日別アーカイブ: 2013/5/27 月曜日

浮かんで揺れるやすらぎ

自分が無意識のうちにとった行動を後から意味付けしたくなる性格だ。

自分だけじゃなくて人一般の行動も。

プールのあとに風呂に入っていた。東京体育館の風呂は大きく、足を伸ばすとちょうど足が浴槽の縁に乗っかるぐらい。頭を倒し、足を投げ出して浴槽のふちに乗せる。すると、体はお湯のなかに浮きゆらゆら揺れる。

ふと、思った。いつもこうして風呂に入っているのはなぜか。お尻をお風呂の底につけて座って入ってもいいのに、何故かいつも浮かびゆらゆら揺れて風呂に入っていた。

こっちの方が心地よいのだろう。ためしに、座って入ったが、やはり解放されたやすらぎはない。固定されてしがらみにとらわれている気持ち。

そうか、ハンモックも、ダイビングも同じか。

お母さんのお腹のなかと同じと言ってしまうと簡単な結論に逃げている気がするが、浮かびゆらゆら揺れる心地よさは確かだ。大切にしたい感覚。動的平行じゃないけど、1/fゆらぎじゃないけど、なんだろうか、止まっていない適度なゆらぎは心地よいのだろう。電車の揺れが眠りやすいとかいうし、もう少し調べてみると面白そうだな。

送信者 八重山2008