の仕組みだとかが分かるし面白くのめり込む。GPS(GPSを使うってこと)って、具体的にどんなものかを知りつつあって面白いし、こういう経験をしておくことが結果的に物事との理解スピードとかに関わってくるんだなと思った。まさに遊びの経験を一度抽象化して仕事に当てはめている感じ。

そして、歩いたとレースをEverytrailにアップ。google mapでも良かったんだけど、1日ごとに表示が分割されてしまって解決方法が不明だったので。

Kashimayari


EveryTrail – Find hiking trails in California and beyond

送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
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送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
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送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走
送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走

原始感覚美術祭 2013 懐かしくないのに、懐かしい場所

原始感覚美術祭へと稲尾へ向かう。なんだか毎年の行事でこれがないと8月が始まらない。今年で4年目ぐらいだろうか?みんなは金曜から現地に行っており、僕は土曜に1人で特急あずさに乗って追いかけた。すると、電車と車が衝突して電車がストップ。予定よりも3時間ほど遅れて稲尾に。

送信者 art

この駅に辿り着くと、どこか懐かしさを感じる。幼少期に来たこともなく、自分にとって懐かしい場所ではない。しかし、どこか懐かしいという感覚が自分を包む。原風景のようなものなのだろうか。

何とも不思議な、懐かしくないのに、懐かしい場所。

送信者 art
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いつもの宿である、あたらし屋に到着すると植田さんや茂木さんなどなど、いつものメンバーがそれぞれ話したり、昼寝したり、料理をしたりしていた。各所に点在する作品を見に、ツリーハウスや火であぶって描く絵、湖に浮かぶ作品など、今年もいろいろな作品に触れた。

送信者 art
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そして、夕方になると毎年恒例になった無人の駅にみんなでぞろぞろと歩いていって電車を待つ。そして信濃大町へ。麻蔵で茂木さんの講演会。久しぶりに聞くけれど、だんだん聴き手に合わせて寄り添うトークスタイルになっていた気がした。って、偉そうですいません。。。

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印象に残っているのは、

「意識は流れて二度と戻ってこない。フローオブコンシャスネスほんの一部しか気づかないし、さらに一部しか記憶に残らない。記憶は流れていってしまうけど、それだとしても豊なんだ。豊かさという感情が包んでくれる。」

「ただ楽しそうというだけじゃなくて、この人は何かを掴んでいるという人物は魅力的」

といったあたり。こういう考えが茂木さんのベースを作っているから、茂木さんのことをカッコいいと思うし、信じられる存在なんだろう。そして、話しを聞いていて、「人間を理解しようとして、意識とか肉体とかに分割していくと、それぞれには人間の本質はなく、複雑に絡み合ったものや時間もふまえて、人間であるんだな。分けても意味がない。」そんな風に思った。

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講演も終わり、そこで飲み会。阿佐ヶ谷を旅立った本郷さんも来ていて、久しぶりにいろいろと話しをした。蓮沼さんともお互いいじり合う話し99%真面目な話し1%。電車で再び稲尾へ。宿での見直し、語り直し。今回の合宿は芸大&東工大の知っている仲間が80%以上で、10年前の上野公園を思い出すような感じだった。そして、ここが自分の原点でもあるなと。いろいろな人が集まり、夜な夜な真剣に語りながら、何かを感じ、何かがうまれてくる。去年、寺町君の笑顔を見て、信じられると思うようになったときいたり、哲学者の塩谷さんとはなぜか山の話しをしてみたり、お金の概念について話したり、金杉さんとはメディアについてや社会の捉え方を話して企みに加えて頂くことになったり。夜は更けていった。

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朝になると、いつものように佐々木さんがご飯をつくって下さっていて、食べ終わるとそれぞれ作品を見に。杉原さんのストーンサークルや本郷さんの写真などなど。1時ぐらいにみんな松本へ向かうということだったので、宿に戻った。電車を調べたら稲尾発が12:55だったので、一足先に信濃大町へ向かい北アルプス登山に向かった。同じ時期に、同じ場所に、仲間が集う。参加者は毎年異なっても、毎年来続けている仲間がいる。今年も本当にいい時間を過ごさせてもらって、これからも大切にしたい懐かしい場所。

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そうか、ファンを作ればいいのだ

先日のこと、カフェで黙々と作業をしていたら、隣の席にいい年なんだけど派手な服装をした女性が座って話していた。どうやら、ジャニーズかアイドルか分かんないけど、そんな人達のファンのようで、話をしていた。

アイドルの追っかけのようで、ライブとかの後に出待ちをしたりしているようだった。で、他の1部ファンにたいしてだけ、握手をしただの写真を撮ってあげた何だのと、そのアイドルの行動が不公平だったと話していた。

ファン全員にはできないし、アイドルのやった行為もわかるけど、でも私達からしたら寂しいよね、みたいな会話。

ふと、思う。人はファンになれば不満があっても、大好きなアイドルを心の底から悪くは思わない。
歌手のライブとかが盛り上がる理由は、来ている人の全員がステージのアイドルに対して肯定的なのだ。だから盛り上がる。敵がいないんだから。

これって、ビジネスでも一緒だなと。当たり前だけど、スティーブジョブズとか孫正義さんみたいな強烈な性格の経営者の下で働く社員は、社長のファンが多いのだ。だから、無理難題を言われて、かなり過酷な環境でも頑張って仕事をする。環境が悪くても、文句は言いつつ、最終的にはファンだから不満や問題は大きくならない。不満も受け入れる方向になるのだろう。

強烈な創業者や経営者がいなければ、会社という組織の理念や風土に対するファンを作る。そうすると、経営者のファンを作るという一時的なものではなく、永続的に続く仕組みになる。

こう書くと当たり前だけれど、改めて思うとしっくりくる。

自分もそんなふうにビジョンを示したり、そうやってファンを増やしていけるような働きかたができたらいいな。まあ、ファンを作ろうと思ってやるよりも、本当に自分自身が楽しんで、目指す世界を思い描いて、働いているのが重要なんだろうけど。

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