月別アーカイブ: 2013年7月

野生的でありたいか、人間的でありたいか。

「野生的でありたいか、人間的でありたいか。」

単語のレベルを「人間的」そろえるのであれば、「野生」という言葉を「動物」に替えた方が良いだろう。

「動物的でありたいか、人間的でありたいか。」

逆に、単語のレベルを「野生的」そろえるのであれば、「人間」という言葉を「文化」に替えた方が良いだろう。

「野生的でありたいか、文化的でありたいか。」

世の中には色々な考え方の人が60億人程いるけれど、この人々の思想の分岐は「野生的でありたいか、文化的でありたいか」ここにあると思った。

動物的でありたい人は、管理されることが嫌いで、自分の思いに従う人が多い。逆に人間的でありたい人は、そんなのいやだ動物的に野性的になるくらいなら死んだほうがまし。人間的なまま死にたいと。

そうかこの考え方が違ってたのか。最近まわりとの根本的な考え方の違いはここなのかと思う。

比較的、いろいろな国をぶらぶら旅して異なる文化や価値観を知った人や山や海など自然が好きな人は野性的で、同じような人間しかいない世界で生きてきてブランドバッグとか好きな人は文化的でありたい人が多いと思う。

人間的すなわち文化的すなわち論理的、資本主義的、ブランド志向、科学技術への絶対的信頼、社会のモノサシ。
動物的すなわち野性的すなわち感覚感情的、自然主義的、アミニズム、自分の価値観のモノサシ。

僕が、ここでいう「人間的」になりたいとはもう思うことはないと思う。しかし、大半の人は人間的でありたいのだ。ということは、なぜ多くの人が人間的でありたいと考えるのかを理解したい。そうすることによってお互いの理解が深まると思うから。

送信者 沖縄最北端と久高島

旅先三日目

野性的であること、ストイックであること
アニミズムと言う希望

おんたけ100マイル 初めてのレースリタイア

今年はおんたけ100マイルに初めて参加。去年100キロを14時間以内だったので100マイル参加資格があったので。しかし、100マイルの103キロ(第2関門)で制限時間オーバーでリタイア。しかし、その前に心が折れて、リタイアを決めてからは歩いていた。

リタイアってしゃくにさわる。情けなくて、悔しくて、ムカツク。リタイアを決めてから、コース場で僕を見た友達は、コースのど真ん中で立ち尽くしていたと話してた。そんな感じ。

ただ、なぜリタイアしたかを感情論抜きに考えてみる。そうしないと、次につながらないので。

【前提っぽいこと】
・100マイルは100キロを14時間以内に完走していると参加資格がある
 BUT、100キロは実際は95キロで14時間、100マイルの第2関門は103キロで15時間、ということは後半に遅くなることを考えても、100キロを12時間以内で完走できる実力がないと100マイルは完走できない。
・おんたけのコースはトレイルといっても、林道ばかりで斜度もゆるくほぼ走れる。すなわち、普通のトレラン大会と違い登りで歩いて休むことができない。本当に走り続けるロードの走力(ロードウルトラ)が必要。

【事前練習】
・ロードの練習はほとんどしていなく、おんたけのコースに対応した体ができていなかった。

【装備】
・雨が降る前提ではなかった。そのためメガネで走り、水滴&レンズのくもりで視界が最悪。コンタクトが良い
・デポに着替えの靴下やシャツを置き忘れた。
・レインウェアではなく、ウィンドブレーカーしか持っていなかった。
・眠気が襲ってきたが、カフェインジェルが3つと少なかった。10本ぐらいあったほうが良い。
・背中にボトルを刺すザックだったが、走り続けると腰にあたるので良くない。
・足下を照らすために、腹にヘッドライトを巻くべきだった。(手はストック2本で)

【レースのパワー配分】
・前半に登りで飛ばしすぎたため、後半で筋肉が使い物にならなかった。
・コースの詳細と制限時間を把握していなかったため、時間配分ができなかった。

【メンタル】
・PTLもあるし、無理はしない方がいいといいわけした。
・トレランの大会に慣れ、情熱の低下があった。
・完走率が低い(今年は26%)し、ダメでもしかたないという気持があった

【リタイア後の感情論】
・やっぱりリタイアは嫌だ。しゃくにさわる。
・後味が悪い。ああすれば良かったと後悔する。
・結局のところメンタルの強さ、安定感が勝負。
・辛いタイミングで、今、この瞬間をいかに乗り越えるか。

【もし、次に出るとしたら】
・ロードもしくは走れるトレイルのロング練習。これに尽きる。
・あとは、雨対策、暑さ対策、両方ともしっかりしておく。
・おんたけ(大滝村)周辺の天気予報は当てにならない。東京の天気とも前々別。
・エイドがしょぼいので食料は多めに持つ
・コンタクトが絶対よい!
・デポには充分な食料、着替えなどなど置いておく。
・コースの概要と制限時間などを頭に叩き込んでシミュレーションを完璧におこなっておく
・最後に、絶対完走すると言う強い意志をもって望む。

送信者 sports

OSJおんたけウルトラトレイル100
開催場所 長野県木曽郡王滝村
開催日 100マイル:2013年7月13日(土) PM8:00スタート
100km:2013年7月14日(日) AM0:00スタート
距離 100マイル/100km
募集定員 100マイル:100名
100km:800名
参加資格
●<100マイル> 過去の当大会(100km)を14時間以内で完走した選手
<100マイル>
第1関門 52km地点 8時間
第2関門 103km地点 15時間
第3関門 118km地点 18時間

インドネシアとシンガポールと愉快な仲間達

もう1ヶ月前になるが、6月の頭にインドネシアとシンガポールへ行ってきた。
インドネシアは初めて、シンガポールは10年ぶり3回目。

インドネシアの印象はこれから産業が発達する空気。
貧富の差はあれど、高層ビルが建ち並び、交通渋滞が激しい。
これからいろいろと整備されて発展した姿が目に浮かんだ。

現地の大学生に話しを聞くと、日本の漫画や歌手が好きだったり、スマホをみな持っていたり面白かったし、5%の華僑が95%の資産を持つと言う現実を華僑のビジネスマンや結婚式で目の当たりにした。6000万円の結婚式や数億のマンションを買うという現実。

送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013

一方でシンガポールでは、国という組織が果たす役割の大きさを感じた。どのような制度をつくり、どのような国を目指すのか。教育、企業税制、住宅や車の購入制度、移民や労働者の制度などなど。すべては理想とする国の姿に近づくために、積み上げられた制度。10年前と比べると高層ビルが増えて、エンターテイメント施設も増えていた。そして、投資家や日本から現地に本社を移した社長、グローバル企業のアジアヘッドクオーターなど面白く刺激に満ちた時間。さらに、研究者と現地で働くビジネスマンの友達2人と会ったこともいい時間にしてくれた。

インドネシアとシンガポールで国の現状やビジネスマンの方々とお会いして、働き方のスタイル、スタンスなどとても刺激を受けたし、自分も2年ぐらい海外で仕事してみたいと思った。

送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013
送信者 インドネシア&シンガポール2013

みなさん、とっても有意義で楽しい時間をありがとうございました!
本当に本当に面白くて、今でもあの時間を再び過ごしたいぐらい。

沖縄島巡りの日常 粟国島、渡嘉敷島

沖縄島巡りの日常 薮地島、浜比嘉島
http://teratown.com/blog/2013/06/16/aeiacaeiaeuiiuaiacceieaeaac/

友達に那覇まで送ってもらい、泊港へ。友達は仕事だが、仕事の前に高台の公園に行って町を眺める。海を眺める。こういうスタイルは、いいもんだ。

それから泊港へ行き、フェリーの時間を調べると粟国島行きがちょうど良かったので、これに乗ることに。青い空と青い海に包まれ、灼熱の太陽を浴びながらフェリーのデッキで潮風を浴びることがこの上なく好きだ。この瞬間が島旅をさらに楽しくしてくれる。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW
送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

GWの中日だったからか、観光客はほぼゼロ。港の前にある宿に泊まることにした。とても静かで、ゆったりとした島だった。とりあえず役場で地図をもらって、島を歩くことにした。何もない、静か。これにつきるが、きれいな海が独り占め。誰もいない白い砂浜はプライベートビート状態。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

さらに歩いて、島の外れの塩工場へ。長い竹が吊るされた建物は壁に穴があり、その竹をつたって落ちていく海水が蒸発して、濃度が濃くなった塩水が下にたまるという仕組み。その濃度が上がった塩水を熱して塩を作っていた。とても、面白く自然を活用した効率的な塩づくり。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

さらに歩いて、鍾乳洞へ。小さな島なのにかなり立派な鍾乳洞。暑い日だったのでひんやりして気持よかった。今まで見た鍾乳洞の中では一番のスケールだったかな。宿に戻って夕食を食べて、すぐに寝た。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

翌朝はフェリーが出るまで、海岸沿いで読書。海を眺めながらのんびり本を読む時間はとても貴重だ。フェリーで那覇に戻り泊まることに。那覇の波の上の緑地で夕陽を眺めてから、夕食を食べようと道を歩いていたら、ばったり東京の友達に会う。こんなところで会うとはビックリ。一緒にロブスターを食いに行った。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW
送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

翌日は朝イチで再びフェリーに乗り渡嘉敷島に。この島のビーチは到着港の反対側で、てくてく歩いて1時間以上かけて向かった。やることもなかったり、散歩にはよかった。かなり綺麗なビーチは多くの人でにぎわっていた。メインのビーチのすぐ脇に遊泳禁止のビーチがあったので行くと誰もいない。大きな石があったので、寝転がると俺の体にベストフィット。気持よくて爆睡していた。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW
送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

帰りのフェリーもあるので、てくてく歩いて戻った。再び那覇に戻り、泊港からバスで北谷方面に。海岸沿いの安いゲストハウスに泊まることにした。夕陽が西の海に沈みゆく。ああ、こんな夕陽を毎日眺めながら生きていけたらいいなと思いながら。友達が迎えに来てくれて、翌日のキャンプグッズを買って、おやすみ。

送信者 薮地、浜比嘉、粟国、渡嘉敷、伊江島2013GW

正しさは正解ではない

正しさは正解ではない
正しさはベストアンサー(best way)ではない

世の中が難しいのは、正しいことが正解じゃないことかもしれない。
そもそも、正しいことなんて存在しないのだが、ある程度存在しているんだと思う。

ただ、その正しさは自然の世界と現代社会で、それぞれの正しさをもっている気がする。

自然の世界では、生き延びて、生命を繋いでいくことが正解かもしれない。
現代社会では、法律、経済合理性、倫理あたりが、正しさの基準なんだろう。

自然の世界の正しさは、人という動物が元来もっている正しさに近いだろう。
一方で、現代社会の正しさは人間が作り上げた概念の正しさだ。

どちらの正しさに軸足を置いているかは人に寄って異なる。
さらに、現代社会の正しさは、法律、経済、倫理のどれを根底にもつかは人によって異なる。

とすると、ある軸の正しさを元に語っても、相手には全く伝わらないこともある。
それは、軸が異なるから。

もっといえば、現代社会の正しさは人間が作ったものであり、論理的なストーリーで成り立っている。
一方で、自然の世界の正しさは感覚で成り立っている。

例えば、感覚で捉える人に対して、論理で話しても何も伝わらない。
すべての人は感覚も論理も兼ね備えているが、その比重は人によって大きく異なる。

感情で考える人に、正論を論理的に話すと言うことは一番ムカつかせる。
反論できなく、感情で表すしかなくない状態に追い込むからだ。

まあ、いろいろ書いてみたが、人それぞれで正しさは正解ではないということなんだろう。

論理的に正しくても、相手が理解して、納得して、ハラオチして動かなければ意味が無い。

ゴールは論理的に正しいことではなく、成し遂げたいことを成し遂げれるか否か。
その過程は論理的に正しくないことが、ベストウェイかもしれない。

例えば話しの筋としては破綻していても、感情に訴えかけて相手が動いてくれれば、感情に訴えかけた方が正解だろう。

どんな手段であろうと、最終的な果実を得るためにやっているのだから。
自分みたいな、冷静に淡々と物事を捉えて解決していく人間には、馴染まないけれど世の中は人で動いていて、人は感情で動いているのだから、あたりまえっちゃ当たり前だ。

それを忘れないでおこう。

送信者 art